ヘアスタイル・髪型
2022.8.11

下膨れ悩みを解消する「髪型のポイント」と「おすすめスタイル16選」

ふっくら下膨れが気になる方におすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

下膨れさんの【特徴】

Point

秘かに可愛い♪と言われている下膨れさん、頬が赤ちゃんのようにぷっくりしているのが特徴。小顔に見えないから!とコンプレックスも感じている人もいるようです。


ショートヘアは似合わない?下膨れに見えやすい「顔タイプ」の似合わせポイント

HAIR SALON FOCUS マネージャー

篠塚 純さん

\下膨れに見られやすい顔タイプはこれ/

【丸顔さん】

Point

トップにボリュームを出して縦長のシルエット、前髪にすき間、サイドまたは後れ毛で頬を隠して横幅を小さく、サイドのフォルムに前下がりのラインやもみあげをつくると効果的。

【エラ張りさん】

Point

あごラインにポイントをつくる、顔周りに動きをつけてあごラインをカバー、ゆるくくびれるレイヤー、トップにボリュームや曲線のスタイル、重心をやや上にしてひし形をつくる、前髪は幅を狭くしてサイドに流す、えり足すっきりのショートはNG。

【四角顔さん】

Point

トップにややボリューム、おでこは出しすぎない、前髪は幅を狭く、横のフォルム重要、前髪にすき間、女性らしい柔らかな質感と明るめカラー。

「ショート~ショートボブ」下膨れさんにおすすめ【5選】

【1】トップふんわりで縦長効果をだしたパーマショート

Point

下膨れを目立たせないよう、トップにふんわりとした動きが出るように、ワンカールのやわらかいパーマをかけて輪郭カバー。ひし形シルエットになっているので下膨れ顔ショートの方でもシュッとして輪郭が細めにみえます。

【how to“ベース&カラー”】

  1. ショートボブは少し前下がりにカットして小顔効果に。レイヤーを入れてふんわりとした柔らかいひし形シルエットにして下膨れをカバー。前髪は流し目にして、シースルーバングに。
  2. カラーは9トーンのトープグレージュ。ベージュベースに少しグレーを混ぜて透明感のある柔らかい質感になるので、透け感が出て重たい印象をなくします。

【how to“スタイリング”】

  1. 下膨れさん特有の重たさが出ないように、束感を作って抜け感を出しました。32ミリのアイロンで平巻きにすることでふんわりとみえて下膨れがカバーされます。
  2. 最後にバームを全体的につけて、毛先に束感を出してふんわりと動きのあるヘアにすることで優しいふんわりショートの出来上がり。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 鎌倉 彩さん

 

【2】フェイスラインに沿う前下がりミニボブ

Point

えり足ギリギリラインでパツっと感を残しつつ、グラデーションで軽い質感を表現しているのがポイント。お手入れが簡単なのに、お洒落に差がつきます。また、緩やかな前下がりラインで、エラ張りや丸顔のカバーも。

【how to“ベース&カラー”】

  1. えり足ギリギリのワンレングスがベース。フェイスラインに沿うよう前下がりにすることで骨格を補正。前髪なしで大人っぽいイメージに仕上げています。
  2. カラーは、6レベルのブルーアッシュに。人気の兆しがあるダークトーンは、しっかり赤みを消し、透明感を与えるブルーアッシュがイチオシ。地毛風の清潔感、ピュアさが魅力です。

【how to“スタイリング”】

  1. ストレートアイロンをさらっと通す程度や乾かすだけでOK。カール感はつけない方がお洒落にキマリます。
  2. 動きを出すバームを、顔まわりと表面に塗布したら完成です。

担当サロン:MINX銀座店(ミンクス ギンザテン) 池戸裕二さん

 

【3】トップにボリュームを出して重心を高くしたマッシュ系ショート

スタイルのポイント

  1. マッシュ系に丸みのあるスタイリングがポイント
  2. 直毛さんはグラデーションカットでボリュームのある丸みで顔型ににあわせる
  3. 大きめのワンカールパーマもオススメ

前髪カットのポイント

  1. 幼くなり過ぎないように下ろした前髪に
  2. 目にかかる長さにカットして、流してもOKな2wayバング
  3. ワンカールをつけて下ろしていますがサイドに散らしてもOK
  4. 長め前髪で毛先を軽くすることで「おでこ」も見えるのでヘアに高さが生まれて似合いやすくなる

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん

 

