失敗しないパンプスの試着方法があるってホント？真相を専門家に直撃！【美容の常識ウソ？ホント？】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「靴」について。靴擦れしない靴選びの方法があるってホント？　1000人以上のフィッティング経験を持つ、ワコール サクセスウォークの上級シューフィッター、大塚幸子さんにお話を伺いました。

Q：失敗しないパンプスの試着方法があるってホント？

毎日履いている人はもちろん、たまにしか履かない人も、みなさん自分にピッタリのパンプスに出会えていますか？「デザインが気に入って購入したのに、靴擦れしてしまうから履けない」なんて声も耳にします。どうしたらジャストフィットするパンプスを選べるのでしょうか。さっそく、大塚さんに聞いてみました。

A：ホント

「試着時にチェックしていただきたいポイントを確認すれば、自分にピッタリのパンプスが見つかります」（大塚幸子さん・以下「」内同）

試着のポイントは？

「次のステップで試着を行うことをおすすめしています。

まず、はじめにパンプスを履いて、つま先立ちをしたときにかかとがパカパカしないか確認します。次に、足の甲部分に隙間が空きすぎていないかを確認。指1本がスーッと通るくらいが目安になります。そして、歩いたときに当たってしまう場所がないか、かかとが脱げてしまわないかを確認しましょう。目安としては、いつもと同じ速度で歩いてもストッキングや靴下のたるみや食い込みがない状態です。また、試着のときはいつもパンプスを履くときに履く、ストッキングや靴下、タイツなどで試すようにしましょう。

足のサイズは左右で違いがあることが多いので、必ず両足でフィット感を確かめるようにしてください。そして、試着はあえて足がむくみやすい時間帯にするというのもポイントです。ただし、体質にもよるので、ご自身でお確かめください。

もうひとつ、目安となるものとして、パンプスを履く際に靴ベラを使うという方法もあります。靴ベラが抜けないサイズはきつめ、靴ベラを使わなくてもスポッと履けるサイズは大きめです」

つま先の形とパンプスのトゥの形とは相性がある？

「サイズは合っているはずなのに、歩いていると痛くなってしまうという場合は、トゥのデザインがつま先の形と相性が良くない可能性があります。トゥのデザインはサイズとウィズ（足囲サイズ）と同じくらいチェックしたいポイントです。

親指が一番長いエジプト型と言われる足にはラウンドトゥやスクエアトゥが、人差し指が一番長いギリシャ型と言われる足にはポインテッドトゥ、指の長さがほとんど揃っているスクエア型と言われる足にはスクエアトゥが相性の良いトゥデザインです」

自分の足に合ったパンプスなら長時間履いても余裕！？

「自分の足に合ったパンプスを履くことは、疲れにくさや、歩きやすさに繋がります。同じヒール高のパンプスでも、自分の足に合ったものであれば、長時間履いていてもラクに感じます」

40代過ぎたらピンヒールは履けなくなる！？

「個人差はありますが、年齢が原因となってピンヒールが履けなくなるということはありません。年齢に関わらず、自分の足に合った靴を選ぶというのが何よりも大切なことです」

＼教えてくれたのは／

株式会社ワコール サクセスウォーク
FHA 認定バチェラー（上級）シューフィッター

大塚幸子

2005年にワコール入社。百貨店ビューティーアドバイザー（販売員）を経て、2010年より販売員の教育に携わる。現職では、ワコールの販売員であるパンプスコンシェルジュ®の教育に取り組む。2012年に上級シューフィッターの資格を取得。

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