髪の乾かし方|多くて“くせ”のある髪をきれいにまとめる効率的な乾かし方のコツって?【髪コンプレックス解消vol.44】
美容のプロが自身の髪の悩みをどうカバーしているかをご紹介する連載「賢人の髪コンプレックス解消ファイル」。
今回の賢人は、前回に続いて美容ライター中尾のぞみさんです。太い、硬い、多い、さらにクセもある……と自称“4重苦ヘア” の中尾さん。シャンプー後、髪を乾かす際にも手早くきれいに、まとまりよく乾かすにはコツがあるといいます。
「クセがあるので、シャンプーした後はきっちり乾かさないと、髪が膨張して広がってしまってスタイリングが大変! しかもかなり毛量があるので、髪の根元からしっかり乾かそうと思うとすごく時間がかかってしまうんです。そこで編み出したのがこのブローテク。ゴムを使って2段階でブロッキングしながら乾かすことで、根元までドライヤーの風が通りやすくなり、かなり時短になります」
では、さっそく実践していただきましょう!
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今回の賢人のお悩みは…太くて硬く扱いにくい髪を、手早くまとまりよく乾かしたい
今回の賢人File
Age 44歳
髪質 硬く、太く、多い、クセがある
髪型 ロング
ヘアカラー あり
パーマ なし
髪コンプレックス 顔に髪が刺さるほど硬い、ハリがありすぎてくるりんぱなどの流行ヘアができない、ニュアンスがつけづらく今っぽいダウンヘアにできない
髪の乾かし方にはコツがある!ヘアゴムを使って2段階でブロッキングしながら風を入れる…ドライテク HOW TO
【STEP 1】うなじの髪を根元から乾かす
「髪を乾かす際は、まず根元をしっかり乾かすのが原則です」と中尾さん。
最初に後頭部の生え際にドライヤーをあてて、手ぐしを入れながら乾かしていきます。
【STEP 2】上半分の髪をゴムでまとめて、下半分の髪を乾かす
毛量が多い人が髪をいっぺんに乾かそうとすると、時間がかかってどうしても完全に乾く前にブローを終えがち。湿ったまま放っておくと髪を傷める原因にもなります。
「それを防ぐには、ブロッキングしてパーツごとに根元から乾かすこと!一見面倒そうに感じますが、ゴムでパパッと結んで分けておけば楽ちんです。乾かす順序は下半分、上半分、最後に髪の表面を。ツヤも出てスムーズにまとまります」
【STEP 3】表面を除いて上半分の髪を乾かす
下半分の髪が乾いたら、いったんゴムをほどいて再び表面の髪だけをすくってまとめます。おろした上半分の髪を根元から乾かしていきます。
【STEP 4】表面の髪を乾かす
上半分の髪が乾いたら、ゴムをほどいて表面の髪をブロー。
「手ぐしでのばしながら上から風をあてると、髪のボリュームが抑えられてまとまりのよいシルエットに!」
【STEP 5】前髪もしっかり伸ばす
顔周りの髪は印象を大きく左右するので、前髪も忘れずに。
毛先をつまんでひっぱりながら、上から風をあててクセを伸ばします。
【完成!】
まとまりのあるサラサラのストレートロングに。
「髪のうねりは根元のクセの影響が大きいので、夜シャンプーの場合もブロッキングで根元からしっかり乾かしておくと、翌朝の髪のコンディションが変わりますよ!」
*商品の価格はすべて税抜です。
構成/野村サチコ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。