【4】フェイスラインを覆うように髪が落ちる骨格補整ショート

Point

顔まわりの軽さ&襟足のくびれが、ナチュラルの中にキレイをプラス。厚みのあるデザインでも、シースルーバングとの組み合わせで抜け感もプラス。また、フェイスラインを覆うように髪が落ちることで、骨格を補整して小顔効果もかなえてくれます。

【how to“ベース&カラー”】

  1. ショートボブベースに、顔まわりを囲うようにレイヤーを入れる。また、バックは首を美しく見せつつえり足にくびれを出すように、レイヤーをオン。前髪は長めのシースルーで絶妙な束間を出すのがポイント。
  2. カラーリングは落ち着いた色味の8レベルのブラウンベージュに、トップを中心にハイライトを入れる。細めのハイライトにより、赤みを打ち消し透明感のある仕上がりに。

【how to“スタイリング”】

  1. 分け目がつかないよう、トップのボリュームを出しながら乾かしてから、32mmのアイロンで毛先をワンカールするだけの簡単ヘア。
  2. ボリューム感をキープするスプレーワックスを全体につけてから、毛先にヘアオイルを重ねて束間を整えたら完成。

担当サロン:Violet 表参道店(バイオレット オモテサンドウテン) 内田圭悟さん

 

【5】前下がりベースのひし形ショート

Point

全体のシルエットと顔まわり、両方がひし形となっていることも美バランスヘアのポイントです。前下がりベースで、洗練されたシャープなイメージに。トレンドのシースルーバングの程よい透け感も抜群です。髪質を問わないデザインなので、丸顔さんはぜひチャンレンジしてみて。

【how to“ベース&カラー”】

  1. アゴラインの長さ設定で、前下がりのショートボブにカット。ウェイトラインを低めにして丸みのある後頭部帯にすることで女性らしさを演出。前髪は目にかかる長さで下ろし流しに。
  2. カラーは10レベルのベージュ系をチョイス。赤みやオレンジを抑えつつ、くすみ知らずで柔らかい印象に仕上げる。

【how to“スタイリング”】

  1. ドライ後、全体をストレートアイロンで仕上げる。表面をふんわりCカール風に仕上げると美シルエットに。
  2. ウェットな仕上がりのヘアオイルを全体的に馴染ませる。ポイントは内側にもしっかり塗布すること。内側にしっかりつければ膨らみも抑えられる。最後に、顔まわりの毛束感を整えたら完成。

担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 井上晃輔さん

 

「ボブ」下膨れさんにおすすめ【3選】

【1】カールが頬に沿う顎ラインのグラデーションボブ

スタイルのポイント

  1. 下膨れをカバーするためには顎ラインのグラデーションボブに
  2. さらに耳下にカールを加える事で下膨れ感を無くす

前髪カットのポイント

  1. 前髪はリップラインくらいでどこでも流せるように
  2. センターパート、サイドパートにも対応できる2WAY

担当サロン:Surpass 星 晃介さん

 

【2】頬ライン前髪で輪郭をぼかすくびれボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースカットは、アゴラインのボブ。サイドとバックは重さを残し、やや前上がりにカットします。前髪は、巻いてほお下1cmとなる長さで切り、キレイに流れるように調整します。
  2. カラーは6レベルのラベンダーブラウンをチョイス。肌なじみがよく、長い時間綺麗な色を楽しめます。特に、色落ちすると黄色くなってしまう方におすすめ。

【how to“スタイリング”】

  1. ストレートアイロンで全体を外ハネに。ポイントのS字カールは、もみ上げ〜こめかみの髪を上半分は内巻き、下半分を外巻きにすることで実現。
  2. 前髪は、3パネルに分けて、内巻きにすると束感のある仕上がりに。最後にしっとりめのオイルorバームを、中間から毛先に塗布したら完成です。

担当サロン:GARDEN ginza(ガーデンギンザ) 石原萠さん

 

【3】ふんわりひし形シルエットの内巻きボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. トップがふんわりなるようにカット。前髪から顔周りに繋がる髪を作って頬を隠し、下膨れをカバーしています。
  2. カラーは11トーンのシナモンベージュ。赤みを抑えるようにして柔らかい雰囲気の色味にします。

【how to“スタイリング”】

  1. 26ミリのコテで内巻きにワンカールで下膨れを隠しています。また、表面さ毛束を持ち上げ柔らかいカールが出るようにします。
  2. あまりツヤっぽくなりすぎないワックスで毛先を揉み込むようにしながらスタイリングしたら完成。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 畑中正敏さん

