健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2020.3.2

外面がいいだけじゃ疲れるだけ!今の時代に愛される内面から輝くいい女とは?

外面がいいだけじゃ疲れるだけです!内面も磨いてこそのいい女。美容ジャーナリスト・エッセイスト 齋藤薫さんと美容エディター松本千登世さんから教わるひとを惹きつける引力のある女について勉強しましょう。また心が疲れてしまったときに読んでほしい漫画、美容法も♪

【目次】
上辺だけ繕っているだけではダメ!
心が疲れた時におすすめの漫画とコスメ

上辺だけ繕っているだけではダメ!

美しさ以上に何を持っているか、内面が問われる時代

教えてくれたのは…美容ジャーナリスト/エッセイスト 齋藤薫さん

美しさ以上に何を持っているか、内面が問われる時代女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)他、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)、『The コンプレッ クス 幸せもキレイも欲しい21人の女』(中公文庫)など多数。

美しさ以上に何を持っているか、内面が問われる時代

■もはや単なる美しさが目を惹く時代ではない。
ジジ・ハディットが1人、目を惹く理由

目立つってなんだろう。解っているつもりでも実は解っていないことに、この「目立つ」があると思う。極端な話みんなある意味「目を惹きたい」からオシャレをし、美しくなろうとしているはずで、目立ってナンボ。街で、オフィスで、何らかの集まりで、ちゃんと目を惹く存在になるって、やっぱり究極のテーマなのではないだろうか。だから改めて考えたい。目立つってどういうこと? どうすれば目を惹く存在になれるの?

もちろん派手な服を着ていれば、それだけで実際目立つが、でも洗練されていなければ悪目立ちとなり、かえって損をする。そうではなくて、存在そのものが目立つ人は違う何かを放っているのだ。それはしばしばオーラと呼ばれるけれど、ここではオーラという言葉ではごまかさず、ちゃんと考えてみたいのだ。

例えば今、スーパーモデル界で名実ともにナンバーワンと言えるのが、ジジ・ハディットだろう。でもなぜ彼女?とても単純に、彼女はやっぱり1人、目を惹く存在だったからである。スーパーモデルは、全員美人。全員プロポーション完璧。従って美しさを競うわけではない、あくまでも存在自体が不思議な引力を持っている人の勝ちである。彼女の持つ引力の正体とは何なのか?

それはズバリ、見事にチャーミングな肉付きではないかと思うのだ。スーパーモデルに“肉付き”を感じる事はまずないが、彼女の顔にはなんとも魅力的な肉がついていた。痩せすぎのモデルはノー! と言う価値観が叫ばれているにもかかわらず、やっぱりふくよかなスーパーモデルはありえないわけで、世の中の一般常識とは別の方向を示しているのに、ちゃんと洗練されたものには紛れもなく人目を引く引力が宿るのだ。そして優秀モデルとしても賞を総なめ。雑誌Glamourの“ウーマン オブザ イヤー”に、ニコール・キッドマンや女性監督パティ・ジェンキンスとともに選ばれるなど、ジジと言う存在自体の評価が止まらないが、そこには明快な理由があった。まずこうした支持に対し、「自分以上に美しくて優れたモデルはたくさんいる。でももし一生懸命仕事をすると言う意味での評価なら、ありがたくいただきたい」。そう語ったことが、さらなる注目につながった。また、アメリカにおけるイスラム教徒への差別的なマスコミ報道を、真っ正面から批判して絶賛を浴びてもいる。

ところが一方で、彼女が仏陀のクッキーを手にして、顔真似のつもりなのか目を細めている動画がネット上に流れたことを、アジア人への差別だと一部で批判の声が上がった。そのために中国が入国を拒否したと言う噂も。本人にそんなつもりはなかったのだろうが、別の差別問題で支持を得たからこそ、若気の至りともいえるジョークにちょっとしたお仕置き的な措置がなされた形。良くも悪くも20歳を過ぎたばかりにしてトップモデルの座を得ているがゆえに、世間の反応も大きくなる。ただ普通のお人形としてのモデルでは無い、きちんと意見を持ち、ちゃんと謙虚でもある、でも間違いも犯す。そうした内面の豊かさが、彼女の肉付きの良いふくよかな面立ちに反映されているのだ。それが人間としての彼女を輝かせる。モデルではなく人間として。だから何の説明もなく、その人に目がいくのだろう。美しさ以上に何を持っているか、その内面がいよいよ問われる時代が来た。

