髪のエイジングと頭皮にいいシャンプー選びと洗い方のコツ【髪コンプレックス解消vol.42】
美容のプロが自身の髪の悩みをどうカバーしているかをご紹介する連載「賢人の髪コンプレックス解消ファイル」。
今回の賢人は『美的』ほか、多くの女性誌で活躍している美容ライター中尾のぞみさんです。中尾さんの髪の悩みはエイジング。「もともとかなり扱いにくい髪なんです。太くて硬くて多く、しかもクセ毛と四重苦。なので、ついひとつにまとめてしまう日も多いけれど、ダウンスタイルを諦めたくないので、撮影現場でご一緒する美容師さんやヘア&メイクさんたちからヘアケアに関する最新の情報を聞き出して実践しています」。さまざまなヘアケアアイテムを試してきた中尾さんに、とっておきのシャンプー&コンディショナーと、髪&頭皮のエイジングを防ぐ洗い方のコツを教えていただきました!
今回の賢人のお悩みは…髪のエイジングに負けない!太くて多い髪を、柔らかくてしなやかな、外国人のようなニュアンスヘアにしたい
今回の賢人File
美容ライター 中尾のぞみさん
Age 44歳
髪質 硬く、太く、多い、クセがある
髪型 ロング
ヘアカラー あり
パーマ なし
髪コンプレックス 顔に髪が刺さるほど硬い、ハリがありすぎてくるりんぱなどの流行ヘアができない、ニュアンスがつけづらく今っぽいダウンヘアにできない
シャンプー&コンディショナーは常時、数種を併用! 中尾さんが愛用しているアイテムとは?
「バタバタした毎日で、手間のかかる髪でもかかりきりになるわけにいかないので、ケアできるときは思い通りにケアしたい」という考えから、浴室には数種のシャンコンを常備。「冬になると髪を一日おきに洗うことも多く、その時の髪や地肌の状態やこうしたいというニーズにあわせて使い分けています」
ひとつめは、独自処方で髪の内部に水素を生み出す「ミネコラ」から誕生したホームケアセット。「3年前、パーマの激しいダメージで総枝毛(!(笑))になってしまったときに出合ったのがミネコラという水素ケア。髪のダメージの元となる活性酸素を無害化し、髪の内部に水分量を上げてくれる髪質改善のトリートメントです。1回でツヤが生まれ、回を重ねるうちに健やかな髪の状態に。今では傷みも目立たなくなりました。毛先を頻繁に切る必要性も感じなくなって、ヘアカットの回数が激減しました。ちょうどその頃、感じ始めていた髪のエイジング感も解消できたので、今も継続して青山の『RESALON』や『S. HAIR SALON』で定期的にトリートメントをうけています。だから、普段のヘアケアは、ミネコラの水素ケアを自宅でもできるセットをメインに。熱を入れると水分が生まれるので、ヘアアイロンをしても傷みません。かえってツヤが生まれて髪がモチッと柔らかく、スルンとまとまるように」
ふたつめがジャンルーのシャンプーとトリートメントのセット。アミノ酸系洗浄成分で優しくしっかり汚れをオフし、フルボ酸などが頭皮環境を整えてくれるもの。
「ヘアメイクの友人に激推しされました。美容師さんが従来のシャンコンに疑問を感じて作り始めたそうで、これを使い始めてすごく髪がキレイになった人がいると聞いて使い始めました。髪と頭皮に優しいマイルドな洗浄成分で、洗っていると髪にオイルがぎゅっと入っていくように感じるしっとり感。お疲れ髪にしなやかさが戻ります。頭皮環境やキューティクルにも自然成分がアプローチしてくれるので、エイジング効果がありながら安心して洗える2品。日常でより保湿したい時にはコレです」
そして3つめが、バイオプリグラミング ヘアタイムス3Dのライン。「髪本来の美しさを導き出すために作られたライン。きれいな髪は頭皮が命。このシリーズを使ってから、悩んでいた白髪がなくなり、豊かでつややかな黒髪をずっと維持している友人がいるので、その子の髪がこのラインの良さの証。生薬などが配合されていて、濃厚に頭皮の奥の毛根まで活性化してくれそう、と期待しています。白髪予防にもなるといいなと思い、攻めの気分でケアしたい日に取り入れています」
そして4つめがスリーのスキャルプ&ヘアオーダレンジ。「週に1~2度、頭皮をとくにしっかり洗いたいという日が来る」という中尾さん。「冬の間、そんなに汗をかかないときは髪を洗わない日も。そのほうが、自前の天然オイルで髪がするっとまとまりがよくなるし、洗いすぎによる乾燥も防げるので。でも、2日目は必ずしっかり洗いたい!と思うので、クレンジング風に使えるシャンコンも浴室に常備。スリーは天然成分で頭皮や皮脂汚れはスッキリ落ちるのに洗い上がりはなめらか。泡立ちもよくフランキンセンスの香りも抜群です!」
髪と頭皮のエイジングを防ぐためにはアイテム選びだけでなく洗い方にもコツあり! 洗い方HOW TO
中尾さんが髪と頭皮のエイジングを防ぐために実践しているシャンプーの方法を伝授してもらいました!
STEP1:毛穴から汚れをもみだすように指の腹でまんべんなく洗う
シャンプーをする際は、決して爪をたてずに指の腹で洗うのが原則、と中尾さん。
「全部の毛穴を洗うように、軽いタッチで汚れを押し出すように揉み洗いしていきます。触れてないところがないように、前、サイド、後頭部の順でまんべんなく。耳の後ろやうなじ近くも洗い残さないようしっかりと!」
STEP2:頭頂部に向かって頭皮をマッサージ
コリ解消と抜け毛防止を兼ねて、シャンプー中にマッサージをしている、と中尾さん。
「現代人の頭皮はたいていカッチカチ(笑)。ストレスや疲れ、頭皮は重力でひっぱられて、頭頂部あたりがいちばん固くなりがち。放っておくと抜け毛やうねり毛にもつながってしまうので、下がった頭皮を正しい位置に戻してあげるつもりでほぐします。親指以外の4本の指を頭頂部におき、親指でうなじあたりから頭皮をググッと持ち上げるようにマッサージ。下から上までまんべんなくほぐしたら、ハチ周りも重点的に。さらに固くて痛いところを見つけたらさらにグリグリとほぐす(笑)。頭皮全体の血行がよくなって、顔のリフトアップにもつながりますよ!」
*商品の価格はすべて税抜です。
構成/野村サチコ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。