ヘアのお悩み
2018.6.5

赤い、かゆい、かさぶたetc…「頭皮のできもの」原因と対策は? 医師が正しいケア方法を解説

頭皮にできものがあると、かゆくてイライラしたり、かさぶたできて大きなフケみたいに見えたり…。いちはやく健康な頭皮を取り戻したいですよね。
そこで今回は、『飯田橋駅前さくら坂クリニック』院長の小谷医師に、頭皮のできものについて原因から対処法まで教えていただきました。

【目次】
赤い、かゆい、かさぶたになるなど…頭皮にできもの どんな種類がある? 原因は?
頭皮にできものができる原因は?
なかなか治らないときは皮膚科へ

<お話を伺ったのは…>

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小谷 和弘(こたに・かずひろ)医師・・・『飯田橋駅前さくら坂クリニック』院長。内科・麻酔科の学会認定医でもある幅広い経験を生かし、さまざまな悩みに対して体の内側からもアプローチした診療を行う。クリニックでは、一般保険診療だけでなく、予防医学・美容医学といった最新治療も受けられる。

赤い、かゆい、痛い、かさぶたになるなど…頭皮にできるできもの どんな種類がある? 原因は?

「地肌がかゆいと思ったら、赤いプツプツが…これってなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか? 頭皮のできものといっても、その種類はさまざま。放って置いても、すぐに治るものもあればすぐにでも皮膚科に行くべきものも。代表的な頭皮のできものについて、小谷医師に伺いました。

丘疹(きゅうしん)・・・かゆみが伴う、水ぶくれになりやすい

「頭皮のできもの、湿疹でいちばん代表的なのが丘疹。しかし丘疹とひと言で言っても、ポツンと盛り上がっていたり、じくじくしていたり、水ぶくれになっていたりと、その症状はいろいろです。かゆみを伴うことが多いんですが、かきむしってしまうと湿疹が広範囲に広がったり、膿んでしまったりとドンドンひどくなってしまいます。少しプチっとなってるかな…くらいの軽いうちに病院で診てもらうと、治りが早いですよ」(小谷医師・以下「」内同)。いわゆる頭皮ニキビも、この丘疹になります。

毛のう炎、毛包炎・・・かゆみや痛みは伴わない

黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などが毛穴に入り込んで、毛穴が赤くブツブツとした状態になったもの。「ふつうは何もしなくても、数日経てば治ります」

腫瘍・・・皮膚がんの可能性があるできものは?

“ぷくっと盛り上がっているけど、これって腫瘍かな…”などと、頭にできものがあると心配になりますよね。すぐに病院に行ったほうがいい頭皮の腫瘍とは、どんなものがあるのでしょうか。

「日本人の場合、頭皮に限らず体にできる腫瘍の99%は良性です。ですので、頭皮になにかできているからといって、必要以上に心配する必要はありません。ただし、中にはそのままにすると“できたら必ず死ぬ”と言ってもいいくらい危険なものも…」

たとえば、“血管肉腫”という、70代~90代の人が罹患しやすい頭部のみにできる腫瘍や、初期段階ではホクロと見分けがつきにくい悪性黒色腫(メラノーマ)は、生存率が低い悪性腫瘍なのだそう。

「頭だけではなく、皮膚表面にできたときに悪性腫瘍を疑うべきものは、盛り上がった部分から血がよく出る、ドンドン大きくなるといったもの。また、生まれつきのアザなので悪性ではないと思っていても、最近血が出てきたといった場合も、すぐに病院へ。

皮膚表面ではなく、皮下にしこりのようなものができた、リンパが腫れたなどの場合も要注意です」

頭皮にできものができる原因は?

「頭皮に湿疹ができる原因となるのが、汗などの外的刺激。それと、シャンプーでゴシゴシとこすりすぎて頭皮を傷つけていたり、すすぎ残しがあるなど洗髪方法が悪いのも、原因にあげられますね」

汗をかいたらしっかり洗い流す、枕カバーなど髪に触れるものはつねに清潔にする、シャンプーはしっかりと泡立てて力を入れずに洗うといったことを心がけましょう。

「腫瘍の場合は、生まれつきのアザのような種類のものもありますが、通常は年齢とともにできるリスクがあがります」良性の腫瘍の場合、原因がはっきりとわかっていないものも多いそうです。

なるべく早めに皮膚科へ

軽い頭皮湿疹は、誰にでも起きるもの。そのほとんどが、「ちょっとかゆいな」、「ここだけプツっとしてるな」程度で、数日経てば自然とよくなっているそう。なのに、なかなか治らないという場合、その多くがかきむしって頭皮を傷をつけてしまっているため。すると、そこから細菌が感染し炎症が拡大、症状が悪化してしまうのです。

「頭皮のできものや湿疹で大切なことは、なるべく早めに治すということ。症状が軽いうちなら、薬ですぐに治りますよ。それに、皮膚科でもらった薬を常備しておけば、“頭がかゆい”と思ったときに、ささっと塗布することもできるので、このくらいでと思わずに早めに皮膚科を受診してください」。

 

頭皮のできものにはさまざまな種類があることがわかりました。いずれにせよ、面倒がらずに早めに皮膚科を受診するほうがいいようです。

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