アップバングのセット、女性はどうやる?おしゃれに決まる方法を紹介
女性のアップバングのセット方法とおすすめスタイリング剤をご紹介します。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからアップバングの髪型もご紹介します。
アップバングの魅力
- 前髪を上げたアップバングはすっきり爽やかな印象に。
- いつもと違うギャップも楽しめる。
- 前髪を少し立ち上げればかっこ可愛い雰囲気に。
アップバングの種類
かき上げ風
“なんだかイイ女”を演出できるかき上げ前髪だけど、おでこを全開にすると、強さが前面に出やすく。こめかみ辺りにちょろっと毛束を残すことで、抜け感と柔らかな色っぽさをプラスして。
センターパート風
トップと耳横をくしゃっとさせることでおしゃれなゆる感を演出できる!
【基本】アイロンなしでできるアップバングのセット
K-two GINZA スタイリスト
谷口翠彩さん
『K-two GINZA』でサロンワークを行いながら、メイクアップアーティストとしても活躍。プロダクトの開発も手掛ける。
Point
「オールバックにすると髪が落ちてきちゃうというお悩みには、メンズが使うジェルがイチオシ。油分が多くてしなやかになるものではなく、がっつり固まるタイプを思いきってつけて!」(谷口さん)\How to/
- 手のひらにジェルを広げ、根元から後ろへ向けて髪を持ち上げなから塗布。
- 顔周りにもつけてサイドは耳にかけ、タイトになでつけると髪が落ちてこない。
「その他」女性におすすめのアップバングのセット【3選】
【1】短い前髪のアップバング
\How to/
- 前髪を水で濡らし、ドライヤーを前髪の下側から上に向けて乾かす。
- 手にバームを広げ、前髪をかきあげながら内側から全体にもみ込み、後ろに流す。
【2】ニュアンスを付けたアップバング
\How to/
STEP1:ウエット感のあるかき上げが今っぽい!
ヘアオイルをなじませた手のひらを生え際に当て、後方へなでつけるように流す。
STEP2:ストレートアイロンで毛先にニュアンスづけを
こめかみから少量の毛束を引き出し、内側に“く”の字に曲げるようにくせづけて。
【3】ハンサムさも出るおしゃれアップバング
【Before】
\面倒くさくなってついサイドに流すだけですませてしまう/
【After】
\トップと耳横をくしゃっとさせることでおしゃれなゆる感を演出できる!/
【Side】
媚びないカッコいい雰囲気を目指すなら、オールバックが◎。そして今っぽさを出すなら、“くしゃっと感”が肝!
\How to/
STEP1:コテで顔周りは内巻きに、全体は内外ランダムに緩く巻く。
STEP2:人さし指先第1関節大のジェルを取り、手のひらになじませる。手ぐしで前から後ろに髪の毛全体をかきあげる。
STEP3:手ぐしで前髪中心を指ですきながらあげ、つむじ上辺りのトップを手で握るようにくしゃっとさせてボリュームをつける。
STEP4:両眉山の延長線上にある前髪をひと束ずつ指で引き出し、両耳の周りの毛もひと束取って、あえて緩さを作る。
アップバングにおすすめのスタイリング剤
アラミック OWAY グリムメリング・ボンド
K-two GINZA スタイリスト
谷口翠彩さん
『K-two GINZA』でサロンワークを行いながら、メイクアップアーティストとしても活躍。プロダクトの開発も手掛ける。
価格 | 容量 |
---|---|
¥3,960 | 100ml |
湿った髪になじませ、そのまま自然乾燥させてデザインをホールド。
マンダム ギャツビー メタラバー ジェル プレイフル
価格 | 容量 |
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¥1,100(編集部調べ) | 140g |
髪につけるとゆっくり固まり、長くキープ。ツヤも◎。
マンダム ギャツビー スタイリングジェル スーパーハード
価格 | 容量 |
---|---|
¥660(編集部調べ) | 200g |
自然なツヤ感、立体感をキープしつつ、ガチッと強力セットできる。速乾性も高く、ベタつかない。
女性も楽しめるアップバングのヘアスタイル【6選】
【1】色っぽパーマのグラデーションショート
Point
長め前髪のグラデーションスタイルで、パーマでラフな動きを出しているのがポイント。ウェーブではなく、毛先を動かすパーマという発想が新しく、起き抜けような抜け感がありながら、お洒落感と女性らしさをプラス。【how to“ベース&カラー”】
カットは、襟足1cm、サイドの長さは耳下、前髪は鼻下の長さでグラデーションに。トップにはレイヤーを入れつつ、アウトラインには重さを残して外人っぽく仕上げます。
ハイライトを入れ、ヘーゼルベージュをオンカラー。ハイライトは、表面5mmを外し、トップメインで入れて、パーマの動きを活かすように。ヘーゼルベージュは、寒色でもまろやかな柔らかさが特徴。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜38mmのロッドを使います。毛先のラフな外ハネは、ねじって逆巻に。全体は、太めのロッドで平巻きにします。
スタイリング剤は、ややドライなワックスを選びます。中間から毛先にセット剤を馴染ませたら、弱風のドライヤーで、手を振って、髪を散らすイメージでスタイリングします。
担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん
【2】アップバングのヘルシーショート
Point
可愛いも、大人っぽいも幅広いファッションを楽しめ、お洒落に着こなせるヘアスタイルとなっています。また、ニュアンスのある“隠しバング”は、長さ調整で骨格を問わず似合わせが可能。【how to“ベース&カラー”】
