グラデーションボブってどんなカット?【16のおすすめスタイル】

まとまりやすく、コロンとした丸みが作りやすいグラデーションボブ。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからグラデーションボブをお届けます。インナーやトップなど部分的にグラデーションカットを取り入れたスタイルもご紹介!
グラデーションカットってどんな切り方?レイヤーとの違いは?
グラデーションカット
ヘアスタイルでよく耳にするカットの1つではないでしょうか?レイヤーより段の幅が狭い切り方で、ヘアデザインとしてのボリュームは下にきます。内巻きワンカールデザインに向いてます。ボブでも少しグラデーションが入ることによりまとまりを作れ、髪質によりグラデーションの入れ方を変えていきます。顔周りにボリュームを持たせることができるグラデーションカットは骨格カバーで頬周りのお悩みを払拭するのにもおすすめです。
レイヤーカット
こちらも同じく、よく耳にするカット方法の1つで、カットの基本中の基本といってもいいぐらいよく用いられるのではないでしょうか。レイヤーとは段の事で、デザインに動きや、くびれを作る時に使用します。お客様の髪に動きを作り気分を変えたり、ロングの場合はトップや顔まわりに独立させて入れたりもします。アイロンで巻く方にはレイヤーを入れるだけでワンカールが一気に上から下まで動く髪に変身させる事も可能です。髪全体にボリューム感を出すことができるレイヤーカットは、髪がペタンとしがちだったり、猫っ毛などの方が動きのあるふんわりスタイルを求める際には必需ですね。
「前髪あり」のグラデーションボブ【4選】
【1】2WAYバングのグラデーション+レイヤーボブ
Point
グラデーションとレイヤーを入れることで、重さを残しつつ軽い動きを出しやすくします。2WAYバングなので前髪のスタイリング次第でアレンジも可能。【how to“ベース&カラー”】
ベースはあご下1cmのワンレングスボブ。顔まわりは鼻先の長さにレイヤーを入れ、前髪は流しも下ろしもできるシースルーバングに。
カラーは10レベルのアッシュベージュをセレクト。通年人気のヘアカラーですが、日本人特有の赤みを消して柔らかさのあるベージュカラーに。アッシュ系でもくすみ知らずなのも◯。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで毛先を外ハネにするだけの楽々ヘア。前髪は気分に合わせて横分けにしたり、下ろしたりすることで雰囲気のチェンジを楽しめます。ヘアオイルを全体になじませ、顔まわりのレイヤーと前髪の髪を細めにつまんで束感を演出。もみ上げを引き出してアクセントを加えればお洒落感UP。
担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) 鍬崎さやかさん
【2】長めラウンド前髪のグラデーションボブ
Point
ライン感が残るようにグラデーションでカットし、表面にはレイヤーを入れます。前髪は、やや長めでラウンド気味にカットします。【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは、あご下3cmのワンレングス。
カラーは、10レベルのオレンジブラウンをセレクト。ブラウンを混ぜることで、大人女性にも挑戦しやすいオレンジカラーで、可愛らしく元気な雰囲気に。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、ほんのり外ハネに。表面のみ、Cカールに巻くのがスタイリングの鍵で、ふんわり柔らかい動きをプラスします。スタイリング剤は、髪質によりますが、基本的はバームがおすすめ。手に伸ばし、しっかり内側からなじませます。広がりが気になる人は、バームにオイルを混ぜて使うと膨らみをおさえることができます。
担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) 鍬崎さやかさん
【3】シースルーバング×トップグラデーションのボブ
Point
カットベースは、アゴ下1cmのボブ。トップにグラデーションを入れ、顔まわりにはローレイヤーを入れます。前髪は、顔型に合わせたシースルーに。【how to“カラー”】
カラーは、9レベルのピンクベージュに。ベージュをMIXすることで、ピンクカラーでも透明感があり、柔らかさと明るい印象の仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
基本的にはハンドブローでOK。ドライヤーで乾かすとき、髪を前方向に向かって毛流れをつくるとナチュラルな内巻きになります。アイロンを使わない方が質感を柔らかく見せられるメリットも。全体にオイルをなじませ、顔まわりは、バームで束感を整えます。首元や顔まわりは根本付近から塗布し、最後に目の細いコームで全体をコーミングするとなじみがよくなり、まとまりもよくなります。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 尾山貴教さん