■人は、感情の宿った顔に目を奪われる。
その人をもっともっと知りたいと思うから

目立つってどういうことか? 目を惹くってどういうことか? もう少し身近な例で考えてみよう。例えばAKB的な一見よく似た制服の女子たちがゾロゾロといるようなアイドルグループにおいて、いつの間にか特定の数人に注目が集中していくあのメカニズムは、一体どこから来るのだろう。あくまで一般論として、今は単に美形だから人気を集めると言う時代ではない。とりわけAKBの場合、リアルに同じクラスにいてもちゃんと会話してくれ、相手にしてくれる女子を選ぶのと同じ感覚なのかもしれないが、人となりがわかる前に、一見して目を惹くメンバーはなぜ目を惹くのか?

もちろんここでも、人とは違う個性そのものが美しい、個性そのものが洗練されているタイプが真っ先に目を惹くのは間違い無いのだけれども、それ以上にこれだけの人数がいる場合に、さらなるフィルターが必要で、それは何かと言うならば、ズバリ喜怒哀楽。4つの感情がどこかに滲み出る顔が、真っ先に目を惹くと考えていい。つまり歴代のセンターは、基本的にみな喜怒哀楽のどれかの感情を宿していた。前田敦子はちょっとだけ哀しい顔。大島優子は楽しい顔と怒った顔を併せ持ち、渡辺麻友は、喜んでいる顔と哀しんでいる顔を併せ持っていた。あんまり笑わない、ちょっと怒ったような表情がむしろ人気だった篠田麻里子と言う人もいる。そして今、不動のセンターを誇っている指原莉乃の顔は、言ってみれば喜怒哀楽の全てを持っていると言っていい。だからその分だけ人気が根強いのだと考えてもいいと思う。

人が人の存在に目を奪われ、心を惹かれる時、一瞬見ただけでもその存在を記憶し、もう少し見てみたいと思う。つまりその人のことをもっと知りたいと思うわけで、ここでいう目を惹く人とは、すなわち“相手の関心を惹く女”と言うことになる。その人の背景やその人の心情を、もっと知りたいと思わせる女。そういう引力を持つためには、どこかに感情のニュアンスを持つことなのだ。それが映画の予告編のようにチラ見せで、その人を語るから続きを見たくなる。そうした顔が瞬間的にも、まったりと相手の記憶に絡み付くと言うことなのだ。

今年も大活躍だった有村架純と言う人は、決して派手なタイプではない。正直言って、割と身近にもいそうなタイプ。にもかかわらず一度見たら忘れられなくなる顔でもある。彼女の背景をもっと知りたいと思わせる顔…。なぜならばこの人の顔立ちは、微笑みと悲しみが一緒にその愛らしさの中に溶け込んでいる。とても清楚で小づくりの顔なのに、極めて抒情的。だから大勢の中でも1人目を引く。そして、芸能関係者が言っていた。そういうふうに、ハッと目を惹く引力を持ったタイプは、必ず際立った才能を持っていると。やっぱり才能が目を惹き心を奪うと言うことなのか。人間が人間に対して持っているカンは、決して侮れない。目を惹くべき価値のある人間がちゃんと目を惹くのだから。つまり派手さに目が行くのではない、結局“優れたもの”に目が行くのだ。例えばブティックに入って真っ先に目を惹くのは、ただただ派手な服より、素材と仕立てが上等な服だったりするように。

逆から言えば、人は自分の才能を見て欲しいからオシャレをし、美容をする。そうして瞬時に相手の心に絡みついて、自分と言う女に関心を持って欲しいからこそ、女は存在を輝かそうとするのだろう。単に美しいだけでは無い、自分と言う女の才能や、人としての魅力に気がついてもらうために、女は女を磨くのだ。それを忘れずに、今日も鏡の前に立ちたい。正しく目立つ女になるため。

ひとを惹きつける引力のある女とは【齋藤 薫さん連載 vol.70】

自分を極めて初めて、かっこいい色気が生まれる!

