髪の毛の分け目を変えてイメージチェンジ!どんなスタイルが合う?
髪の毛の分け目は、髪のクセに合わせていてあまり変えていないという人も多いと思います。でも実は分け目を目立たなくしたり変えたりすることで、ヘアスタイルの印象って意外と変わるのです。いくつかの方法をご紹介します。
【目次】
・前髪の分け目を変えるだけでイメチェンできる!
・分け目をジグザグに
・分け目をつけないのがポイント
・分け目を際立たせ、すっきり見せる結び方
・センター分けで大人っぽく
前髪の分け目を変えるだけでイメチェンできる!
簡単なアレンジを加えるだけ!
分け方を変えるだけでも、雰囲気がガラリと変わるのが前髪。ねじったり、かきあげたり、くるりんぱしたり…と簡単なアレンジを加えるだけで、サロンに行かなくても様々なイベントにぴったりなスタイルが作れます!
■キレイめセクシースタイル
1.前髪ごと全体をかきあげながら9:1に分ける
無造作な毛流れが最大のポイント。コームではなく手ぐしで前髪〜トップを思いきりかきあげ、ざっくりとラフに分けて。
2.短い前髪をハードワックスでなじませる
前髪が額に落ちてこないようハードワックスをつけて毛流れに沿わせる。トップがぺたんとなる人はキープスプレーを。
■今っぽかわいいスタイル
1.前髪の約半分をまばらに上げてピン留め
額がまんべんなく透けるよう、前髪を全体的に間引くイメージでつまんで上げる。鏡を見ながら量を調整してみて。
2.ソフトワックスをなじませて前髪の毛束を固定
所々前髪にワックスをつけて束を固めておくと、アレンジを作ったときの額の透け感を長時間キープできる。
■知的で上品スタイル
1.指でトップの毛をジグザグと大胆に分ける
前髪を半分に分け、指でトップの分け目を前から後ろへジグザグとくずす。あえて左右非対称に分けることでこなれ感が!
2.前髪の毛先をワックスで固めてキープ
前髪にハードタイプのワックスをなじませて固定する。ハネやすい髪には、ねじるようにしてつけるのがおすすめ。
■清楚&可憐スタイル
1.8:2で髪を分け、前髪を緩くピン留めする
髪全体を8:2の割合でざっくり分ける。量が多い方の前髪を深めに取り、曲線を作るようにたゆませながらピンで留める。
2.前髪を少しずつ引き出して曲線を整える
ピンを片手で押さえつつ、もう片方の手で前髪を引き出して丸みを作る。短い前髪はキープスプレーでしっかり固定を!
分け目をジグザグに
トップに高さを出したハーフトップ
湿気を含んで広がりやすくなった髪をボリュームとして利用し、華のあるアレンジに。ハーフアップにすれば、膨張しやすいハチ上もスマートに抑えられ、頭が小さく見えます。
【SIDE】
【BACK】
湿気で広がりやすくなった髪をボリュームとして利用!梅雨のおすすめヘアアレンジ
中途半端な前髪を「かっこいい色気」をまとったスタイルに
【BEFORE】
おでこに生えぐせがあって、いつも同じ所でぱっくり。「乾いてしまうとうまく直せないので、色っぽい雰囲気どころか整えるのに精一杯でいつも中途半端な感じです」
【AFTER】
いつもの分け目はやや左側。思いきって右から分けて、根元がふわっとして絶妙にうざったい薄め前髪に! 「アンニュイな印象になりました! ほんのり秋っぽさも感じます」
教えてくれたのは…
GARDEN Tokyo 副店長 津田 恵さん
人気タレントからの指名が多く、『美的』のアレンジや髪悩み解決企画にも多数登場。クールで色気のあるスタイル作りに定評あり。
【how to“スタイリング”】
1.よーくぬらす
フロント部分を地肌からしっかりぬらす。根元をリセットしないとくせが直らないので、ここが大事!
2.逆サイドから乾かす
いつもの分け目と逆側から分け、かきあげるようにしながら根元にドライヤーの風を当てて乾かす。
3.分け目をジグザグに
分け目が直線でぱっくりしていると、ふんわり感もニュアンスも出ないので、指を使ってジグザグに。
4.外巻きにする
32mmのアイロンを使用。前髪の中間〜毛先にくせがつくように、中間から挟んで外巻きにスルーさせる。
5.バームで束を作る
前髪だけでこんなに変わる! 中途半端な前髪には逆サイドから分けて色っぽさをプラス
トップにふんわり感を出したタイトな外ハネボブで愛され顔に
教えてくれたのは…
DAMIAスタイリスト 増田怜奈さん
\はねやすい髪は、思いきって外ハネにするのが、スタイリング時間短縮のコツ/
スタイリングに使うアイテムはこちら!
