ボディケア
2024.8.8

プロが教える!正しい「ムダ毛処理方法」って?【部位・ツール別】

今さら聞けない「ムダ毛処理の基本」をおさらい!肌を傷つけないためには、正しい処理の仕方が大切です。まずはセルフでできるやり方を、「部位別」からカミソリ、除毛クリームなど「ツール別」に。ワックス、医療・エステ脱毛などのメリット・デメリットまで解説します!

セルフで処理するなら「剃る」のがおすすめ

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


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強いて選ぶなら「剃る」がいいかも

「肌にダメージを与えるので、実はすべておすすめしません。どうしてもという場合は剃った方がサッとできるので○。できれば1週間に1度ぐらいにとどめましょう」(水井さん)

「部位別」ムダ毛処理法

【1】「背中」のムダ毛処理方法

皮膚科医

髙瀬 聡子先生


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年を追うごとに背中の露出度が上がっている夏のファッション。それに伴い、髙瀬聡子先生のクリニックには背中の肌悩みを相談に来る患者さんも格段に増えたそう。

「肌悩みは自分でもケアできますが、ムダ毛処理だけはプロにまかせるのが賢い選択。見えない&手が届きにくく、背中のムダ毛を自己処理するのはとても危険です。もはや『背中までが顔の一部』と心得て、丁寧にケアすることで背筋もシャンと伸びるはずです!」(髙瀬先生)

【2】「二の腕、うなじ」のムダ毛処理方法

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


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剃る場合は毛流れに沿って優しく、が鉄則!

「ただし、うなじから背中は自分では見えないし、毛が濃くなりやすいので注意が必要。プロの手に頼るか脱毛器を使った方がいいかもしれません」(水井さん)

【3】「VIゾーン」のムダ毛処理方法

美容家

山本 未奈子さん


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\教えてくれたのは…美容エディター 松村有希子さん/

「脱毛サロンのような本格的な脱毛ケアを狙うなら、光脱毛器がおすすめ。摩擦による黒ずみを防げます」(山本さん)

「とっさのケアには、デリケートゾーン用の電動カミソリが便利」(松村さん)

【おすすめアイテム】
貝印 FEMINICARE 音波振動カミソリ デリケートゾーン用

価格容量
¥1,650(編集部調べ) 替刃2個付 

1秒に100回の音波振動でアンダーヘアを優しく&スムースに剃れる。

【4】「指毛」のムダ毛処理方法

皮膚科医

髙瀬 聡子先生


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美容家

山本 未奈子さん


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カミソリやワックス脱毛でサッと処理を。保湿は必須

「1~2本の細い毛なら電動シェーバーでサッとカットしても。処理後の保湿は忘れずに」(高瀬先生)

「ワックス脱毛なら、貼って剥がすだけで一気に処理できます。肌の角質の除去もできて一石二鳥!」(山本さん)

【おすすめアイテム】
パナソニック ボディフェリエ ESWR61

価格
¥6,600(編集部調べ)

丸い刃先で優しく剃れるボディ用シェーバー。

レキットベンキーザー Veet ピュア 脱毛ワックス 敏感肌用

価格容量
¥1,334(編集部調べ) 20枚入り

貼って剥がすだけの簡単脱毛。

【5】「口周り」のうぶ毛処理法

「顔には凹凸が多いので、軽く使えて小回りの利くL字タイプを。毛穴を開かせ、クリームを塗ってから剃ってください」(貝印 広報担当 高多杏子さん)

【How to】
(1)湯船につかるなどして毛穴を開かせ、クリームを塗布。口角付近は外から内に向けて、鼻下とあごは上から下に剃る。剃るときは1回ですませて。

(2)皮膚を手で引っ張ってフラットな状態にすると、毛が逆立つため根元からそることができる。終わったらぬれタオルで拭き、ノンアルコールの化粧水を。

【おすすめアイテム】
貝印 Pretty スリムL

価格容量
¥330 3本入り

口周りや鼻の下はコンパクトに。薄くてスリムなヘッドだから、細かいパーツのうぶ毛処理に最適。肌に優しいフォルムガードもうれしい。

「カミソリ」を使ったムダ毛処理法

自由が丘クリニック

松浦佳奈先生

「剃刀は皮膚を傷つけやすいのですが、剃ること自体が悪いわけではありません。問題は使い方や剃刀の保管場所。セルフケアで肌が荒れてしまう、乾燥してしまう原因のほとんどが、剃刀をお風呂場に置きっぱなしで刃先が傷んだままだったり、シェービング剤を使わないということ。これらの行動が肌にとって大きな負担となっているのです。

自己処理する場合にには、お風呂上がりで体が温まり、毛がやわらかくなっているときがオススメ。皮膚を保護してくれるシェーンビング剤を塗ってから清潔で切れ味の良い剃刀を使って行いましょう。剃ったあとは必ずローションなどで保湿を。

とはいえ自己処理は毎日するものではなくあくまで応急処置として捉え、医療脱毛の合間に生えてきてしまった毛をケアするというほうが肌にとってはよいと思います」(松浦先生)

「除毛クリーム」を使ったムダ毛処理法

「肌が弱い人」におすすめ

美容家

浅利晴奈さん


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「肌が弱い人はなめらかに仕上がる除毛クリーム、さらに敏感肌用のものがおすすめ。処理後のチクチク感も抑えることができますよ」(浅利さん)

【おすすめアイテム】
レキットベンキーザー Veet ピュア バスタイム除毛クリーム 敏感肌用[医薬部外品]

価格容量
¥1,188(編集部調べ) 150g

バスルームでも使える除毛クリーム。ニオイを抑えた処方も◎。

「使い方」のコツ

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


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除毛クリームは肩&背中にも使えるかどうか事前に確認して!

