睡眠環境を整える除湿シート『nishikawa ドライウェルFX』って?|ヒットのヒント File.05

話題の“美”アイテムから、キレイの今を読み解きます。プロフェッショナルに直撃する本誌連載「ヒットのヒント」、『美的』9月号では累計出荷枚数103万枚の除湿シート「nishikawa ドライウェルFX」の秘密に迫ります。
File 05 nishikawa ドライウェルFX
敷き布団の下に敷くだけで、こもりがちな湿気をしっかり吸収し、最大32%湿度を抑えます
特殊繊維&独自製法で軽く、洗っても吸湿力が続く仕様に
今、寝具では異例のメガヒットアイテムがあります。それが老舗寝具メーカー開発の除湿シートです。そもそも人はひと晩にコップ約1杯の寝汗をかきます。その水分は敷き布団やマットレス内にたまり、寝苦しく入眠を妨げる上、カビの繁殖や寝具の劣化につながります。
ジメッとする梅雨や蒸し暑い夏だけでなく、加湿器を使う冬も室内湿度が高まります。そのため、寝具の湿気対策は通年必要。そこで役立つのが除湿シートです。
「敷き布団やマットレスの下に敷くことで湿気を吸収し、睡眠に適した寝具環境へと導きます」とnishikawaの商品担当、田中元喜さん。
その手軽さが好評を得て、2019年1月〜’25年5月までの累計出荷枚数は、なんと103万枚超え!
取引先からも「頻繁に買い替えられないマットレスを長く快適に使いたいお客様に好評」「年間を通して安定した人気を集めている」と大反響。「実験でマットレスと床の間に除湿シートを敷いて熱と湿気を与え、床面の湿度変化を測定しました。すると除湿シートがある場合とない場合で最大32%もの湿度に差が出たのです」と実力を証明。
’24年8月には、最新モデル『ドライウェルFX』が発売に。「吸湿力が低下しないものが欲しい」「湿気を吸うと重い」「干すだけでなく洗濯したい」など、お客様の声に耳を傾け、ブラッシュアップしたタイプです。
「ドライウェルFXは、綿に特殊な高吸放湿繊維モイスファインⓇを用いて、高い吸湿性を実現しました。しかも何回洗濯しても吸湿力は変わりません。また、樹脂や接着剤を使用せず、綿を上下から編み込む独自のフレックスニットⓇ製法を採用。従来品に比べ、約40%の軽量化に成功しました。柔らかく、けば立ちしにくいのも特徴です」
敷き布団の中央に寝ると想定し、その部分を集中的に除湿できるように幅70×縦150cm程に改良。コンパクトになったことで洗濯機で洗いやすく、室内干しもしやすくなりました。もちろん洗ってもアンモニア臭抑制など衛生機能はそのままです。
睡眠の質に大きく関わる寝具。毎日布団を干したり、布団乾燥機を使うのが難しい現代、除湿シートという新たな味方の出現です。
累計出荷枚数103万枚の除湿シート。睡眠環境を整える隠れ立て役者!
パワフルに湿気を吸収するシート。従来品よりも約40%軽くなり、折り畳んで収納できる仕様に。約70×150㎝サイズで丸洗いもでき、干すのもスムース。消臭、防カビ、抗菌機能つき。吸湿センサーが干すタイミングをお知らせ。
nishikawa ドライウェルFX ¥9,900
寝具メーカー勤務の私ですら湿気ケアは週末にしかできません。厚いマットレスは寝心地が良い一方、持ち上げるのはひと苦労です。だからこそ敷いておくだけの除湿シートは、私自身も重宝しています。
nishikawa スリープマスター森 優奈さん
年間使用を目指し、製造方法を刷新し、ハイスペックな機能とメンテナンスのしやすさを実現した自信作です。ユーザーの隠れたストレスを解決する商品作りが評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。
nishikawa デザイン担当海野友希さん
優れた吸湿力をもつ高吸放湿繊維を使用
ウールの3倍、コットンの5倍以上の吸放湿性をもつ繊維モイスファインⓇ を採用。強力な吸湿力が長く続く。
『美的』2025年9月号掲載
撮影/吉田健一 イラスト/吉岡香織 構成/金子由佳、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。