クセ毛には2種類あった!タイプ別・大人のクセ毛をまっすぐな凛髪に変える方法|美的GRAND
「うねる」、「広がる」、「チリつく」…年齢を重ねるごとに扱いにくくなる髪。そんな大人のクセ毛、じつは2種類あることを知っていますか? 美髪の伝道師・伊熊奈美さんが、タイプ別に解消法を徹底解説!
あなたはどっち?
“ライオン髪” or “ネコ髪”
大人のクセ毛は主にばさばさと広がる“ライオン系”とぺたんとしてうねる“ネコ系”の2タイプに分かれます。
こんな人はライオン系クセ毛
\ばさばさ広がるクセ毛/
- 硬毛で太い
- ゴワついてチリつく
- 湿気で広がる
- 毛量は多め
【Before】
【After】
こんな人はネコ系クセ毛
\ぺたんこ&うねうねクセ毛/
- 軟毛で細くフワフワする
- トップのボリュームが出にくくぺたんとする
- コシがなくうねりやすい
- 毛量は少なめ
【After】
「ネコ系クセ毛」の解消法はこちら! ▷
加齢はクセ毛も連れてくる。でも、凜とした美髪を諦めないで!
加齢とホルモンバランスの乱れが“エイジングクセ毛”を作る
多様な髪質、多様なヘアスタイル…個々の美しさが見直されている今の時代。誰もが必ず直毛である必要はないけれど、クセを治めるのに毎朝大変な思いをしていたり、清潔感が失われて見えるのなら、なんとか解決したいですよね。
クセ毛は遺伝による先天的なものと、加齢や、それに伴うホルモンバランスの乱れによる後天的なものがあります。グラン世代のお悩みの多くは、加齢による髪質変化から発生する後天的クセ毛。血流の悪さやコラーゲンの減少などで頭皮に弾力がなくなると、毛穴が歪んでクセ毛になりやすいといわれています。
また出産、更年期、閉経といったホルモン値が大きく揺らぐ時期をきっかけにうねりが強くなるケースもあります。クセを引き起こすのは、髪の内部構造 の乱れ。通常ならバランス良く存在する、種類の違うコルテックス細胞が偏って配置され、うねりが生じます。こうなると湿気や乾燥など、環境に左右されやすい髪になってしまいます。
どんなクセ毛にも水分と油分バランスの整った潤いが必要
艶がなく湿気で広がり、パサついて見える、でも縮毛矯正やストレートパーマをするまででもない…今はそんなクセ毛を素直にする手軽なケアがあります。
まずは自分のクセ毛のタイプを知ることから始めてみて。クセ毛のタイプはざっくり2種類。ゴワついて広がるライオン系毛。ぺたんとしてうねる髪質はネコ系毛。それぞれのタイプ別に、ケア方法も扱い方も少し違います。
この企画では、ライオン系・ネコ系それぞれに効果のある9つの秘策をご提案。悩んでいないで、ぜひ潤いと艶をたたえた“凜髪”を手に入れてください。(伊熊奈美)
「ライオン系クセ毛」の解消法はこちら! ▷ 「ネコ系クセ毛」の解消法はこちら! ▷『美的GRAND』2022夏号掲載
撮影/天日恵美子、金野圭介(静物) ヘア&メイク/KIKKU(モデル分) スタイリスト/峰岸彩織(モデル分) モデル/川野由架子、樋場早紀 イラスト/ayumi kuriyama 構成・文/斉藤裕子、伊熊奈美
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
Profile
本誌をはじめ、女性誌などで美容記事を編集・執筆。毛髪科学に基づいたヘアケア知識をリアルな生活に取り入れやすく提案。講演活動も行う。著書に『頭皮がしみる、かゆいは危険信号! いい白髪ケア、やばい白髪ケア』がある。秋には白髪本第2弾を出版予定。
@namiikuma_hairista