「肩&背中に使えるものでもアレルギー反応が起こる場合があるので、初めて使うときは事前にパッチテストを。使用上の注意をよく読むことと決められた時間を守ることも大事。剛毛だからもう少しのせておこう、というのはNGです!」(水井さん)

サロンでできる「ワックス脱毛」

ピュビケアサロン白金台

得田由美子 さん

ワックス脱毛の「メリット」

「例えるなら、レーザーや光脱毛はムダ毛を根絶するための除草剤で、ワックスはガーデニング。完全になくすのではなく美しく整えることが目的です」(得田さん・以下「」内同)

「レーザーや光では反応しない白髪をしっかり処理できるのもワックスならでは。1回の施術でも毛が細く柔らかくなり、量が減ったという人も。ワックスで毛量を減らしてから光脱毛を受けると負荷も少なく、ワックス脱毛の1週間後にレーザーや光脱毛をするとエネルギーが均等に照射され、効率良く処理できます」

ワックス脱毛は定期的にデリケートゾーンをメンテナンスする美容院のような感覚で通いたいもの。

「気分に合わせてVラインのシェイプを楽しめるし、脱毛をきっかけに皮膚の乾燥などの変化にも気づいてほしい」

ワックス脱毛の「流れ」

レーザー脱毛との圧倒的な違いは、スピード感と術後の爽快感。もちろん毛を抜くので痛みがないわけではありませんが、ゾーンで処理をするのであっという間に終わります。白髪も一緒に処理でき、古い角質も取り去るので施術後のツルツル感が10日間程度続くのも魅力。新たな毛が生えるときのかゆみやチクチク感も少ないです。

【施術の流れ】
(1)お着替え。ボトムをすべて脱ぎます
下着だけでなく、しわになるのを避けるため洋服もすべて脱いでタオル地のガウンを着用し、リラックスしたスタイルで脱毛スタート。

使うのはコレ!
ワックスは心地よい50度程度に温め、毛の質によって2種類のワックスを使い分け。木製のスティックで塗布し、上からテープを重ねます。

(2)まずはVとIからスタート
あお向けになった状態で施術。初回はVの毛をすべて取り去るヌーディが基本で、2回目以降に好みのシェイプに整えてもらうのがベターです。Vラインを整えたら、片脚ずつ左右に開いてIを処理します。

温めたワックスを脱毛したい部分にスティックで伸ばし、上からテープをペタッと貼って一気にオフ。痛みを感じる瞬間にその部分は終了。

(3)続いてOを処理します
横向きになり、ヒップをペロンと出した状態で施術。セラピストが肉を持ち上げてOゾーンを開き一気に脱毛。所要時間は2分程度。

(4)冷却タイムを取ります
10日前後はツル&スベ!1か月前後で1cmまで伸びれば脱毛可
施術後は若干のほてりが残っているので、ハイジーン用のウェットシートをVからIゾーンに貼るように乗せて5分程度クーリング。

【おすすめサロン】
ピュビケアサロン白金台
東京都港区白金台4-5-7 サンストン白金台205
03-6450-3434
完全予約制

ピュビケア 3ゾーン ブラジリアン ワックス¥8,800、フラッシュ脱毛3ゾーン¥11,000、ハイブリッド脱毛セット(3ゾーンワックス+V/Iゾーンフラッシュ脱毛)¥15,500


白金台にオープンして13年目の老舗サロン。リラックスできるプライベート空間で、知識の豊富な施術者によるブラジリアンワックスのほか、フォト機器を用いた美白やエイジングケア、全身針灸、骨盤底筋マッサージ、オプションの光脱毛などのメニューもそろう。オリジナルのデリケートゾーン専用ホームケアや温活グッズも。

ブードアー
東京都渋谷区神宮前2-25-3 メイソン川合101
03-4520-5033
完全予約制

ブラジリアンワックス(VIO)¥7,400、ビキニワックス(Vラインのみ)¥5,800

1999年にオープンしたブラジリアンワックスのエキスパート。お客様の8割近くは外国人という国際色豊かなサロンで、ドラマティックなインテリアが官能的な気分を引き出す。肌に優しいオーストラリア産ワックスとトレーニングを受けたセラピストによるスピーディな脱毛技術が評判。手足や胸、顔の脱毛やネイルのメニューも。

※施術料金は取材当時の値段になります。

プロに任せる「医療脱毛&エステ脱毛」

医療脱毛とエステ脱毛の「違い」

皮膚科医

髙瀬 聡子先生


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時間とコストとのバランスで選ぶのが正解です!

「医療脱毛は費用はかかるけれど高出力なので早く終了します。それに対し、エステ脱毛は費用は抑えられますが、長期間通う必要がある場合が多いです」(髙瀬先生)

肌が弱い人は「レーザー脱毛」

銀座ケイスキンクリニック院長

慶田朋子先生

ホームケアで肌があれやすいという人は、医療機関でのレーザー脱毛がおすすめ。特にアトピー性皮膚炎のある人や乾燥肌の人は“カミソリ負け”という湿疹反応が起きやすいです。保湿しておけば大丈夫という人は肌が強い人で、肌が弱い人はすぐにあれてしまいます。ホームケアで頑張るほど肌あれがセットに……という人も少なくないはず。

医療機関でのレーザー脱毛は、大概の人は5回ぐらいで毛がほとんど目立たなくなります。肌が浅黒い人は8回ぐらいかかる場合もあるもありますが、5回も行えば、濃い方でも産毛ぐらいに。毛のセルフケアは頻繁に行えば、その分時間もかかるものなので、忙しい人にもレーザー脱毛は行って頂きたいですね。脱毛は医療行為なので、医師のいるクリニックでの受診を行なってください」(慶田先生)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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