自分のチャーミングポイントを知る方法|美容家・深澤亜季のルンルン ビューティ【vol.4】
あなたのチャーミングポイントは?知れば自信が高まりもっとルンルン♪
チャーミングポイントとコンプレックスは実は紙一重
自分のチャーミングポイントを知るには、どうしたらいいでしょう?
「ひとことで言うなら、 人とは違うところがあなたのチャーミングポイント です。目が大きいor切れ長、輪郭がシャープorふっくらたまご型……etc. 実は、人と違うところって、往々にしてコンプレックスとして捉えやすいところでもあります。私自身もそうでした。大学生くらいまで、大きくピンと立っている耳が本当にイヤで、初対面の方にもよく『変わった形の耳!』といじられることが多く、耳を隠すような髪型ばかりしていました。けれど大人になるにつれ、 人と違う耳は私のチャームポイントかも…、とも思えてきたのです 。知人に、人相学では立っている耳は「前向きの情報ばかりが入ってくるラッキー体質」と言われたり、とある著名なヘア&メイクアップアーティストさんが女優さんをメイクするときに「グラマラスにドレスアップするときは耳が立っていた方が映える」と耳たぶの後ろにこっそり紙の塊を仕込むというエピソードを聞いたこともあります。学生時代に付き合っていた彼から『耳が立っているのがかわいい。隠さないで見せたらいいのに』と言われたことも大きかったですね。
コンプレックスは、不思議なもので隠そうすると、逆に目立ってネガティブなものに捉えられますが、 思いきって出してみると、途端にポジティブなものに変わり、チャームポイントに! 今は撮影などで私は、髪型は耳を見せるスタイルで、と言われることが定番で、髪の毛をおろしていると私だと気づかれないことさえあります(笑)」
世界を魅了した絶世の美女オードリー・ヘプバーン。デビューのときに、細眉にした方が良いと命じられるも、太眉は自分のチャームポイントだからと決してゆずらず、後にそれが彼女らしい美をつくる要素となったというお話も。
コンプレックスをチャーミングポイントに変えるHow toがあります!
でもコンプレックスって根深くて、そこを好きになるのはなかなか難しい…とも思うのですが?
「コンプレックスは、実はキレイへのパワフルな原動力になります! まず、自分がコンプレックスに感じていることを明確に捉え、それに対して必ず良いポイントがあるので、それを2、3個考えてみましょう。例えば… 『肩幅が広い → それによって小顔に見える、メリハリのあるスタイル(とくにウエストがキュっ!)に見える』『肌の色が濃い → UVダメージを受けにくいので、正しいケアを続けることで実年齢以上の美肌になれる、ヘルシーメイクや艶やかなスタイリングが似合う』 …といったように、本人がコンプレックスだと感じていることも、捉え方を変えてみると必ず良い面(=ルンルンポイント)があります。そこにフォーカスを当てるのです」
なるほど。自分のコンプレックスをネガティブに捉えるのではなく、長所や魅力へと言い換えてみるのですね。
「そのときに、 紙に書き出したり、スマホにメモしたりと、実際に手を動かすのがおすすめ です。どうしても自分で良い面が思いつかないというときは、口に出して、周囲に話してみるのもおすすめです。すると、自分では思いもよらない良い面や、逆に人からは魅力に見えることも! そういった発見とアクションは、コンプレックスを捉え直すきっかけになり、自分のチャーミングポイントを知る手がかりとなるはずです」
自分の魅力がわかると、そこを伸ばすようなお手入れをしようとか、引き立てるようなファッションやメイクをしようといった感じに、行動も変わってきそう。
「そうです! 自分の理想の肌の状態がわかれば、それに応じたスキンケアができますよね。たとえばキメが細かくて乾燥しやすい繊細な肌の人は、その繊細さを磨き上げて〝つるんとなめらかなむき卵のような肌〟だったり、〝桃のように柔らかそうなふんわり肌〟を手に入れることができます。一方で、どちらかというとオイリーだったり、厚みのある肌だったら〝なめし革のようにツヤのある、ハリに満ちた弾力肌〟になれる可能性を秘めています。 生まれもった自分の個性を知って、それに合うお手入れをしていくだけで、あなたらしい美しさが輝き出すのです 」
肌にたとえると、とてもわかりやすいですね。
「自分のこういうところはイイな、と思えるルンルンポイントを積み重ねて磨いていくと、『私のチャームポイントはコレ!』というのが明確に見えてきますよ。しかも、ルンルンが増えていくにつれ、コンプレックスだと感じていたことがいつの間にかそれも自分の魅力や個性だと捉えられたりもします。 『ルンルンを増やすと、イヤイヤが減っていく』 。これは長年ルン活をしてきた私が身をもって体感している、ルンルン♪な法則です」
深澤さんのチャーミングポイントを磨くための愛用アイテム
寝る前は、大好きな読書とボディケア。本は、尊敬する美女たちのお話が詰まったものなど。コンプレックスの克服や、チャームポイントや自分らしいキレイの磨き方など、マインドビューティーに効果絶大♪ ボディケアは、(写真左奥)保湿と香りで心地良い眠りにつける、お気に入りのコスメデコルテ キモノ ユイ パフュームド ボディローション。(写真左手前)身体とお顔にも使えるこちらは、寝る直前に乾燥が気になる時に活躍。ゲラン アベイユ ロイヤル オイル イン シカバーム。
ルンルン・ビューティ格言 vol.4
自分のイイところを書き出してみよう。
まずは3つ知ることができればチャーミングポイントが見えてくる
写真/深澤亜季 構成/もりたじゅんこ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
FUKASAWA AKI 1977年生まれ。女性は自分に合った正しい美容法を行えば、年齢に関係なく誰でも必ずキレイになれる、をモットーに美容情報を発信。また、誰もが自分らしいキレイと幸福感が高まる、独自のメソッド“ルンルンビューティー”を提唱。ビューティーは、キレイになるのがゴールではなく、人生に LOVE、POWER、CHANCE、MEET をもたらし輝かせてくれる、がセオリー。
Instagram:aki_fukasawa