教えてくれたのは・・・美容エディター 松本千登世さん

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まつもとちとせ/柔らかくしなやかな文体で、独自の目線から真相へ鋭く迫るエッセイにファン多数。著書も多数。ご自身も「かっこいい色気」をもつ女性。

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「ほの色っぽさ」時代から、「ジェンダーレス」時代へ。最近、憧れの女性像が大きく動いたのを感じています。髪を潔く切ったり、眉をしっかり描いたり、メンズライクな装いを楽しんだり。背景には、「ありのままの自分らしさ」や「唯一無二の個性」を追求する姿勢があったのだと思います。女性は女性であることを、もっと楽しんでもいい、いやむしろ積極的に楽しむべきなんじゃない? と、「ほのかな色っぽさ」を主張した時代。それが当たり前になったとき、女性らしさを作ったり演じたりする必要がなくなって、「何か」を脱ぎ捨て、ジェンダーもエイジも「レス」した時代。そして、今。両方を経たからこそたどり着けた、真の意味で「私」が確立された、ヘルシーでナチュラルな美しさに心惹かれる。それが「かっこいい色気」にほかならないと思うのです。

だから、かっこいい色気は、バランスがいい。媚びは売らないけれど、穏やかでにこやか。他人と比較はしないけれど、周りへの配慮は人一倍。「好き」をわがままに選びとりながらも、「苦手」を排除することはしない……。自分をもち、自信をもち、自力で自由に前へ進む人。本質的な強さを秘めているから、老若男女問わず、惹きつけられる、心地よくなれる。だから記憶に残り、また会いたくなるのです。

かっこいい色気を手に入れるための美容。それは、すなわち自分を極める美容そのもの。毎日、肌にときめく、メイクにときめく、自分にときめく……。かっこいい色気はきっと、その先にあります。

【特別寄稿】美容エディター・松本千登世さんが考える「かっこいい色気」とは?

心が疲れた時におすすめの漫画とコスメ

空気を読むのに疲れたら…

教えてくれたのは…ドクター津田コスメラボCEO 津田マリエさん

空気を読むのに疲れたら…
皮膚科医の母を持ち、幼い頃から美容に馴れ親しむ。また、薬剤師の免許を持ち、インナービューティにも精通。インスタグラム(@marie_tsuda1079)でも、日々美容情報を発信中。

空気を読むのに疲れたら…

【こんな症状におすすめ】
空気を読み人に合わせる生活に疲れている。彼氏の前でも猫をかぶってしまう。

【処方マンガ】
「凪のお暇」コナリミサト(秋田書店)

【薬効】
”そんなに頑張らなくてもいいかな”と思わせてくれる。

【副作用】
人間関係、荷物すべて断捨離したい衝動に駆られる(実際に出来るかどうかは別問題)。

【何巻まで処方】
まず1巻まで。ただし、読んだらやめられなくなります!(2巻では元カレ目線の話もあるので、気になる方は2巻以降もどうぞ!)。

【あらすじ】
節約が趣味のOL・大島凪(28)。自分の意見を言えず、同僚に仕事を押し付けられても文句を言えず、「空気を読んでこ」と、自分に言い聞かせる毎日。彼氏にも嫌われたくなくて、良い自分しか見せられない…。そうやって他人に合わせて空気を読むまくった結果、凪は過呼吸で倒れてしまう。そして、仕事を辞めて引っ越し、彼氏からも逃げ出すが…。全てを手放した凪にあるのは手元の貯金100万円のみ。果たして凪は、どんな人生を歩むことになるのか⁉ 節約技も盛りだくさんの人生リセットラブコメディー。

【元気になるPOINT】
凪の節約術&スローライフ
「お金を大切にする主人公。お暇を満喫するための節約術は、真似できることも沢山あるので、トライしてみたくなります。特に料理系は、女子力が高くて素敵なんです。彼の胃の調子が悪いときには、冷凍しておいた濃いめのお出汁と家で育てた豆苗を使って、さっと雑炊に。また、ドレッシングがなくても”サラダ油・ごま油・お酢・塩・砂糖”を混ぜて、即席で中華ドレッシングまで作ってしまうのは、スゴイ! 元カレ曰く「貧乏くさいけれど、やたら染みる節約メシ」は、単純に真似したくなります。他にも、仕事や持ち物も、お金をかけずに、生活を豊かにする工夫がいっぱいなので、必見です」(津田さん・以下「」内同

■人は”片方の目線”からだけでは分からない
「同じアパートにひとりで住むおばあさんは、パン屋でしょっ中パンの耳を恵んでもらい、なんだか孤独…。と思いきや、自分の趣味を謳歌した生活を送っていたり、凪に対して愛情がなくモラハラ男っぽくみえる元カレは、実は凪のことが大好きだったり(2巻では元カレ慎二目線の話もあります)。人は片方の目線からだと分からないこともありますよね。自分では”相手にこう思われている”と思っていても、相手はそうではなかったなど。話さないと伝わらないこと、分からないことが多いなと気づかせてくれます」