 

「ミディアム」下膨れさんにおすすめ【5選】

【1】前髪をサイドに繋げた骨格カバーのレイヤーミディ

スタイルのポイント

  1. 前髪から自然に繋がる動きの出るレイヤーカット
  2. 低めのレイヤーでまとまりがあるけど動きのあるスタイルに

前髪カットのポイント

  1. ひし形内巻き斜めの2WAY前髪
  2. 重めだけど顔周りに流せるスタイル
  3. 顔まわりからサイドに繋がって骨格をカバーしてくれるスタイル

担当サロン:ciel(シエル) 藤間帆乃夏さん

 

【2】シースルーバング×小顔見えウルフミディ

Point

大人カジュアルウルフレイヤースタイル。 レイヤーをしっかり入れて動きのあるウルフスタイルに。 ボリュームを抑えて顔もスリムに見え丸顔をのお悩みもカバー。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 鎖骨下ラインにカットして、表面に短いレイヤーを入れてウルフ感に。顔まわりにもレイヤーを入れて動きのある抜け感に。垢抜けるように前髪はシースルーバングに。
  2. カラーはツヤのある10トーンのアッシュベージュに。赤みを抑えて柔らかい印象に。顎下に入れた外ハネで髪に動きを付けるのはもちろん、メリハリ効果で小顔見えも。

【how to“スタイリング”】

  1. 32ミリのコテで、毛先は外ハネに巻きに、表面と中間は内巻きににして、髪に動きと小顔効果を演出。
  2. バームを全体的に揉み込み、束感を出して完成。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 鎌倉 彩さん

 

【3】大きめカールがフェイスラインに沿う韓国風ミディ

Point

シースルーバング、たゆんとした大きめカールといったが魅力の韓国風ヘア。大人カジュアルなら、ポイント使いで韓国風を取り入れてみては?こちらのセミロング、顔まわりの大きめカールが韓流ポイントになり、小顔見せにも効果あり。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体を鎖骨下5cmでカット。トップにレイヤーを入れます。顔まわりには軽さが出るように調整します。前髪は巻いて眉下になる長さで。
  2. カラーは、ツヤ感のある8レベルのミルクティーベージュに。グレーMIXの無彩色で、赤みをおさえた落ち着きがあり色持ちのいいカラーとなります。

【how to“スタイリング”】

  1. 26mmのアイロンで全体をワンカール強巻きます。毛先は外巻きでもOK。巻いてから熱が冷める前にほぐすことで、柔らかニュアンスのカールが出現します。
  2. 顔まわりは、リバースの中間巻きで“たゆん”としたカール感に。
  3. 最後にしっとりタイプのオイルをオールバックにするように塗布します。全体の質感で統一感を出すとおしゃれ感がアップします。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん

 

【4】幅狭め前髪のワンカールミディ

Point

幅が狭めの前髪が額縁(フレーミング)効果を高め、小顔見せも望める優秀ヘアです。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体を鎖骨下1cmのロブに。トップのみにレイヤーを入れて空気感を表現する。
  2. 前髪は目の上ギリギリの長さで、奥行きの狭いシースルーに。幅も黒目と黒目の間の狭めにすることで、額縁のような効果をもたらし小顔に見せてくれる。
  3. カラーは9レベルのカフェラテベージュに。ラテ系色は今季のトレンドでもあり、ナチュラルな透明感と肌をキレイに見せる効果あり!寒色でありながらイエベベースの肌に似合い、幅広い洋服にもマッチする。

【how to“スタイリング”】

  1. ドライ後、ストレートアイロンで毛先をワンカール。温度設定は170度でカールがつきすぎないナチュラルさを目指して。
  2. 前髪は低めの150度で軽くワンカールさせるくらいに通す。マジックカラーでもOKですが、持ち重視ならアイロンが◎。
  3. スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。毛先中心に塗布して手ぐしで整え、手に残っているオイルを前髪につける。さらに、コーム(櫛)でとかすと、自然でキレイな束感がつくれる。

担当サロン:MINX 銀座二丁目店(ミンクス ギンザニチョウメテン) 桜井智美さん

 