【4】インナーをグラデーションカットしたワイドバングボブ
Point
タイトにまとまりやすくするためにインナーはグラデーションでカットします。前髪は、眉が隠れる長さのワイドバングに。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あご下3センチのワンレングスボブ。
カラーは、8レベルのオレンジブラウンをセレクト。明るさのあるブラウンで、イエベ、ブルベ問わず、日本人の肌によく似合うカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、丸みをつけずにまっすぐ下に落とすようにアイロンを通します。頭のハチやえり足は、浮きやすいので、乾かす時からボリュームをおさえるとグッド。スタイリング用のオイルを中間〜毛先に揉み込み、全体になじませます。最後に残ったもので、前髪の束感を整えたら完成。オイルの塗布量は、髪質に合わせ、軟毛さん・細毛さんは少なめ、硬毛さん・太毛さんは多めに調整してください。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん
「前髪なし」のグラデーションボブ【3選】
【1】ほお骨カバーが叶うグラデーションボブ
Point
ボブらしいプツっとしたライン感を残しながら、グラデーションで丸さと軽さを演出したこちら。シルエットも柔らかい印象で、ナチュラルながらも女性らしいムードに。湿度が高くなるとクセが気になる前髪は、長めにするのが正解。ほお骨をカバーするので、丸顔さんにもおすすめ。【how to“ベース&カラー”】
ベースはサイドの長さをあごラインに設定し、バックから前上がりにカット。グラデーションを軽く入れて、軽さを出します。前髪は、鼻下の長さで切りニュアンスをプラス。
カラーは、暗めで6レベルのアッシュブラウンをセレクト。地毛よりもほんのり明るめで、赤みを打ち消しつつナチュラルで柔らかい仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
ハンドブローでオイルをなじませるだけの簡単スタイリング。クセが気になるなら、軽くストレートアイロンを通しても。最後に、髪全体にオイルをなじませたら完成。湿度が気になる季節のヘアオイルは、ペタっとしやすいため軽めを選んで。
担当サロン:MINX aoyama(ミンクスアオヤマ) 和田流星さん
【2】顔まわりに流れが生まれるグラデーションボブ
Point
ベースは、あご下1cmの長さでカットし、グラデーションを入れ内側にまとまるようにしたスタイル。前髪を長めに残すことで、キレイな流れがつくりやすく美人度がUPするものポイント。【how to“ベース&カラー”】
トップにはレイヤーを入れ、柔らかい動きを出しやすくしています。前髪は、鼻先くらいでカット。
カラーは、透明感のあるアッシュベージュに。6レベルの暗めのカラーで、柔らかさと大人見せを両立させます。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ハンドブローで乾かしますが、分け目がつかないようにふんわりドライするのがポイント。前髪は、センターパートでかき上げるイメージで。最後にクリーム系のワックスを全体になじませたらフィニッシュ。クセが気になる人や広がりやすい人は、ストレートアイロンで仕上げても。
担当サロン:grico(グリコ) 寺尾フミヤさん
【3】顔まわりの毛束がポイントのグラデーションボブ
Point
アンダーは低めに、中間からトップにかけては高めでグラデーションを入れ、柔らかな動きを出しやすくします。ラフに耳掛けをすることで、顔まわりのニュアンスが生まれ、こなれたお洒落感を演出します。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインのワンレングスボブ。
カラーは、人気のアッシュベージュを10レベルで。明るめですが、寒色系にすることで赤みを打ち消し、透明感のある仕上がりを叶えます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、毛先と顔まわりに少しカールをつくように仕上げます。バーっと髪を左右に揺らしながら、オイルをしっかりなじませ、束感をメイク。ラフに耳にかけてから、落ちてきた毛束やもみあげの髪をポイントで引き出し整えたら完成です。
担当サロン:MINX Aoyama(ミンクス アオヤマ) 和田流星さん
「短め」のグラデーションボブ【3選】
【1】バックが重めのグラデーションショートボブ
Point
広がりやすい髪でもまとまるグラデーションカット。手ぐしでさっとかき上げるだけで簡単に決まるので、スタイリングが苦手な人にも◎。【how to“ベース&カラー”】