■変わっていく姿に、背中を押される
「気にしいでいやしい、今までの自分ごと全て捨てて、まっさらになったらやり直せると思って全てを断捨離した凪。それなのに、引越し先まで追いかけてきた元カレから、”おまえは絶対変われない”と言われてしまうんですよね。それで、より”私、変わりたい、絶対!”と決意するんです。その決意通り、凪は今までできなかった自分の意見を勇気を出して発言。それが、予想外に良い反応が返ってきたり。また、お金が無くても日々を工夫して自分の生活を楽しんでいる人との出会いも相まって、どんどん自分の殻を破って成長していく姿には勇気をもらえます」

【おすすめ美容術】

空気を読むのに疲れたら…

■ふっくら美唇に! 手作りリップスクラブ
「つるんとふっくらした唇を目指せるリップスクラブ。作り方は、ボウルにはちみつ大さじ1杯とお砂糖大さじ1杯を入れてかき混ぜるだけ。お砂糖は、粒が粗くないブラウンシュガーがオススメ。蜂蜜がない場合は、オリーブオイルに代えてもOK! 使い方は、スクラブを唇に乗せて、指で円を描くようにマッサージし、お湯でサッと洗い流すのみ。仕上げにリップクリームで保湿してあげると、よりふっくらとした唇になります」

空気を読むのに疲れたら…

■むくみ取りにも! 即席ホットアイマスク
「夜にするとリラックス効果が高まり、朝にするとむくみ取りにも効果を発揮してくれる、即席ホットアイマスク。水で濡らし軽く絞ったフェイスタオルをレンジで30秒チンすれば完成。疲れ目も癒してくれるし、リラックスして副交感神経も優位になるので、寝る前に行えば、安眠効果も期待できるはず」

空気を読むのに疲れたら…漫画『凪のお暇』と癒しの節約美容を! 連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋

イライラしている時にはこちら!

イライラしている時にはこちら!

イライラしている時にはこちら!

【こんな症状におすすめ】
仕事の対人関係で嫌な思いをした。嫌な人がいてイライラ。現実逃避したい。

【処方マンガ】
『天使な小生意気』西森博之(小学館)

【薬効】
サクサク読めてクスッと笑える。内容が重くないので現実逃避に最適。

【副作用】
面白すぎてついつい全巻読んでしまう。主人公の恵がカッコ良すぎてツライ。

【何巻まで処方】
3巻まで。とりあえず3巻まで読んでみたら自分に合う漫画かどうかが分かります。

【あらすじ】
美しい顔立ちにサラサラのロングヘアとスレンダーなスタイル。誰もが振り返るほどの美少女・天使 恵(あまつか めぐみ)。完璧な容姿とは裏腹に、口が悪くて喧嘩も強い。それもそのはず、恵は9歳の頃に魔法によって女になってしまった、元少年。それから6年の歳月が過ぎ、ピュアな少年の心はそのままに、高校生となった恵は、よりによって学校でも恐れられる最強の不良に惚れられてしまう。さらに、恵に想いを寄せるクラスメイトも加わり、争奪戦はデッドヒート!! 『今日から俺は!!』でおなじみの西森博之先生が送る、キレのあるツッコミや厚い友情にしびれる、コメディタッチの学園物語です。

【元気になるPOINT】
強さの中にある“優しさ”と“可愛らしさ”にキュン!
「この物語の魅力は、何と言ってもギャップまみれの主人公! 天使 恵という名前がぴったりな美しく可憐な見た目に反し、口は悪いし料理もできないし慎ましさはゼロ。喧嘩は不良たちを簡単に倒しちゃうくらい強いんです。肝の据わり方もピカイチで、不良に追われていても冷静沈着。県外まで名が通っている不良に喧嘩を売られたら、見事な飛び蹴りで退治しちゃうほど。しかも喧嘩相手の不良が弱っていたら、迷わず助ける。そんな男気溢れるところが素敵なんです。さらに愛嬌もあって。男女問わず、人としての魅力をすごく感じます。嫌なことがあっても、人を恨まず、誰にでも手を差し伸べられる優しさを持っていたいなと前向きになれました」津田さん・以下「」内同

■とにかく笑えて、友情の絆に泣ける!
「20年も前の作品ですが、昔の少年漫画にありがちな“可愛く優しいだけ”のヒロインではないので、女性が感情移入しにくいということもなし。現代の女性にこそ、ぜひ読んでもらいたい! 基本的にコメディーなので全巻通して笑えるのですが、仲間との友情や絆のシーンは泣けます。読み終わった後は、気持ちがスカッとする名作です。 特に13巻14巻は、悩んでいるのがバカバカしくなるほど笑えますよ!」

