お悩み別ケア
2025.4.27

美容医療の素朴なギモン16|「今さら聞けない、でも知りたい!」に専門家たちがズバッと回答!

美容医療の情報はSNS にあふれているのに、本当に聞きたいことが探せない! ここでは『美的』読者から募ったギモンに専門家たちがお答えします。

美容 看護師

NOEさん

美容医療 コンサルタント

大里有里砂さん

内科・ 皮膚科医

友利 新先生

Q.即効性はなくとも、コツコツ続けることで将来的に差がつく美容医療はありますか?

稲畑陽子さん(会社員・29歳)

A.高周波や超音波、光治療などです
「肌に熱を入れていく高周波や超音波は、コラーゲン生成を促すことでハリ感をキープ。また『M22(フォトフェイシャル)』などの光治療も、シミやくすみが改善されるのでおすすめです。10年程フォトフェイシャルを定期的にされている方がいて、本当に美肌!」(大里さん)


→光治療機「M22(フォトフェイシャル)」。顔全体にマイルドな光を照射するとそのエネルギーが熱に変化し、シミやくすみに効果を発揮。

Q.費用面がやはり気になります。どのくらいあれば施術可能でしょうか?

日野萌華さん(ピアニスト、ピアノ講師・34歳)

A.5万円程あれば充分な肌治療が受けられます
「治療の内容にもよりますが、まずは5万円程あれば、施術は受けられます。ただ、美容医療は無理なく続けることが大事。来院して相談した結果、予算に合わない、フィーリングが合わないなどあれば、その場で断っても全く問題ありません」(NOEさん)

\ごめんなさい、今日はやめておきます/

Q.一度美容医療を経験したら、ずっとやり続けなければいけないの?

赤星陽香さん(教育関係事務・28歳)

A.1回で結果が出る施術もあります
「シミやほくろ取りは一度で結果が出て持続しやすいですが、ヒアルロン酸注入は半年程で吸収されるのでキープしたい場合は再度注入をおすすめします。若々しさを保ちたいなら、熱治療を3か月〜半年に一度施術して、老化のスピードを弱めるのが望ましいです」(大里さん)

【1回の施術でOK】ほくろ、シミ、イボ取り
【継続するのがベター】熱治療(コラーゲン生成)、ヒアルロン酸注入、フォトフェイシャル

Q.新しい美容医療をやる前に確認しておいた方が良いことはありますか?

渡邉明世さん(金融・32歳)

A.デメリットを調べるのが大事。それを納得した上で受けましょう
「SNS などで施術の症例を多く出している先生もいるので、そのアフター写真が自分の好みの仕上がりに近いかどうかというのは参考になると思います。また、施術する前の方がよかった…とならないように、デメリットも調べておくのは大事です」(大里さん)

Q.自分にとってやるべき美容医療か素人でも判断できるポイントはあるのでしょうか?

林 亜実さん(商社・35歳)

A.すごく悩んでいるかどうか、どう良くしたいかを考えて!
「この施術がしたいと決め打ちで来る方がいますが、肌の色・質感・輪郭をどうしたいかを熟考してから来てください」(友利先生)

「自分で判断せずに、診察時に相談してみてください」(NOEさん)、「デメリット(ダウンタイムや副作用)を調べておくのも大事!」(大里さん)

Q.調べると多くのクリニックが出てきて、何を基準に選べばいいのか悩みます

前多亜佳子さん(営業・37歳)

A.まずすべきは、医師の経歴チェック !
「大学卒業後に皮膚科や形成外科などの経験がどれだけあるかが大事。美容医療で経験を積み“症例豊富”を売りにしている先生もいますが、高額な施術や注入系などは必ず経歴を見てください。美容誌やファッション誌で取り上げられているクリニックを選ぶのもひとつの手です」(大里さん)

「有名だから…や、SNSを見て、ではなく友人や知人からの紹介で行くのもおすすめです」(NOEさん)

\先生の経歴を拝見!/

Q.クリニックによって金額が違うのはなぜですか

鶴谷望美さん(事務職・35歳)

A.ショット数や先生のメニュー次第で金額は変わるからです
「その先生がこだわるポイントや、レーザーでいえば打つショット数、組み合わせるメニュー次第で、同じマシンを使っていても金額が異なります」(友利先生)

「手頃な金額だからという理由で選んでしまうと、充分に効果が出ないこともあります」(NOEさん)

Q.くまにはどの施術がおすすめですか?