前髪の長さは長めの鼻先でカット。えり足を短めに設定し、バックが重くなるようにグラデーションを入れ、サイドは前上がりにカットします。
カラーは、5レベルのアッシュグレーで地毛風カラーに。暗めカラーのメリットのひとつは、肌を白く見せられること。また、透明感重視の暗髪にすることで、キレイめな印象を与えます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロン、もしくはカーラーで内巻きにスタイリング。アイロン仕上げは、熱でしっかり形をつくることができ、カーラーは柔らかい質感を実現するのでお好みで。オイルをしっかり揉み込みながらなじませ、最後に手ぐしでかき上げたら完成。オイルは、柔らかい動きを損なわないよう軽めのタイプを選んで。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 仙田辰弥さん
【2】えり足グラデーションのショートボブ
Point
サイドの長さを耳下に設定したショートボブ。えり足はグラデーションを、トップにはデザインレイヤーを入れます。【how to“ベース&カラー”】
前髪は、オン眉でラウンド状にカット。
カラーは、ツヤ感と温かみのあるピンクベージュを。表情を明るく見せ、顔色も映えるカラーリングです。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、17〜23mmのロッドを使い、ワンカール〜ワンカール強で。トップは根本まで巻き、ボリュームを出しやすくします。パーマ剤は、ゆるめのコスメパーマでダメージレスに。
スタイリングは、ドライな状態にバームミルクを50円玉サイズ、手にムラなく伸ばし、後ろから全体に揉み込みます。大きめにくしゃっと動かすとパーマのニュアンスが可愛く仕上がります。
担当サロン:TORA by grico(トラバイグリコ) バタコさん
【3】低めグラデーションのショートボブ
Point
カットは、短めのボブがベース。バックはあごラインで、グラデーションを低めにすることで、すっきりとした丸みラインに。【how to“ベース&カラー”】
前髪はパツッと感のある薄めに切り、サイドバングと斜めに繋げます。
カラーは、12レベルのオレンジブラウンに。パサつきをおさえ明るめカラーでもツヤ感があり、顔色をよく見せ肌がくすんで見えません。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、自然な丸みをつけます。セット剤は髪質にもよりますが、基本的には軽めのオイルがグッド。内側からボリュームをおさえるように なじませます。小顔効果を高めるなら、耳にかけてから、サイドバングだけでなくトップの髪も引き出すのがポイントです。
担当サロン:MINX harajuku(ミンクス ハラジュク) 深堀聖さん
「前下がり」のグラデーションボブ【2選】
【1】前下がりグラデーションの美シルエットボブ
Point
ワンレングスのボブベースにグラデーション&レイヤーを入れた長めレングスなので、ショートボブに初挑戦という人に一押しのデザインです。【how to“ベース&カラー”】
カットは、前下がりベースのグラデーションボブにフェイスレイヤーをプラス。すっきりとした印象となり、耳まわりももたつきません。前髪は、ほおにかかる長さでカットします。
カラーは10レベルのサンドベージュをチョイス。ベージュならではの透明感を楽しめ、オールマイティーな肌色にマッチします。
【how to“スタイリング”】
柔らかい質感を目指すなら、アイロンよりブロー仕上げを。全体をハンドブローで乾かしてから、ツヤ感を出すために軽くブローをします。動きと束感の出るバームを全体にも馴染ませ、えり足は首に沿うように外ハネにしたら完成です。
担当サロン:Joemi by Un ami(ジェエミ バイ アンアミ) 小倉太郎さん
【2】インナーをグラデーションカットした前下がりボブ
Point
ベースカットは、あご下2cmの長さで前下がりラインにカット。バックはインナーをグラデーションでカットし女っぽい丸みのあるシルエットに。【how to“ベース&カラー”】
前髪は、薄めでパラパラとした質感とライン感がでるように。サイドバングは、耳下のレングスで長めにつくります。
カラーは、9レベルでも明るい印象となるサンドベージュをチョイス。ややくすみがあり、キレイ色が長時間続き、ツヤ感&透明感のある色味となります。
【how to“スタイリング”】
ふんわり仕上げるのがポイントで、中間から毛先にかけて大きく内に入るようにストレートアイロンを通します。前髪は巻きすぎないように。しっとり系のオイルを内側からしっかりなじませ、表面、前髪の順につければ、広がりをおさえてこなれ感のある仕上がりに。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ) 金井悠華さん