■さらに! 主人公の魅力をメイクで取り入れるのも楽しい!!
「主人公・恵の魅力はギャップ。色々な面を持つ人って”もっとこの人のことを知りたい!”と興味が湧きますよね。でも、人の性格はすぐに変えられないし、ギャップを出そうと計算するとあざとく見えたり、不自然になってしまうことも…。”こういう人でありたい!”と、自分で信念を持って過ごしてこそ、初めて今まで見えなかったギャップが出ると思うんです。でも、見た目のギャップなら、メイクですぐに反映できるので、ぜひ挑戦を!」

イライラには漫画『天使な小生意気』とローラ メルシエのチーク!新連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋

心がすさんでいる時は

心がすさんでいる時は

【こんな症状におすすめ】
最近心がすさんでいると感じる

【処方マンガ】
「ばらかもん」ヨシノサツキ(スクウェア・エニックス)

【薬効】
ピュアな気持ちを思い出す

【副作用】
都会に住んでいる人は田舎に行きたくなります

【何巻まで処方】
まずは2巻まで。主人公が移住先に馴染んできて「ほのぼの感」が増す2巻までは、ぜひとも読んでもらいたい。さらに欲を言えば、主人公の人間的な成長を見られる6巻も必見です。

【あらすじ】
主人公は、23歳の若きイケメン書道家・半田清舟(はんだせいしゅう)。ある書道の受賞パーティーで、書道会の重鎮である館長に自分の作品を酷評されて、感情任せに館長を殴ってしまう。それを見かねた父親が「お前には書道家の前に、人間として欠けている部分がある」と、頭を冷やす意味も含めて島送りにされてしまう。最初は全く反省していなかった半田も、島の個性豊かで心が温かい人々に触れ合い、次第に心を動かされていく。そして、人として成長していく、ほのぼのハートフルアイランドコメディー。

【元気になるPOINT】
村人の“あたたかさ”が主人公を変えていく
「都会育ちの主人公・半田は、島に着いた早々、タクシーがなくトラクターに乗せられて公道を走るという島の洗礼を受ける。他にも、借りる予定の家は子供達の溜まり場になっていたり、知人が玄関から入ってくれないなど、島特有の習わしが。さらに呼んでもいないのに、引っ越しの手伝いに集まってくる村の人々。その姿を見た半田は「みんな他人だし、そんなことをしてもらいには…」と戸惑うものの、どんどん作業を進める島の人々のペースに乗せられていく。人のあたたかさに触れ、次第に心を開いて人として成長していく姿は、読んでいてほっこりとするポイントです」津田さん・以下「」内同

■才能があるからすごいのか?

心がすさんでいる時は

「ACT.6の話は、半田目線ではなく、大家の息子・ヒロシの目線で描かれています。ヒロシは、成績がオール3なのを気にして不良になった高校生。母の使いで初めて半田の家へ行くと、大会前の作品作りのため徹夜で作業し、力尽きて倒れ込んでいる半田の姿が! そこに出くわした半田家の常連客・少女なるに「才能のあるこいつとオレじゃ、同じ徹夜でも意味が違うか」と思わずぼやいてしまう。それに対し、なるは「どこを見れば才能があるか分かる?」と聞き、ヒロシは「ちょっと頑張ればできる奴と、どんなに頑張ってもできない奴がいるってこと」と発言。するとなるは「じゃあ先生(半田)は、才能がないんだな」と部屋一面に広がる、練習で書かれた書を見せて、ヒロシは自分の中途半端さに気がつくのです(上のコマはまさに見せた後のページです)。努力できることが一番の才能とヒロシが悟るシーンには、とにかく共感。最初から無理と決めず、他人と比べず、自分の努力次第でもっと良くなる考え方は”美容でも仕事でも大切”と感じています」