左/ミルボン ニゼル ドレシア ジェリーS 90g ¥1,800(写真は増田さん私物)。「外ハネにした毛先になじませて、ハネ感をキープしながらウェットな質感に」(増田さん・以下「」内同)
右/アドスト プレミアム DS FDS-25 ¥31,000(編集部調べ)。「サロンで使用しているストレートアイロン。温度上昇が速くて使いやすい点と、一度でキレイなストレートヘアが完成する点が、プロに支持される理由です」
【how to“スタイリング”】
1. 髪を上下に二分して、アイロンで外ハネに
サイド〜バックの髪を、こめかみ位置で上下にブロッキングします。
「一気にスタイリングしようとすると、かえって時間がかかってしまうので、必ず髪を上下に分けてください。まずは、下の段からスタイリング。中間部分をストレートアイロンで挟み、毛先に向けて滑らせて、毛先5㎝のところで毛先が外にはねるように腕を外側にひねって、アイロンを抜きます」
2. ブロッキングした上の段もアイロンで外ハネに
続いて上の段をストレートアイロンで挟み、外ハネに。
「上の段は頭頂部を空けて、ハチのあたりをストレートアイロンで挟みます。毛先に向けて少しゆっくりめにアイロンを滑らせ、広がりやすいハチまわりをタイトに抑えるのがコツ。中間部分から徐々に手首を外側にひねりながら、アイロンを抜きます」
ここまでで約2分半!
3. トップの分け目をジグザグに
コームの先端でトップの分け目をジグザグにとります。
「丸顔カバーに不可欠なのは、トップに高さを出して、縦長のフォルムを作ること。分け目をジグザグにすることで、トップにふんわり感が出て、自然な縦長フォルムになります」
4. ジェル状のスタイリング剤を毛先にオン
ジェル状のスタイリング剤を500円硬貨大(ポンプタイプの場合は2プッシュ分)手に取ります。
「両手にジェル状スタイリング剤を伸ばし、両サイドの外側から手グシを入れて毛先になじませます。程よいウェット感を出しながら、ハネ感を長時間キープしてくれますよ」
完成!
トップのふんわり感とサイドのタイトさで、メリハリのある外ハネボブの完成です。
「はねやすい髪は、無理に内巻きにしようとすると時間がかかるばかり。トップにふんわり感を出して、丸顔カバーにマストな高さをキープしつつ、サイドをタイトに抑え、毛先を外ハネにすると、スタイルにメリハリが生まれ、表情も華やかに見えます!」
アイロンで簡単!“ボブの外ハネアレンジ”で丸顔&地味顔をカバー【髪コンプレックス解消vol.30】
分け目をつけないのがポイント
ショートボブで叶えるコンパクトなあか抜けフェミニン
【how to“ベース&カラー”】
襟足を浮かない長さに設定し、やや前下がりのワンレングスでカット。襟足にイングラデーションを入れることでコンパクトなフォルムに。表面にはレイヤーを入れて毛先の軽さを出します。前髪は奥行きを浅めでやや幅広くとり、肌が見えて束間が出やすいようにカットします。カラーは7レベルのオリーブグレージュに。オリーブとグレーをミックスすることで、赤みをしっかり消しつつ透明感のある髪色に仕上げます。
【how to“スタイリング”】
髪をドライする時、前髪はその日の気分で下ろしも流しも対応できるように分け目がつかないように乾かします。ドライ後、ストレートアイロン、もしくは26mm のカールアイロンで毛先を外ハネにします。クルッとしたカール感ではなく、軽く丸みをつける程度でOK。ツヤ感の出るソフトワックスを全体に揉み込んだらフィニッシュ。毛先がパサついているとNGなので、セミウェットな質感を目指して品良く仕上げて。
分け目をつけずラフに仕上げて
【how to“ベース&カラー”】
ベースは、自然と落ちた時に肩にかかる長さでカット。顔周りからハイレイヤーを入れて、全体的に軽やかな仕上がりに。目にかかる長めの前髪は、流れるようにカットし、チラッとおでこが見えるように調整します。10トーンのカーキベージュは、柔らかさのある春にぴったりな色味。ハイライトのオンカラーにより、軽さと動きのあるスタイルに。
【how to“スタイリング”】
絶妙なカットが施されているため、乾かすだけで外ハネくびれスタイルを再現できます。ただし、前髪に分け目がつかないよう注意して。カール感を強調したいなら、32mmのアイロンでアウトラインを外ハネに、トップは持ち上げで内巻きに。セット力がありウェットな質感に仕上げるバーム系のワックスを付けてシルエットを整えます。髪の広がりが気になる人は、オイルを使っても◎。
“うざバング”&たっぷりレイヤーで、今どきミディはとことんカジュアルが正解!
