健康・ヘルスケア
2020.1.29

歯のホワイトニングの方法には種類があるってホント?真相を歯科医に直撃【美容の常識ウソ?ホント】

A:ホント

「ホワイトニングの方法は大きく分けて3つあります。まずは歯科や審美歯科で受けるホワイトニングで、総称してオフィスホワイトニングとも呼ばれています。薬剤を塗ってライトやレーザーを当てて歯を白くしていくのがベーシックな方法で、治療後の着色汚れを防ぐために、自宅で薬剤を塗ってマウスピースをはめていただくホームケアを同時におこなうことも。人によっては、予約が取りづらく診療時間内に通えない、費用が高いといったデメリットを感じる方もいらっしゃいますが、医療用の薬剤や機材を使っているだけあって一度でも高い効果が望めたり、歯のクリーニングや虫歯治療も並行して受けられるなど他にはない大きなメリットがあります。ちなみに、当クリニックはライト等は使用していないホワイトイングをおこなっています。

ふたつ目は、歯を白くすると謳われているホワイトニンググッズを使って自宅ケアをする方法。薬局や通販で購入でき、空いた時間で手軽にできるため忙しい方に人気ですね。しかし、セルフでおこなうと細かい部分にまで手が届かず歯の白さにムラができてしまったり、歯や口腔内を不用意に傷つけてしまう可能性が高いというデメリットがあります。とくに、漂白作用が高いと言われる海外製のグッズには要注意。欧米人の歯に合わせて作られた製品は日本人にとって刺激が強すぎる場合が多く、歯にしみて痛い、歯茎が炎症を起こすといったリスクを伴うのでオススメはできません。

3つ目は、セルフホワイトニングサロンに通う方法。薬剤を歯に塗ってLEDライトを当てるというホワイトニングをセルフでおこないます。比較的安価で通うことができ、施術も短時間で終了するためエステ感覚で通う女性が多いですね。デメリットは、歯医者で使用している薬剤や機材を扱えないため大きな効果は期待できないことと、医療従事者がいないため歯の健康状態をチェックできないこと。また自宅ケアでもあげたように、セルフでは均一に薬剤が塗布できずムラになってしまう可能性も高いと思います。

歯の状態や理想の仕上がりに合わせて効果的なホワイトニングを提案できるという意味でも、歯のスペシャリストがいる歯科や審美歯科で受けることをオススメします」(石井先生・以下「」内同)

 

一般歯科と審美歯科で受けられるホワイトニングの違い

今やコンビニよりも多いと言われるデンタルクリニック。診療科目に記載されているのが一般歯科審美歯科では、受けられるホワイトニング治療に何か違いはあるのでしょうか? 

「歯列矯正やホワイトニングなどの自費治療を導入しているかどうかは各クリニックによって変わってくるとは思いますが、歯の治療やクリーニングを保険診療のもとおこなうという点は一般歯科も審美歯科も同じです。

大きな違いは、取り扱っている材料の質。一般歯科は国が指定したもの=保険適用の材料しか使えないため治療方法や仕上がりが限られますが、審美歯科は歯科医が厳選したものも取り扱うことができ、『自然な見た目に仕上げたい』、『目立たない詰め物にしたい』など患者様の希望に沿ってパーソナルな治療を提案することができるのです。

ホワイトニングも多種多様な材料と治療法を揃えているので、理想の仕上がりや治療期間に応じたプランを提案できるのが特徴ですね。自分好みのホワイトニングを求めるのならば、審美歯科に相談するのが良いと思います」

 

オススメのホワイトニングは『オンリー 3デイズ』

「代表的なレーザーホワイトニングは歯の表面から神経や血管にまで熱が伝わり、痛みを感じるというダウンタイムがあります。熱が収まるまでホワイトニングを再開できず、短い期間で歯を白くしたいという方はなかなか満足できない点も……

そこで、当クリニックではレーザーを使わないホワイトニングの『オンリー 3デイズ』をオススメしています。歯のクリーニングをおこなってからホワイトニングジェルを塗って洗い流すことで、歯に刺激を与えることなく、一度でも十分な効果を実感できるのがポイントです。

もともと歯がしみやすく痛みを感じやすい方にはジェルを塗る時間を短くしたり、歯の表面を専用の薬液で保護して刺激を抑えるなど、なるべく負担をかけないように調整することもできますよ。

また、このメニューはおよそ30分程度で終了し、ダウンタイムもなく3日連続で受けることができるため、結婚式を控えた女性や仕事の合間に受けたいという方にもご好評いただいています。時間がかからず痛くないホワイトニングを探している……という方は、ぜひ『オンリー 3デイズ』を受けてみてください」

 

『ホワイトホワイト』恵比寿本店 院長

『ホワイトホワイト』恵比寿本店の院長であり、口もと美容スペシャリストとしても活躍。女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評が。著書『美しい口もと(ワニブックス出版)』では簡単にできる口もとエクササイズやオーラルケアを紹介している。 ■ オフィシャルブログ

取材・文/井上ハナエ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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