太陽礼拝は朝やるポーズ? ニーマル先生に聞いてみよう!
『美的』本誌でヨガ・アーユルヴェーダの連載をされていた、ニーマル・ラージ・ギャワリ先生は、現在も小学館ヨガ部の講師として、またミッドタウンのパークヨガや、ご自身のヨガスタジオで活躍中。
サンスクリット語を日常会話で使う生活をしていたニーマル先生はネパール人。「インドじゃないの?」というのが、最初の素朴な疑問でした。国というより、ヨガはヒンドゥーワールドのもの。ヒンドゥー教徒の割合で考えると、インドよりネパールのほうが高いそうです。
ヨガには様々なアサナ(ポーズ)があります。流派によって、先生によってかなり違いがみられますが、特徴的に違うのが太陽礼拝。いくつかのポーズのシークエンスで構成されますが、ポーズの違い、またシークエンスや長さにも違いがあるのは何故なんだろうと、かねてより疑問に思っていました。
そして、太陽なだけに朝やるのが本当なの?とも。
ニーマル先生のヨガは、ベーシックを極めたようなヨガ。太陽礼拝とはそもそもなんなのか、教えていただきました。解説とともにニーマルヨガ・バージョンをご紹介しましょう。
そもそも文化的には、朝、川で沐浴した後、上ってくる太陽を見ながら敬意を表したのが太陽礼拝。いろいろなやり方がありますが、ニーマルヨガの太陽礼拝は基本中の基本、7つのポーズで構成されます。
【1】ナマステ(お祈りのポーズ)
【2】後ろにそらす(ハーフムーンのポーズ)
【3】前屈のポーズ
【4】左足後ろにして脚前後に、そらす(座りハーフムーンのポーズ)
【5】マウンテン(山のポーズ)
【6】サスタンガ(ひざ、胸、あごを床につけながら伸ばす)
【7】コブラのポーズ
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基本の7つのポーズは、虹の7色それぞれの色と連動した意味があるんだそう。太陽光の波長が7つに分かれているなんてことを、いつから知っていたのでしょうか?
以前ネパールを訪れたとき、ナガルコットのホテルのベランダで、夜明けとともに白い息を吐きながら太陽を拝み、ちょっと日和って部屋の中で太陽に向かって太陽礼拝に励みました。畏敬の念と、体に流れ込む光のエナジーを感じた…ような気がしました。
みなさんも早起きして、7つのポーズに気をつけながら、太陽礼拝してみませんか?
(ちなみにヨガ部では、5回連続で【1】から【7】まで往復します。ひとつひとつのポーズに気をつけて、ジャストに体が動いて決まると、とても気持ちがいいですよ!)
■ニーマル先生の白金台スタジオ問い合わせ先:http://www.nirmalyoga.com/
*text by 美的.com*
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