あご下の長さでもまとめ髪を楽しむ!|絶壁を感じさせないおだんごスタイル【美容賢者の髪コンプレックス解消vol. 117】
「髪の長さはあご下のボブですが、ギリギリ結べる長さなので、暑いときはひとつにまとめてすっきりとさせます。でも、結ぶと毛先が短くて心許ない感じになので(苦笑)、おだんごにしています」という野口さん。
ひとつにまとめると後頭部の絶壁が目立ちやすくなるため、必ず髪をつまみ出して立体感を出しているそう。
「猫っ毛で毛量が少ないから、つまみ方にもこだわっています」とのこと。
つまみ出す毛束の量や位置は、要チェックです!
今月の賢人File
ヘアサロンtricca銀座店 スタイリスト野口眞莉奈さん
名前:野口眞莉奈(ノグチマリナ)
年齢:25歳
髪質:猫っ毛で量は少なめ。
髪の長さ:あご下のボブ。前髪は眉が隠れる長さ。
ヘアカラー:ハイライトとローライトを入れてトーンアップしている。
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:猫っ毛で毛量が少ない。後頭部が絶壁気味。
賢者プロフィール:銀座にあるヘアサロン『tricca』の人気スタイリスト。女性らしいモードなショートやボブスタイルが得意で、銀座で働く感度の高い女性たちから支持されている。
野口さんのいるサロンはこちら
絶壁をカバーしながら短い髪をおだんごにするHow to
【STEP1】髪の表面と襟足にヘアオイルを
「髪が短いので、まとめたスタイルをキープするために、ヘアオイルをなじませます。表面にヘアオイルをつけておくと、最後に髪をつまみ出しやすくなります」
「襟足にもヘアオイルをなじまると、短い髪でもまとめやすくなります。手のひらと指の間にヘアオイルを広げて、手ぐしで襟足の髪をかき上げるようになじませます」
愛用しているヘアオイルはコレ!
「軽めのオイルで、猫っ毛でも髪がベタっとしません。ヘアフレグランス並みの香りの高さもお気に入り」ビューティーエクスペリエンス mmオイル 80ml ¥3,800
【STEP2】毛先をサイドの毛流れに沿わせておだんごに
「髪を手ぐしでラフにひとつにまとめたら、ヘアゴムで結びます。最後の毛束を通し切らずにおだんごに。毛先は、サイドの毛流れと同じ方向に持ってくると、すっきりとしたおだんごに見えます」
【STEP3】極少量の毛束を3か所からつまみ出す
「髪をつまみ出して、ラフな印象にします。つまみ出す毛束は、極少量にするのがポイント。猫っ毛でもふわっと立体的になります。つまみ出す位置は、ハチより内側のトップ、後頭部の上の、結び目の上の3か所。結び目の上もつまみ出すことで、絶壁感がしっかりとカバーできます」
【STEP4】もみ上げ&襟足の毛束を少し残してヘアピンで留める
「もみ上げ&襟足の髪を少しだけ引き出して、女性らしさを演出します」
「サイドの髪が短くて崩れやすいため、ヘアピンで固定します」
【STEP5】ストレートアイロンでもみ上げに動きを
「【STEP4】で引き出したもみ上げを、ストレートアイロンで巻きます。もみ上げの長さが短くて顔との距離が近いので、コテよりもストレートアイロンを使う方が火傷の心配がなく、カールも失敗しません」
【完成】
あご下の長さのボブでもすっきりとしたおだんごに。
もみ上げや襟足の後れ毛のおかげで、女性らしさもキープ!
サイドから見ると…
極細くつまみ出した毛束のおかげで、立体感のある仕上がりに。
動きのある後れ毛がこなれた印象をバックアップ。
構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。