可愛くなりすぎない大人ショート
【How to“パーマ&カラー”】
あごラインでカット。トップと正面にレイヤーを入れ、丸さとふんわりした立体感を出しやすくします。襟足は長めに残さずすっきりさせ、丸いシルエットを強調します。また襟足はくびれさせるとクールに見えがちなので、丸みを出すグラデーションカットに。前髪はかなり深めからフルバングで取り目の上ギリギリでカット。サイド表面の毛流れと自然と繋げます。カラーは8トーンのアッシュグレージュ。落ち着いたカラーですが透明感があるので重たくなり過ぎず、ふんわりした質感を演出しやすいです。
【How to“スタイリング”】
髪を乾かすとき前髪に分け目がつかないように、かなり後ろから前髪を持ってきて指の腹で根元をジグザグこすりながら乾かします。トップの毛束を真上に持ち上げ、32㎜のアイロンで根元付近に押し当て、挟まずにそのまま毛束がふんわりするよう毛先まで滑らせます。挟むとカールがつき過ぎるので注意を。アイロンが苦手な人はトップを額から後頭部に向かって3つに分け、マジックカーラーで手前から内巻きふたつ、リバース巻きひとつ巻いてもOK。やわらかめのワックスを全体になじませ、前髪も毛先だけなじませサイドに流します。軽く耳掛けをし、耳上をふわっとさせ丸いシルエットを整えたら完成です。
すっきり前髪×耳上ふんわり!“丸っぽショート”で甘め可愛い冬を楽しんで♪
ストンとまとまる艶やかストレート
教えてくれたのは…
Lamana ディレクター 布瀬久美子さん
BEFORE
BEFOREがこちら! 根元にうねりがあり、毛先もはね放題でまとまりのない状態です。
【How to“スタイリング”】
1. 髪を根元からまんべんなく湿らせる
はねた毛先や、クセ・うねりのある部分だけを直そうとしても、髪はまとまらないそう。
「はねもクセもうねりも“根元から直す”のが鉄則。なので、根元から毛先までまんべんなく水スプレーで髪を湿らせます」
2. 頭頂部から放射状に乾かしていく
次に、ドライヤーを使って乾かしていきます。
「まずは後ろから。やや下を向いた状態で頭頂部にドライヤーを構えます。前から手ぐしを入れて、前方に髪を引っ張りながら根元に温風を当ててしっかりドライ。そのままの状態で毛先も乾かします」
3. 顔まわりは前に引き出してハンドブロー
「はねやすい顔まわりの髪は、下を向いた状態で真ん前に引っ張りながら、上から温風を当ててハンドブロー。ここで前髪に分け目をつけようとしないことが大切です」
前方向にに引っ張ってブローすると、はねやすい顔まわりの毛先もこのようにストンと内側に!
4. ストレートアイロンで面を整える
続いて、ストレートアイロンで髪の表面を整えます。
「温度は140度がベスト。根元を挟んで毛先まで一気に滑らせます。寝グセやうねりをいきなりストレートアイロンで伸ばそうとする人がいますが、髪が傷む原因になるのでやめましょう。必ず、湿らせた髪をハンドブローして土台を整えてから、アイロンで仕上げること」
5. 最後にヘアオイルやミルクで質感調整を
「乾燥毛で髪が広がりやすい人は、ウェットな質感に整うオイルで仕上げると、毛先がしっとり落ち着きます。軟毛の人は、重くなりすぎないヘアミルクで仕上げるのがおすすめです」
オイルのつけすぎには気をつけましょう。
「オイルを両手に伸ばし、軽く手グシを入れながら、髪全体に均一にサッとなじませるのがコツです。つけすぎるとペッタリしてしまうので要注意!」
完成!