■チャンスは上からしか降ってこないのか?
「とある大会で準賞となり、大賞を取ったのが18歳の若者と知り荒れる半田。そんな時、近所で餅拾いのイベントが。大賞も餅のひとつも取れず落ち込む半田に対し、餅拾いのプロであるヤスばあが「上ばっかり見てるからダメたいね。チャンスは意外にも下に落ちちょるけんね」と助言。その助言を受け「それでもオレより上手い奴がいて、どうしても餅を拾えなかったら?」と聞き返すと、「人に取られたものを悔しがる必要はなか、諦める必要もなか。譲ってやってもっと大きな餅ば狙え」とヤスばあが神発言。落ち込んでいる時に、希望の光が射す言葉ですよね。気持ちが落ちている時は、前向きな言葉が自分ではなかなか湧いてこないので、落ちている時はこのページを読み返したいなと思っています。この漫画は、読み終わった後になんだか“とってもピュアな気持ち”になるので、心がすさんでいるなと感じている時は特におすすめです」

【おすすめのリラックスコスメ】

心がすさんでいる時は

(左)MARKS&WEB|ハーバルマッサージスクラブ 200g ¥1,260
「洗い上がりがつっぱらない、すべすべ肌に整えるボディ用スクラブ。ラベンダーとゼラニウムの香りでとっても癒されます」

(右)ホットタブ重炭酸湯|薬用ホットタブ重炭酸湯Classic [医薬部外品] 45錠 ¥3,600
「使うと肌や髪がツルツルになるので、必ずストックしているお気に入りの入浴剤。医薬部外品なので、冷え性・肩こり・腰痛などが気になる方にもオススメです」

心がすさんでいる時は漫画『ばらかもん』とリラックスバスアイテム! 連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋

何かに挫けそうになったら…

何かに挫けそうになったら…

【こんな症状におすすめ】
成功している人は、最初から特別で自分とは違うと思っている。

【処方マンガ】
「かくかくしかじか」東村アキコ(集英社)

【薬効】
今の自分と向き合うキッカケをくれる。挫折や苦労を乗り越えた先には成功があるかもと勇気がでる。

【副作用】
自分の過去の行いを思い出して思わず反省してしまう。

【何巻まで処方】
全5巻なので、一気に読みましょう! 5巻まで読まなきゃこの漫画を読んだとは言えません!

【あらすじ】
友達の紹介で絵の教室に行くことになったアキコは、「どうしよう、天才がやってきたってびっくりされちゃう」と考えるような自意識過剰の高校生だった。そんな自意識を即座にぶった切ったのは絵の恩師、日高健三先生。書いた漫画が続々とドラマ化やアニメ化しているという超人気漫画家、「海月姫」や「東京タラレバ娘」でも有名な東村アキコ先生の自伝漫画です。

【元気になるPOINT】
あの頃の先生の「大丈夫」が今の私を支えている
「日高先生は、絵のことになると竹刀を振り回し、怒鳴り、スパルタでむちゃくちゃ厳しい。でも仮病で早退しようとしても心配して追いかけてくれたり、推薦入試に落ちたときは『今日だけ飲んで、明日からまた描くぞ』とご飯に連れて行ってくれるような、厳しいけれどとっても温かい人なんです。この漫画は東村先生の自伝というより、東村先生と日高先生の物語。当時は子供で分からなかった『今だから理解できる日高先生の言葉や想い』に、東村先生の後悔や懐かしさや恋しさを感じてグッときます。日高先生への『感謝』と『懺悔』と『愛』が沢山詰まった作品。こんな恩師に一人でも会うことができ、自分がその価値に気づけていたら、とても幸せなんだろうな。とっても胸が温かくなりますよ」津田さん・以下「」内同

■未だかつて、こんなに面白くて心を揺さぶられる自伝漫画読んだことない!!
「大学生のアキコは漫画を書かず自堕落な生活を送っており、若さゆえにせっかく金沢まで会いにきてくれた日高先生をないがしろにしてしまいます。若い時の失敗や自己中心的な行動は、大人になったら思い出したくもないもの(少なくとも私はそう)。そんな自分の弱さをさらけ出して書くという難しさ。昔の自分と向き合って描くというしんどさを超えて、こんなに自分の自伝を、面白可笑しく、情緒豊かに書ける方はいない! と思ってしまう程、素敵な作品です。今や超有名な東村先生ですが、OLをしながら寝る間も惜しんで漫画を書いた時代があったということや、色んな挫折や苦労があったんだと知ることができます。東村先生は天才かもしれないけれど(いや、天才!)、最初から何の努力も苦労もなく成功したわけじゃない。当たり前かもしれませんが、挫折や苦労を乗り越えた先にしか成功はないんだなということに改めて気づかせてくれます」

何かに挫けそうになったら…漫画『かくかくしかじか』と津田コスメのUVカラーバームでツヤと血色感をアップ! 連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋

*価格はすべて税抜きです。

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