【5】顔型をカバーする無造作パーマミディ

Point

顔まわりをウルフ風にカットすることで動きが出るので、丸顔やエラ張りなど顔型のカバーも。抜け感と遊びをプラスしたミディ。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 鎖骨の長さでボブベースにカット。フロントにしっかりレイヤーを入れて、顔まわりに動きと抜け感のあるウルフっぽい表情に。前髪は目にかかるくらいの長さに切る。
  2. カラーリングは冬らしさを演出する6レベルのアッシュベージュに。やや暗めですが日本人特有のオレンジ色を打ち消し、色気があり柔らかい雰囲気を与えてくれる色味。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマは20~15mmのロッドで根元までパーマをかける。前髪はゆるめにランダムなピンパーマを。
  2. スタイリングは、毛先のみを濡らしてトリートメントムースを揉み込んでから軽くドライヤーで乾かす。乾燥する季節なので、ムースは多めにしっかり塗布して、水分を閉じ込めて。
  3. アイロンで巻く場合、26mmのカールアイロンでリバース&フォワードのMIX巻きに。パーマでも、アイロンでも前髪は無造作に仕上げるのがコツ。
  4. ストレートタッチにするなら、手ぐしで伸ばしながら乾かす。指を使って外ハネにしつつ、表面に動きを出すと洗練された表情に。ナチュラルにヘアオイルをさらっとつけたら完成です。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 田中美有里さん

 

「ロング」下膨れさんにおすすめ【3選】

【1】頬下の余白をカバーするフェイスレイヤーロング

Point

下膨れさんは面長緩和+頬下の余白カバーが重要、フェイスレイヤーをリバースカールヘ繋げてシルエット補正と横顔の小顔効果。

【how to“ベース&カラー”】

  1. カットはローレイヤーでアウトラインを重めに、表面はレイヤーを入れて“上はふわっと下はたぷんとした質感差レイヤー”にしています。
  2. カラーはマロンベージュの11トーンお肌に馴染みやすいようほんのりピンクを混ぜるのがかわいさの秘密。

【how to“スタイリング”】

  1. 32ミリのアイロンでリバースカール多め。下膨れをカバーするために耳上をふんわりさせます。そのために、波ウェーブで立体感を出しています。
  2. フェイスレイヤーを後ろに流して、耳上の波ウェーブと馴染ませるとふんわりします。
  3. スタイリング剤はレイラエフオーガニックオイルを少量手の上に出して広げ、髪全体に軽くなじませてふんわりさせます。

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 上田ヒロツグさん

 

【2】重心を下にして輪郭は軽くした骨格補正ロング

Point

顔まわりのカットで横の空間を作ることで輪郭をぼかしてくれるようなスタイルになります。

【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースは重ためなカットで重心を下に持ってくるようにしてあげることで、目線を下にずらし下膨れが気にならないようにします。
  2. 顔まわりにレイヤーを入れて気になる下膨れの輪郭周辺は軽さを出します。
  3. カラーは明るすぎない8トーンのショコラベージュで柔らかさと透明感のある色味です。

【how to“スタイリング”】

  1. 全体を32mmのコテで外ハネで巻きます。顔まわりはリバースで巻いてナチュラルなくびれヘアにすることで下膨れの輪郭もキュッとしまって見えます。
  2. もみあげの部分を内にワンカール入れてあげることて空間が出来て抜け感のあるスタイルになります。
  3. オイルベースのスタイリング剤で束感よりもツヤ感の出るようなスタイリングに。

担当サロン:ciel(シエル) 藤間帆乃夏さん

 

【3】頬の厚みをカバーするくびれロング

Point

顔まわりのレイヤーカットとスタイリングでくびれるシルエットを作り、エラの辺りに影を作ることで頬の厚みをカバー。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 頬の部分がちょうどよく隠れるように、全体的にレイヤーを入れて動きを出します。動きのあるメリハリヘアは大人っぽい毛流れを作ることができるため、下膨れさんの幼顔を解消するにもオススメ。
  2. 前髪は、眉毛の辺りで流せるシースルーにして、こめかみに続くようにすることで顔の面積を小さく見せて小顔効果も出しています。
  3. カラーは9トーンのチョコレートカラー。ほんのりラベンダーっぽいブラウンカラーが今っぽくて明るすぎず可愛い◎。

【how to“スタイリング”】

  1. 38ミリのコテでゆるっと巻くのがポイント。毛先を外ハネにし、顔まわりと後ろの表面のみをリバースに巻いて、頬の位置がうまく隠れるようにするのが下膨れカバーには重要。
  2. バームをつけた後にブラシでとかすことで艶とまとまりのあるクアンクヘアに。

担当サロン:ciel(シエル) sanaさん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事