乾かしすぎはNG!髪を乾燥させない乾かし方とは?|真冬の髪質改善プログラム
冬の乾燥に負けない健やかな髪は、おうちで作れる!お悩み別に、髪のスペシャリストが徹底指南。元宝塚の伶美うららさんがモデルで登場♪早速正しい乾かし方をチェックして。
\実はこれがいちばん重要/ 髪を乾燥させない乾かし方
肌同様、髪もダメージにつながる大敵が「乾燥」。毎日のホームケア、特に髪を乾かしすぎないヘアドライを心掛けることでダメージの蓄積を回避。ドライヤーは高すぎない温度にし、乾いた部分に何度も温風を当てないことが大切。
【乾かす前のプレケア】
タオルドライ
ドライ専用タオルを使い、まずは根元の水分を取る。中間~毛先はタオルで包んで優しく水分を吸わせる。
アウトバストリートメント
髪質や髪状態に合ったアウトバストリートメントは必須。適量を手に広げ、中間~毛先にもみ込みながら塗布。
コーミング
必ず粗歯コームを使う。アウトバストリートメントを均一にのばしつつ、毛流れを整えて乾かしやすくする。
絶対NGなのはオーバードライ!正しいプロセスをプロが指南!
Point
髪ではなくドライヤーを振りながら乾かすのがコツ
【温】乾きにくい後頭部の地肌からドライをスタート
乾かすときは必ず根元から! 地肌が露出するように髪をめくって、ドライヤーを振りながら温風を当てて乾かす。ドライヤーの温度は、熱すぎず心地よく感じる70℃程度の強風で。
【温】襟足の根元も乾きにくいので先に!
乾きにくい襟足や後頭部も同様に乾かす。先に表面に風を当てると、乾かしすぎや、キューティクルが傷んで手触りの悪さにつながる。
× NG
【温】内側が乾いてから表面に。風の向きは髪と平行に
根元が乾いてから表面を。少し引っ張りながら、上から毛流れに沿うように風を当ててストレートに整えることで、サラサラの手触りに。乾いたところは乾かしすぎないこと。
【冷】内側の熱を取りつつ乾いているのを確認
全体が乾いたら、冷風を当ててキューティクルを引き締める。熱がたまりやすい内側にも風を入れ、冷やす。乾いていない部分は冷風を当てるとヒヤッとするため、確認にもなる。
【乾かした後のケア】
ブラッシング
冷風で粗熱が取れたら、ブラッシングを。静電気が起きにくい天然毛のブラシで、頭皮から毛先までとかしてサラッと。
finish!
しっとりと潤いをたたえながらツヤと手触りの良さも感じられるのが理想!
PROFILE
伶美うらら さん
2009年宝塚歌劇団に95期生として入団。宙組に配属され、娘役スターとして活躍。2017年に退団後は舞台などで活動。ハンドメイドのアクセサリーも人気(https://urarareimi.base.shop/)
『美的』2021年2月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube/人物)、金野圭介(静物) ヘア/角 薫(RUALA) メイク/相馬久美子 スタイリスト/門馬ちひろ 構成/斉藤裕子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
モデルとして活躍するほか、髪に関する講演なども行う。毛髪診断士の資格を持ち、理論に基づいたケアを実践。