【沖縄在住・美容ジャーナリスト加藤智一の「沖縄美トリート」リスト】LIST11「BATON SUITE 沖縄古宇利島」
全室スイートルーム仕様のレジデンシャルなリゾート
今帰仁村・「BATON SUITE 沖縄古宇利島」
沖縄本島・北部に位置する離島、古宇利島にある「BATON SUITE(バトンスイート) 沖縄古宇利島(こうりじま)」は観光名所としても有名な古宇利大橋が一望できる、全室オーシャンビューのリゾートです。しかも、全35室の客室はすべて約67㎡という広々としたスイートルーム仕様。客室にはオーブンレンジや洗濯乾燥機を設置しているほか、ミニキッチン付きの客室も用意されているため、“島で暮らす”ようなレジデンシャルな滞在にも最適。離島ならではのゆったりとした島時間を満喫するのにぴったりなリゾートホテルです。
チェックインはエメラルドグリーンの海と古宇利大橋を見渡せるロビーフロアにて。大理石調のフロア、ベージュやネイビーなどスタイリッシュな色を配した空間ながら、丸みのあるソファーやチェアにより、居住空間の延長にあるような落ち着きある雰囲気が演出されています。
今回宿泊したのは最上階の4階に位置する客室「プレミアオーシャンスイート」。窓一面に青い空とオーシャンビューが広がり、その開放感あるパノラマには圧倒されるはず。窓際には大きなデイベッドが設置されており、時間により移りゆく空や海の表情を楽しむことができます。また、“島で暮らす”ような長期滞在ができるように、客室内設備が非常に充実していることが特長。オーブンレンジや洗濯乾燥機、空気清浄機や除湿器が設置されています。
冷蔵庫にはオリオンビールやさんぴん茶などフリードリンクがセット。お茶やコーヒーは県産茶葉を100%用いた「おきなわ島詩紅茶」やBATON SUITEオリジナルコーヒーを用意。ミルを挽いて本格的なコーヒーを楽しめます。
美容家電としてReFaのヘアケアをラインナップしているのは魅力。リファビューテックのドライヤーを採用しているホテルはたまにありますが、ストレートヘアアイロンとカールアイロンまで備えているホテルは初めて。アメニティには「沖縄石鹸工房 ラ クッチーナ」のリゾートシリーズのバスソルトや、フレグランスが人気のブランド「ショーレイヤード」のスキンケアセットが配備されています。
バスルームにはゆったりと脚を伸ばせるバスタブが用意されており、シャワーヘッドはReFaのファインバブル Uを採用。オーバヘッドシャワーも配されているため、快適なバスタイムを過ごすことができます。ヘアケアにはラグジュアリーホテル用に開発されたブランド「タイブ」を採用。植物由来の洗浄成分やオーガニックアルガンオイルや酒粕エキスを配合。ホワイトティ―の香りとともに、髪をしなやかに洗い上げます。
島の恵みを用いたスパトリートメント「古宇利島スタイル」
スパトリートメントは1Fに位置する「BATON SUITE SPA」で。小規模なリゾートホテルながら4台のベッドを完備しているためパートナーや友達と同時に受けることもできます。
こちらで受けたいメニューはアロマセラピーオイルを用いてフェイシャルとボディをケアする120分のトリートメント「古宇利島スタイル」です。
カウンセリング後、まずは県産のヨモギにレモングラスで香りづけした半身浴からスタート。身体を充分に温めた後にボディトリートメントへ。月桃やローズマリー、ゼラニウムなどを用いたボディオイルを用いて、ひざ下、背中をケアした後、前足、ひざ下とマッサージを施していきます。
その後、フェイシャルでは宮古島産のハーブエキスを配合したオリジナルオイルを用いてマッサージを。顔やデコルテはもちろん、首や肩まわりまで、丁寧にハンドマッサージを加えていきます。そして、沖縄を代表する野菜、ゴーヤーのエキスを配合したジェルパックを施しつつ、スチーマーで美容成分を浸透させた後、お仕上げをして終了です。
古宇利島では夜が早いことから、夕食を早く済ませた後、就寝前にスパを受けて、早めに休むというゲストも多いそう。島のハーブの恵みに癒されることから、トリートメントを受けた後は熟睡できると評判のメニューです。
地中海グリルを堪能できるレストラン「OCTO」
レストランは地中海料理を提供するグリルレストラン「OCTO(オクトー)」にて。ダイニングルームの天井高の窓からは古宇利島の海が一望できますが、晴れている日であればテラス席がおすすめ。炭火のみを熱源としたジョスパー社のチャコールオーブンやピッツァ専用の石窯から繰り出される多彩な料理はにぎわい溢れるレストランの雰囲気にもマッチします。
コース料理は、アヒージョやパスタから、肉料理、魚料理、パエリアまで、地中海を代表する料理がそろい踏み。やわらかい県産のタコの足1本をまるまる使った「島タコのサルスエラのパエリア 島ニンニクのアイオリ」や、県産の魚介を中心に煮込んだスープに、ジョスパーのオーブンで焼いたスギ(スズキの仲間)をあしらった、濃厚な風味の「名護産 鮮魚のスギ 県産野菜のブイヤベース」など、県産食材やスパイスを巧みに使った地中海料理を堪能できます。
また、同レストランでは朝食も提供。「洋朝食 琉球ウエスタン」と「和朝食 ジャパニーズスピリット」から選ぶことができます。今回選んだ和朝食では、フーチャンプルー、トマトとアーサの茶碗蒸し、島豆腐の白和え、やんばる鶏の塩麹焼きなど9つの豆皿が配された松花堂をはじめ、鉄板に乗った県産牛ステーキなどボリュームたっぷり。朝陽を浴びながらテラス席で朝食をいただくのもおすすめです。
古宇利島を訪れるゲストは子連れのファミリーも多くいますが、こちらではすべてのゲストに快適に過ごしてもらうため、小さな子連れのファミリーと大人だけのゲストでは宿泊可能な階数を分けているそう。
ゲストそれぞれが思い思いの島時間を過ごせるよう、さまざまな側面に配慮されたリゾートホテルで、ちょっと贅沢な“離島暮らし”を疑似体験してみてはいかがでしょうか。
LIST11
【BATON SUITE 沖縄古宇利島】
所在地:〒905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利480-2
TEL:0980-56-5500
料金:プレミアオーシャンスイート 67.4㎡ 1泊朝食込み・1~2名1室あたり¥69,800~(税・サービス料込)
■BATON SUITE SPA 古宇利島スタイル 120分 ¥28,600(税込み)*宿泊者限定
■OCTO コースディナー ¥12,000(税・サービス料込み)
朝食(和・洋から選択可)¥3,800(税・サービス料込み)*宿泊者限定
URL : https://www.daiwaroynet.jp/batonsuite-kourijima/
*料理はシーズンによって、メニューや盛りつけが異なります

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。