えり足ギリギリの長さにカットしたショートヘア。サイドの髪は、耳たぶが出るくらいの長さに設定します。長めの前髪は、骨格に合わせて長さを決め、例えば丸顔さんなら、少し長めにカットすると骨格をカバーできます。また、ニュアンスとなる“隠し前髪”を短めに内側につくるのもポイントです。
カラーは無しで、地毛を活かします。
【how to“スタイリング”】
髪を乾かしたら、軽めのソフトワックスやバームワックスをクシャっと揉み込むだけの簡単スタイリング。スタイリング剤は、ツヤ感と束感が出るタイプがおすすめです。
担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん
【3】アップバングのふんわりカールショート
Point
軟毛で髪がペタンとしやすい方。襟足の設定は指一本分に、サイド、フロントはやや前下がりになる様にイメージして鼻先位でカット。【how to“ベース&カラー”】
後は全体的にローレイヤーの角度で繋げつつもバックのぼんのくぼ辺りの毛はセニングでぼかしつつ、やや短くレイヤーが入るようにする。
8トーンのミルクティーグレージュに設定。肌トーンを上げてくれるお色味、メイク映えはもちろん、イエベ、ブルベの方を選ばず似合うカラーなので年齢層問わず大人気な王道カラーです。
【how to“スタイリング”】
全体的に丸くなる様にアイロンを内巻きに入れます。ハチ上の毛は真上に持ってきてトップの位置で毛先を内にまるめます。フロントも同様。あとは全体にバームを少量真上に髪を持ち上げて極力毛先に揉み込み、髪を下ろして指でササっと馴染ませれば完成です。
担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン) 徳崎 ヨシヒデさん
【4】かき上げバング×パーマのニュアンスショート
Point
S字カールのパーマが顔まわりのニュアンスをつくります。かき上げバングと丸みシルエットの絶妙なバランスで洒落感を高めてくれます。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、ワンレングスボブ。アンダーは低めに、トップにはウルフっぽいレイヤーを入れます。前髪は、目の下2cmで長めにカットします。
カラーは、6レベルのナチュラルブラウンに。ほんのりブラウン味が出るカラーで、パーマの質感をキレイに見せることができます。また、暖色にすることで女性らしさをプラス。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、S字ウェーブになるよう20〜23mmのロッドをメインに、スパイラル巻きにします。コールドパーマなので、抜け感のあるナチュラルな仕上がりに。スタイリングは、パーマのカール感が出るクリームワックスがおすすめ。オールバックにかきあげるようになじませたら、指先でカールを散らすようにセットしたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza (ガーデンギンザ) 金澤侑さん
【5】アップバングのカジュアルボブ
Point
前髪は、ドライヤーで根本を立ち上げてから、毛束を持ち上げてアイロンでワンカールさせると後ろに流れやすくなります。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインの平行ボブ。えり足のラインをしっかり出すことで、きちんと感を演出。前髪は、鼻先の長さでカットし、流れやすいように調整します。また、動きを出しやすくするために、量感を整えながら、膨らまないように。
カラーは、6レベルのダークグレージュをチョイス。くすみ感があり、トーンを落として大人っぽいイメージに。寒色でもツヤ感がり、赤みをおさえます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、全体を外ハネに。顔まわりをリバースに巻いてS字カールをつくると、ラフな動きでこなれ感のある仕上がりに。ふわっとした質感になるオイルを手に馴染ませてから、もみ上げ、えり足、表面の順に指を通すように内側から塗布します。前髪は、髪を持ち上げてから毛先のみにつけると、束感がつくれ、ふわっと感がキープできます。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 東千夏さん
【6】おでこ出しが可愛いラフな耳かけボブ
Point
ラフに耳掛けをすることで、顔まわりのニュアンスが生まれ、こなれたお洒落感を演出します。また、ボブベースなので、まとまりやすいのも魅力です。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインのワンレングスボブ。アンダーは低めに、中間からトップにかけては高めでグラデーションを入れ、柔らかな動きを出しやすくします。
カラーは、人気のアッシュベージュを10レベルで。明るめですが、寒色系にすることで赤みを打ち消し、透明感のある仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、毛先と顔まわりに少しカールをつくように仕上げます。バーっと髪を左右に揺らしながら、オイルをしっかりなじませ、束感をメイク。ラフに耳にかけてから、落ちてきた毛束やもみあげの髪をポイントで引き出し整えたら完成です。
担当サロン:MINX Aoyama(ミンクス アオヤマ) 和田流星さん
※一部サロン専売品が含まれます。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
都内有名店で美容師として働いた後、独立。トレンド感のあるヘア&メイクに定評があり、女性誌やモデル・タレントから絶大な支持を集める。