分け目を際立たせ、すっきり見せる結び方
“大人なプチ結び”は分け目と後れ毛がポイント
短い髪をタイトに結ぶときは、“センターパート+後れ毛”で今どきフェミニンに。結び目のちょこんと感が、なんだかいとおしい♪
【How to“スタイリング”】
短めの髪は、あらかじめ適当に巻いてジェルやワックスをなじませておく。センターで分けてからこめかみと耳後ろの毛束を残し、後ろの低い位置でひとつ結びに。残しておいた毛束に再度スタイリング剤をつけて完成。
短い髪でも簡単ヘアアレンジ♪ フェミニンな『大人なプチ結び』
多毛感のないすっきりと大人っぽいひとつ結び
教えてくれたのは…
ヘア&メイク サカノマリエさん
【How to“スタイリング”】
1.センター分けにしてから髪表面を撫でつけるようにブラッシング
すっきりと見えるように、髪の分け目をセンターできっちりと分けます。そのあと、髪の表面を撫でつけるようにブラッシングして、タイトな印象に。
サイドの髪もトップと同じように撫でつけるようにブラッシングを。ブラッシングしたところを反対の手のひらで抑えると、髪の広がりが落ち着く。
2.ヘアゴムで結ぶ前にもみあげを出す
後ろの髪をひとつにまとめたら、ヘアゴムで結ぶ前にもみあげを少しだけ引き出しておきます。ひとつ結びに女らしいエッセンスが加わる。
3.襟足ギリギリの低い位置で髪を結ぶ
ヘアゴムで髪をひとまとめに。襟足ギリギリの低い位置で結ぶと、髪のボリュームが抑えられる。
4.ヘアゴムの上からスカーフを巻きつけていく。
3で結んだヘアゴムの上に、スカーフを巻き、毛束の途中まで巻きつけていく
巻きつけ終えたら、スカーフを毛束の表面で固結びに。
5.もみあげにヘアワックスをつける
2で引き出したもみあげに、極少量のヘアワックスをつけて動きをつける。
\完成!/
タイトにまとまって、すっきりと大人っぽい♪
正面からでも見えるスカーフの先がアクセントになって、シンプルなヘアアレンジがおしゃれに。
重めボブは前髪センターパートで女性らしく。ふんわり毛束感+ラフな動きで今どきに!
センター分けで大人っぽく
ナチュラルで清潔感たっぷり
【how to“ベース&カラー&パーマ”】
鎖骨下15cmでベースをカットしたローレイヤー。前髪は長めに残し、全体とつなげています。前髪の分け目はセンターでカットして、左右どちらで分けた時でも自然な仕上がりに。カラーは地毛の明るさを生かし6レベルのベージュブラウンで染めます。スタイルのポイントとなるストレート感は「SUGAMIストレート」で。酸性タイプの低ダメージのストレートパーマで、不自然な直毛ではなく素髪のようなナチュラルな仕上がりになります。
【how to“スタイリング”】
濡れているうちに洗い流さないトリートメントをつけてから乾かします。根元がふんわりするように乾かしたら、ブラシでブロー仕上げをするとさらにツヤ感アップ。くるくるドライヤーを使っても◎。保湿効果のあるトリートメントオイルなどを塗布したらフィニッシュです。ロングストレートのキレイに見せる一番のポイントは“ツヤ感”なのでトリートメントも抜かりなく!
清潔感No.1のストレートロングで男ゴコロをわし掴み|実は“ストパ”で作ってる、素髪っぽさがズルい♪
ふんわり毛束感とラフなセンターパート
【how to“ベース&カラー”】
顎ラインの長さでカットしたグラデーションボブ。動きと軽さが出るように表面にはレイヤーを入れ、前髪は顔周りにニュアンスを加えるため、ベースの長さより短くカットします。カラーは、6レベルのアッシュグレーに、4レベルのローライトをオンカラー。赤味を抑え柔らかい印象を与える色味にローライトを加えることで、陰影をつけながらクールな印象をプラスできます。
【how to“スタイリング”】
ドライのポイントは、根元をしっかり立ち上げながら乾かすこと。また、センターパートでも、分け目はしっかりつけないように。乾いたら26mmのアイロンで全体を外ハネにカールを。表面は内巻きにワンカール。さらに、表面や中間で動きが欲しいところの毛束を取り、ランダムに縦巻きに。シアバターやミルクワックスなどのスタイリング剤を全体的に馴染ませたら完成です。
重めボブは前髪センターパートで女性らしく。ふんわり毛束感+ラフな動きで今どきに!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。