健康・ヘルスケア
2019.11.17

あごが痛い、口が開かない、音がなる…etc.あごトラブルはどうしておきるの?|『美的』世代に多い「あご悩み」

美的クラブにアンケートを実施したところ、112人中106人がなんらかのあごトラブルを感じていると判明。あごが痛い、口が開きにくい、音がするなどの症状はどうして起きるのか、あごトラブルについて日本大学 歯学部准教授 高津匡樹先生にお話を伺いました。

あごの痛みや音、口が開かないというトラブルが起きるのはどうして?

A. あご周りの筋肉のこりや関節のクッションのずれが関係

 

筋肉に起きるトラブルの場合

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筋肉のこわばりや緊張が続く

血流が悪くなり痛みを伝える神経が敏感になる

頭やあご、首の筋肉が痛くなる

 

「あご周りの筋肉がこっていると、 口を開けたときに痛みが起こりやすいんです」と高津先生。
咬筋と側頭筋、胸鎖乳突筋(上図参照)の辺りを押してみて、筋肉に痛みがあればこりが原因の可能性大。

「筋肉がこり固まる と、口を開けたときに筋肉が無理に伸ばされて強い痛みを感じ、開けにくくなります。関節に炎症がある場合も、関節が動くと痛むので開けにくくなることがあります」

また、顎関節でクッションの役割を果たす関節円板がずれると、口を開けたときに音がする原因に。さらに進行すると、口が開かなくなったり、関節が変形することもあるそう。

 

関節に起きるトラブルの場合

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↓顎関節の正常な状態↓
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下顎頭は、回転しながら下顎窩のくぼみから前方に滑りだすことで、口を大きく開けることができる。このとき、関節円盤も下顎頭と一緒に前方に移動する。

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口を閉じているときは、下顎の上端にある下顎頭が下顎窩のくぼみに収まっている状態。下顎頭と下顎窩の間にはクッションの役割をする関節円盤がある。

↓顎関節症になると↓
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ずれた関節円盤が邪魔になり、下顎頭が前に動けなくなると、口が開かなくなる。この関節円盤が常にずれた状態が続くと、関節の変形がおこる。

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顎関節症になると、関節円盤がずれた状態になることが多い。口を開けて下顎頭が前方に滑り出して、下顎頭が関節円盤の下に滑り込む際に音がする。

 

教えてくれたのは…
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日本大学 歯学部准教授 高津匡樹先生
たかつ・まさき/1993年、東北大学歯学部卒業後、東北大学大学病院を経て現職へ。日本大学歯学部付属歯科病院顎関節症科を担当。日本顎関節学会所属。著書に『顎関節症診療ハンドブック』(メディア)がある。

 

『美的』12月号掲載
イラスト/Nobby、川野郁代 構成/青山貴子

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