更年期に備えて今からできることは？「更年期ドック」で自分の体を知ろう！【わたしにもできるフェムテックBeauty_番外編】

更年期とは、一般に閉経前後の10年間のことを指し、誰にでも訪れるもの。この時期は女性ホルモン（特にエストロゲン）の分泌量が急激に減少することで、体や心にさまざまな不調が起こりやすくなります。それがいわゆる「更年期症状」。でも、更年期症状は、必ずしもすべての更年期の人に起こるわけではなく、また、更年期よりも若い世代に起こる場合もあります（プレ更年期）。実際、何かしら不調が起こっていても、それが更年期症状なのかの判断も難しいところ。色々な症状がある中で、どの病院（何科）に相談したらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そんな中、「クレアージュ東京レディースドッククリニック」（東京・有楽町）では、3月4日（月）より、更年期症状や更年期に高まる健康リスクをチェックできる「更年期ドック」を開始。総院長の浜中聡子先生に、更年期症状についてや、更年期ドックの中身について伺いました。

◆更年期症状はなぜ起こる？

「女性ホルモンの分泌量は、27〜28歳をピークに徐々に減少し始め、40代から50代の閉経に向かって急激に減少します。この激しいホルモン変動が、更年期症状が起こるいちばんの要因だとされています。また精神的・心理的な不調も、更年期だけでなく、思春期、生理前、産後など、女性ホルモンの変化が激しい時期に出やすいものです。そのほか、完璧主義など性格的な要因だったり、家族や職場など人間関係のストレスも一因です」（浜中先生）

◆更年期症状にはどんなものがある？

「ほてりや発汗、のぼせなど、ホットフラッシュと呼ばれる症状だけでなく、肩こり、頭痛、めまい、動悸、イライラ、抑うつ気分、食欲不振、皮膚の乾燥感など…、更年期の症状はさまざまで、人それぞれ！　一方で、こういった不調が出たから更年期症状だというわけでもありません。もしかすると何か病気が隠れている可能性も。30代にも多い甲状腺異常は更年期の症状に似た体調不良や疲労感を引き起こします」（浜中先生）

◆更年期症状は治療できる？

「更年期症状は治療できるので、我慢しないでほしいです。その方の症状によって、受診すべき病院や治療法は違います。例えば、ホットフラッシュなら婦人科でホルモン補充療法だったり、めまいならまず耳鼻科、頭痛なら頭痛外来での薬物療法など…。自分に合う方法を専門医と一緒に見つけていくことが大切です」（浜中先生）

「更年期ドック」で更年期症状や今後の健康リスクをチェックできる

「更年期ドックでは、女性ホルモン検査だけでなく、甲状腺機能をはじめとした更年期症状と間違えやすい病気も検査し、更年期状態かどうかを調べることができます。また、心・血管疾患やコレステロールや中性脂肪の増加、骨量の減少など、更年期に高まる健康リスクの現状チェックも。治療が必要な場合は、まずどの科を受診すべきかの指針になります」（浜中先生）

プレ更年期が気になる編集Iが「更年期ドック」を体験してみました！

現在32歳の編集Iが「更年期ドック」をお試し。心も体も健康が自慢のIですが、結果はいかに･･･？　院内の雰囲気や更年期ドックの様子、結果までレポートします！

１WEB問診と更年期問診シートに記入

事前に送られてくる書類の案内に沿って、WEB問診と更年期問診シートに記入。更年期問診シートでは、更年期症状が点数化されて出るため、受診前からセルフチェックができます！

２クレアージュ東京レディースドッククリニックで受診

女性専用の人間ドック、健診施設のクレアージュ東京レディースドッククリニックで受診します。おしゃれで清潔感あふれる院内だから、待ち時間も快適♩

更年期ドックで受けられる検査項目は、

・甲状腺ホルモン

・膠原病

・鉄代謝

・女性ホルモン

・子宮頸部細胞診

・経膣超音波検査

・婦人科診察

・骨密度

・骨代謝マーカー

の9項目。甲状腺機能をはじめとした更年期症状と間違えやすい病気の有無や、骨密度など更年期に高まる健康リスクなど、全身の健康状態を調べられる検査が含まれています。また、子宮の超音波検査など普段婦人科に行かなければ受けられない検査も入っているのが魅力的！　有料オプションでマンモグラフィなどの乳房検査も受けることができます。