「パーマ」のグラデーションボブ
Point
中間からトップにレイヤーを入れて動きを出し、アンダーはグラデーションで重さを残し、ウルフでも今っぽい表情に。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、肩の長さで前上がりのボブに。前髪は、目にかかる長さで流しやすいようにつくります。
カラーは、8レベルのグレーベージュをチョイス。グレーとベージュのいいとこどりで、ヘアスタイルの柔らかい雰囲気をさらに引き立てる髪色に。赤みもおさえられ、色落ちしてもキレイな色をキープできます。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、毛先から平巻きで2回転巻きます。17〜26mmのロッドを使い、髪の長さに合わせてロッドを選びます。
スタイリングは、8割ほど乾いた状態で、ツヤを与えるミルクバームを毛先から揉み込むだけの簡単ヘア。最後に動きを出しながら、全体のバランスを整えたら完成です。
担当サロン:TORA by grico(トラ バイ グリコ) バタコさん
「ストレート」のグラデーションボブ【3選】
【1】コロンとした丸みのグラデーションボブ
Point
コロンとした丸みのシルエットが可愛いこちらのボブ。グラデーションの丸さが引き立つデザインで、可愛さだけでなく、抜け感のある前髪と軽い質感により大人っぽい雰囲気を演出。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインの平行ボブ。毛先の重さを取るグラデーションを入れることで、ナチュラルな丸みシルエットに。前髪は、目にかかる長さのシースルーにカットし、サイドは長めで流れるようにします。
カラーは、8レベルのショコラベージュをチョイス。暖かみのあるショコラとベージュの柔らかさをいいとこ取り。髪にツヤ感も与えます。
【how to“スタイリング”】
頭の丸みに沿ってストレートアイロンを通します。毛先がナチュラルに内に入るようにカットしているので、内巻きにしなくてもOK。内巻きのカールが強いと幼くなりやすいのでご注意を。軽めのスタイリングオイルを内側から表面、毛先と馴染ませ、手に余ったもので前髪の束感を整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) manaさん
【2】暗髪ストレートのグラデーションボブ
Point
内側のおさまりがよくなるグラデーションを入れ、柔らかい質感に仕上げます。【how to“ベース&カラー”】
カットは、あごラインのワンレングスボブがベース。前髪は、少しワイドに、ぱつっと重めにカットします。
カラーは、6レベルのチョコレートブラウンに。甘い印象のチョコレートにツヤ感のあるブラウンをMIXすることで、甘すぎない柔らかい印象に仕上げます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、軽く丸みがつくように通すだけの簡単スタイリング。軽めのオイル、もしくは、バームを少量、毛先になじませたら完成です。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん
【3】首元すっきりのグラデーションボブ
Point
サイドバングを少し長めにカットしたこちらのグラデーションボブ。今っぽい気分を演出するだけでなく、顔まわりをカバーして小顔効果&ひし形シルエットを叶えます。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、えり足ギリギリのあごラインのボブ。バックにグラデーション、表面は軽めにレイヤーを入れます。サイドバングは、耳上の長さで流れるようにカット。前髪は、長めのシースルーに。
カラーは、全体に細めのハイライトを入れてから、8レベルのサンドベージュをオンカラー。サンドベージュは、ブラウン寄りの寒色なので、やわらかく見せつつツヤ感も感じられるカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを通すのみでまとまる時短ヘア。毛先は巻きすぎない方がお洒落に。スタイリング剤は、ヘアオイルを。髪質に合わせて、細毛さんは軽め、広がりやすい人はやや重めがおすすめ。基本的には、中間から毛先に馴染ませますが、ふくらみやすい人は、内側にしっかりつけてから表面に馴染ませて。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 金井悠華さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ミセス世代に圧倒的な支持を持ち、美容を楽しんだり自分に自信が持てるヘア提案が得意です。遠方からも悩み解決やイメチェンをしたいお客様が訪れています。企業広告や、有名人のヘアメイクなど幅広い仕事もこなす魅力的な美容師です。