レタスよりアーモンドのほうが食物繊維豊富ってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「ナッツと豆」について。レタスよりアーモンドのほうが食物繊維豊富ってホント? 株式会社ミツヤで管理栄養士をしている二瀬さんにお話を伺いました。
Q:レタスよりアーモンドのほうが食物繊維豊富ってホント?
「日本人の多くは食物繊維が不足気味」と言われていて「食物繊維をたくさん摂ろう」というフレーズをよく耳にします。食物繊維を効率的に摂取できるのは植物性の食べ物ですが、中でもナッツや豆類は食物繊維が豊富だそう。葉物のレタスよりアーモンドのほうが食物繊維豊富ってホント? 株式会社ミツヤの管理栄養士、二瀬唯さんに聞いてみました。
A:ホント
「100gあたりの食物繊維総量を比べてみるとアーモンドは約11g、レタスは1.1gです(※1)」(ニ瀬唯さん・以下「」内同)
※1 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
1日に摂取するべき食物繊維の量は?
「成人が目標とすべき1日の食物繊維の摂取量は、男性は21g以上、女性は18g以上と言われています。(※2)
これに対して、私たちの平均摂取量は1日あたり14g前後と推定されていますから、プラス3〜4gを目標に積極的に摂取することが進められている栄養素です(※3)」
※2 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
※3 厚生労働省 食物繊維の必要性と健康 e-ヘルスネット
食物繊維のはたらきとは
「食物繊維の主なはたらきはお腹の調子を整えることです。水溶性食物繊維・不溶性食物繊維ともに便の排出を促す作用があり、腸内環境の改善に役立ちます。
そのほかにも糖質の吸収を抑え、体内の有害物質を吸着する作用もあります。直接的な活動エネルギーになるものではありませんが、体の健康維持には欠かせない成分です」
ナッツ類は栄養素が豊富!
「ナッツは、体によい良質な植物性脂肪酸に富み、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の重要な供給源です。
例えばアーモンドには、ビタミンE、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、不飽和脂肪酸、たんぱく質、食物繊維など10種類以上の栄養素が含まれています」
アーモンドはニキビや吹き出物の原因になる?
「アーモンドなどナッツ類は高脂質な食べ物ですが、ナッツが直接的な理由でお肌に悪い影響を与えることは考えにくいと言われています。
原因として考えられるのは、味付け部分の塩分や油分を過剰に摂取することが挙げられます。さらに、保存状態が悪いナッツは酸化してしまうこともあるため、それによって胃や腸内環境が悪くなり、肌荒れを起こしてしまう要因になると考えられています。
そのため、気になる場合は、なるべく加工されていない無塩や素焼きのもの、酸化しにくい個包装のものを選ぶのがおすすめです」
おすすめのナッツ
7daysアーモンド ¥702[28g×7 パック(196g)]/ミツヤ
栄養機能食品(ビタミンE)、食塩・植物油不使用。個包装タイプで1日分が1袋(28g)になっており、気軽に食べられて、食べ過ぎも予防。また、1袋で食物繊維3.3g摂取することができます。
文/土屋美緒
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
「ひとつぶに、驚きを。」をスローガンに豆・ナッツの製造販売を行うミツヤの研究所において商品の研究に従事。
いろいろな情報が飛び交う中で正しい情報を知り、自分の周りの大切な人に健康でいてほしいという思いから管理栄養士の資格を取得。
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