健康・ヘルスケア
2017.3.23

新生活への不安…ヨガ講師オススメ「心を元気にする方法」3つ

ヨガではよく、“今ここにある瞬間がすべて”という言葉が使われます。今の自分自身に意識を向けることで、心の落ち着きをもたらしてくれるのです。しかし、日々忙しく過ごしている方にとって、“今を意識して過ごす”ことは難しいですよね。ストレスに押しつぶされそうになったり、本来の自分を見失ってしまったり……。

特に春は新しい環境に身を投じ、不安や戸惑い、ストレスを抱えている方も多い季節です。

そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が実践している自分らしさを保つための方法を3つ紹介していきたいと思います。

 

■1:お香で別空間をつくる

香りは、心や体に影響を与えるといわれています。その理由は、香りは自律神経系や内分泌系、免疫系などを調整する脳を刺激するためです。心や体が疲れたら、普段の生活に香りを取り入れてみましょう。

香水のように自分の好きな香りで体を香らせるのもいいのですが、オススメは優しい香りが広がる“お香”を自宅で焚くこと。

日本では、室町時代に『香十徳』という“香”がもたらす効果を説いた詩文が広まりました。そのなかには、多忙時にも心を和ます、孤独を癒やす、心身を浄化するなどが書かれています。

香を焚いて照明を落とし、いつもとは違った別空間で心身をリラックスさせてみてください。

 

■2:片鼻呼吸「ナーディ・ショーダナ」を取り入れる

ヨガの呼吸法の一つには、“ナーディ・ショーダナ”という片鼻ずつ交互に呼吸を繰り返すものがあります。酸素をバランスよく取り入れることで、自律神経が整いリラックスできるといわれている呼吸法です。

緊張状態やイライラした心を静める効果に期待されるので、ぜひ試してみてください。

【ナーディ・ショーダナ・プロセス】

(1)右手の人差し指と中指を軽く曲げ、手のひらを自分の方に向ける

(2)親指で右の小鼻を押さえ、左の鼻から息を吸う

(3)薬指で左の小鼻を押さえ、右の鼻から息を吐く

(4)そのまま右の鼻から息を吸い、親指で右の小鼻を押さえ、左の鼻から息を吐く

心身共に心地よく感じるまで繰り返しましょう。

 

■3:背部を刺激するヨガポーズを取る

ヨガの“背中を伸ばすポーズ”には、背部を伸ばしたり、ねじったりしながら呼吸を繰り返すことで心身を緩ませ落ち着ける効果があるといわれています。加えて、頭を低く下げることで、神経を静める効果にも期待できるとされています。

【背中を伸ばすポーズ・プロセス】

(1)床に座わり、両足を揃えて前に伸ばす

(2)息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら股関節から上体を前に倒していく

伸びがツライ方は、ひざを曲げてもOKです。ポーズに入ったら鼻呼吸を繰り返します。

 

試してみたいものはありましたか? 忙しいときほど数分でもいいので、自分と向き合うような時間をつくってみてはいかがでしょうか。

 

初出:美レンジャー  ライター:高木沙織

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事