日本産科産婦人科学会専門医。金沢医科大学卒業。クリニックは、医師をはじめ全て女性スタッフで構成されており、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS) などの治療も積極的に行っている。女性ホルモンに影響され様々な不調や悩みを抱える女性の生き生きとした生活を応援しています。
健康・ヘルスケア
2020.6.18
産後は肌がツルツルになるってホント?真相を婦人科医の福山先生に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
A:半分ホント、半分ウソ
「妊娠中は、妊娠を維持するためのプロゲステロンの分泌量が増えます。プロゲステロンには皮脂の分泌を促す作用があるため、ニキビや肌荒れなどの皮膚トラブルが起こりやすくなってしまうのです。しかし、出産を終えるとプロゲステロンは減少するので、ニキビや肌荒れが治まり、お肌がツルツルになったと感じる人もいるかもしれません。とはいえ、実際には産後は授乳による寝不足などでお肌が不安定になってしまう傾向の人もいるように思います」(福山医師・以下「」内同)
シミや寝不足による肌トラブルも…
「ニキビや肌荒れだけでなく、妊娠中はホルモンの増加によってシミや肝斑が増えたり、濃くなってしまうことがあります。また、産後には寝不足やストレスが原因の肌トラブルも多いですね」
肌トラブルは皮膚科医に相談を
「赤ちゃんに影響があるかもと思って、肌あれが気になっていても何もできないと不安に思っている人も多いかもしrません。クリニックでは、塗り薬だけでなく、授乳中でも服用できる飲み薬も処方できます。肌トラブルがある場合には皮膚科を受診してみて。また、シミや肝斑は、出産すればレーザーや光治療を受けることができますよ」
福山 千代子
アヴェニューウィメンズクリニック 院長
文/木土さや
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