メイクHOW TO
2023.10.26

「黒クマ」ができる原因とは?見分け方から改善方法まで

「黒クマ」ができる原因とは?まずは黒クマの見分け方からチェック!黒クマを改善するためのケア方法からクリニックで受けれる治療方法をご紹介します。上手にカバーするコンシーラーテクとともに。

黒クマとは?「見分け方&原因」

皮膚科専門医・emiスキンクリニック松濤 院長

中崎 恵美先生

黒クマができる「原因」

  • ゴルゴライン”によって生じる影。加齢によるたるみが原因。

「黒グマは、目頭から延びる、いわゆる“ゴルゴライン”によって生じる影。これは加齢によるたるみが原因です。眼窩脂肪によって目の下がふくらみ、かつ目の下と頬の段差が凹むことによって、影のように黒く見えてしまうのです。では、次に、それぞれのクマの見分け方をみていきましょう」(中崎先生・以下「」内同)

黒クマの「見分け方」

凹んでいる部分の下を上に持ち上たり、寝ている状態で上から鏡で目をみたときにクマが薄くなるようなら、黒グマの可能性があります。黒クマは“たるみ”なので、肌がたるまない状態にすると、なくなります」

「とはいえ、このチェック方法は、あくまでも“可能性”がわかるセルフチェック。色素沈着によるクマなどは見分け方が難しいので、美容皮膚科などの専門医でカウンセリングや診察を受けるのがベストでしょう」

黒クマを撃退する「3つの改善法」

【1】「レチノール」でふっくらと

銀座ケイスキンクリニック 院長

慶田朋子先生

「くまの中でも『黒ぐま』は加齢による脂肪萎縮が原因なので、セルフケアだと限界が。『美的』世代なら、再生医療系のPRP注入などの美容医療で十分に改善が見込めます」(慶田先生)

\黒ぐまはレチノールでふっくらと!/


【2】マッサージよりも「ツボ押し」ケアを

美容コーディネーター

弓気田 みずほさん


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「目周りは血流が滞ってこりやすい部位。強い力で手元を横に滑らせるのは肌への摩擦になるのでNG。ツボ押し程度なら問題ないので眉頭から眉尻、目頭から眼輪筋に沿って目尻へと優しく押し流したら、額やこめかみの筋肉も押しほぐして。目元がパッチリ&生き生きしますよ」(弓気田さん)

【How to】
(1)眉や目周りのツボを内→外に向かって押す

(2)額やこめかみを優しくほぐす


【3】アイケアコスメを使った「くま流し」

朝は、顔に水分が停滞してむくみやくまが目立ちがち。コスメを塗った後、流す1手間を加えることですっきり。目元のフォルムが整って、アイメイクが映える目元に。

【朝】米粒大

【How to】
(1)両指の腹にコスメを広げる
コスメを中指の腹にとってから、両手の中指同士を擦り合わせて指の腹全体(第1関節から上、指紋の部分すべて)に広げます。右手で右の目を、左手で左の目に塗ります。

(2)ワイパー塗り
目の真下に指の腹を沿わせ、ワイパーのように動かします。まずは目尻側へ。その次に目頭に向かって。最後に上まぶたを目頭側から目尻側に向かって流します。指の力でまぶたが動かないくらいの、ごくごく軽いタッチで。

(3)浸透させる
仕上げに、左右の3本指(人さし指・中指・薬指)を使って、先になじませたコスメを浸透させます。このときも力を加えずに、そっと指を置くイメージで。指を当てる位置を少しずつずらしながら、目周り全体を押さえます。

(4)目尻側はこめかみまで
目尻側に流すときは、こめかみまでさすり流して。深いシワの寄りやすい部位にくまなくコスメをなじませることができます。

(5)上まぶたも忘れずに
目を閉じて、上まぶたもくまなく指で押さえます。目頭や目尻キワなどくぼんだ部分ももれなく押さえて、塗り残しのないように。

(6)逆側の手で目尻を引き上げるように押さえて目の下にゆるみがない状態にしてから、3本の指で3秒ずつ、目の下全体をプッシュ。


クリニックで受けられる「3つの治療法」

【1】「コラーゲン治要」や「脱脂」

皮膚科専門医・emiスキンクリニック松濤 院長

中崎 恵美先生

「実は、黒グマはクマ悩みの中でもっとも多いのですが、加齢が原因ということもあり、なかなか“消える”というところまでは難しいのです。とはいえ、目元にハリを与えるため、エイジングケアに特化したコスメで進行をおだやかにさせることは可能だと考えられます。成分でいうと、コラーゲンやレチノールが配合されたものがよいでしょう。

クリニックでは、軽度の黒グマであれば、青グマ同様に凹み部分にコラーゲン製剤を注入して、目立たなくすることができます。また、黒グマの原因である眼窩脂肪を取り除く “脱脂”という処置もあります」(中崎先生)

【2】「レーザー治療」

医師

井上佐智子先生

「青くまは血行不全、茶くまは色素沈着、黒くまはたるみの影響です。青くまはいちばん対処しやすく、目を温めたり、日頃から運動をして体全体の巡りを良くすることで改善します。またスマホの凝視で目周りの筋肉が動かなくなることも血行不全の原因なので、意識的にまばたきを。茶くまや黒くまはレーザーで治療をしたり、たるみを改善することが大切。眼科や美容医療に頼るのが近道です」(井上先生)


【3】「照射系治療」

皮膚科専門医

慶田朋子先生

目の下の皮膚の伸びやたるみ、細かいシワによる陰影が気になったことはありませんか? 実はこれ、加齢変化で生じた目の下のコラーゲン線維の劣化が原因のたるみグマ(黒クマ)。眼窩内脂肪が突出することで生じる目の下の目袋も、たるみグマの仲間です。

「たるみグマは、たるんだ皮膚を引き締める照射系治療で改善することができます」と慶田先生。

「美的世代でしたら、針刺激による創傷治癒効果と高周波(RF)の熱効果を融合させたリフトアップ治療器『スカーレットS』を2〜3回照射するか、超音波を用いて緩んだ皮膚を強力に引き締める『ソノクイーン(アイシャドウ・スマイルHIFU)』を2回ほど照射するだけでも、満足できると思います」(慶田先生)

黒クマをカバーする「コンシーラーテク」

\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティストの輝・ナディアさん/

【How to】
「オレンジ系コンシーラーをくまの濃い部分になじませてから薄くパウダーをのせ、その後自分の肌に合った色のコンシーラーを線でのせてから指で広げ、再度パウダーを」(ナディアさん)

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