健康・ヘルスケア
2021.11.22
「元気なうんこ」を出すためにコーヒーやオリーブオイルを飲む…このレスキュー法ってOK?

元気なうんこを出すために試していること…これって本当に合っているのかな?率直な疑問に専門家がお答え!
元気なうんこを出すために…
美的読者のセルフレスキュー法、コレOK?
おなかをねじったり、マッサージしたり…(会社員・28歳)
○!
「即効性はなくても、習慣的に続けることで、便を量産しやすい腸に!」(ナースキュア代表 看護師・内視鏡検査技師/胃腸良子さん)
空きっ腹にコーヒーを飲むとなぜかたくさん出ます(フリーランス・37歳)
△!
「コーヒーに含まれるカフェインで腸が刺激され、便意が高まるという説も。ただし、飲みすぎや頼りすぎはNG」(京都府立医科大学 生体免疫栄養学 教授/内藤裕二先生)
オリーブオイルをスプーン1杯飲むようにしています(商社事務・33歳)
○!
「オリーブオイルに含まれる一価不飽和脂肪酸には、腸のぜん動運動を促す働きがあります。習慣的にとることで便の回数を増やせます」(内藤先生)
つらいときはすぐ薬に頼っています(Web制作・30歳)
×!
「日常的に市販の便秘薬に頼るクセがつくと、自分で出す力が低下します。食生活やライフスタイルの改善を試みて」(胃腸さん)

ナースキュア代表 看護師・内視鏡検査技師
胃腸良子さん
いちょうよしこ/15年間で延べ13,000人の胃腸を看てきた知識と経験を活かし、2015年11月起業。NRサプリメントアドバイザーの資格も取得。腸内フローラからのエイジングケアを指導している。
『美的』2021年9月号掲載
イラスト/スケラッコ 構成/つつみゆかり、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ないとうゆうじ/医学博士。消化器内科専門医として診療に当たる一方、最新医学に精通。消化器病学や消化器内視鏡学、生活習慣病のほか、腸内フローラや脳腸相関についても長年研究を続けている。