古内美波さん(塾講師・34歳)

A.くまには種類があるため、原因によって施術は異なります
「外科治療が望ましいものやアイクリームで改善できるものまで治療法はいろいろ。まずはご相談を」(NOEさん)

「肌全体がくすんでいるならフォトフェイシャル、皮膚が薄くて血流の悪さが透けている青ぐまなら、皮膚を厚くするスネコス(ヒアルロン酸)をぜひ」(友利先生)

Q.何回もやるとあまり良くない施術があれば知りたいです

岩田恵美さん(印刷会社事務・29歳)

A.ヒアルロン酸の入れすぎ、ピコトーニングのやりすぎ
「もっとハリがあってもっと若く見せたいと思って、ヒアルロン酸注入をしすぎると、不自然なパンパンの顔になることが」(大里さん)

「手軽なピコトーニングも、短いスパンで何度も行うと“白斑”といって肌が白く抜けてしまうリスクがあります」(NOEさん)

\ガーン、顔がパンパン/

Q.アラフォーになった頃から、顔のくすみ、シワ、たるみ、毛穴の開き、目の下のくまなどの悩みが一気に増えてしまいました。まず、どの悩みからどんな施術で改善したら良いのでしょう?

長縄由実さん(フリーライター・41歳)

A.くすみケアが最初。肌のトーンが上がるとほかの悩みが消えるかも!
「肌のトーンを上げるピーリングやトーニング、イオン導入などがおすすめです」(友利先生)

「タイタン×ジェネシスのコンビは、表皮と真皮両方にアプローチするので、複数の悩みがあるけれど何から受けていいのかわからないという方に向いています」(大里さん)

Q.クリニックの先生や看護師さんが継続している治療はありますか?

末吉真紀さん(会社員・33歳)

A.定期的にコツコツと、シミ・シワ・たるみケア

「ボトックスは定期的に受けているスタッフが多いです。シワを予防するだけで将来の老け方が変わります!」(NOEさん)

「タイタンなどのマイルドに熱を入れる施術を半年に1回程度受けています。シミケアとしてピコトーニングも継続しています」(大里さん)

Q.ダウンタイムが短く、おすすめな美容医療はありますか?

横江未来子さん(会社員・36歳)

A.ダウンタイムの短い治療はとてもたくさんあります!
「ピーリングやエレクトロポレーション、ジェネシスなどはダウンタイムがほぼないため受けやすいです。注入系のボトックスやヒアルロン酸もダウンタイムは短めです。お悩みに合わせてご提案させていただいています」(NOEさん)

Q.日本よりも韓国での美容施術が安い理由を知りたいです

小林晶子さん(クリエイター・42歳)

A.医療マシンや製剤を自国で作れてしまうからです
「まず、美容医療を国全体が支援してしているのが大きいです。自国でマシンを製造できてしまうのもコストが下げられる理由です」(友利先生)

「肌育注射や韓国製のボトックスが安い理由も自国製のため。医院によっては回転率を上げることで安くしているところも」(NOEさん)

Q.敏感肌で痛みに弱い人でもおすすめできる施術があるか伺いたいです

前原美菜さん(商社・33歳)

A.敏感肌でも受けられる施術は多数あります
「下記のように、敏感肌の方でも受けられる施術はいろいろとあります。カウンセリング時に『痛みに弱い』と伝えて、最適なものを提案してもらうことがおすすめです」(大里さん)

「痛みを和らげるための塗る麻酔のご用意もあるので、ご安心ください!」(NOEさん)

【熱を入れる治療】タイタン
【色ムラやハリの改善】ジェネシス
【美肌治療の王道】M22(フォトフェイシャル)

Q.ハイフはやりすぎると良くないとも聞きますが、本当のところどうなんでしょうか?

渡辺綾香さん(受付・37歳)

A.適切な間隔で、頻度を守れば問題ありません!
「ハイフは、筋膜をしっかり支えるために皮膚を焼いて固くするための施術。正しい頻度で施術する分には健康被害などありません」(友利先生)

「頬のお肉が増えてたるみが気になる方には向いていますが、顔がコケている方には向いていません」(大里さん)

\ハイフがおすすめ/

ぽっちゃり型

\タイタンがおすすめ/

げっそり型

Q.これは早いうちから絶対やって!という万人に勧めたいものを聞いてみたいです

秋枝未来さん(自営業・38歳)

A.たるみ治療。たるむ前からやっておくと違います
「約4か月に一度のボトックスや、半年〜1年に一度のたるみ治療(超音波や高周波)をおすすめします。併せて、日焼け止めを毎日塗ること、顔をこすらずに洗顔することを習慣にすると、将来が大きく変わってくると思います!」(NOEさん)

\曇りの日でも日焼け止めはしっかり!/

『美的』2025年5月号掲載
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/鈴木京子(友利先生分) スタイリスト/槇 佳菜絵(友利先生分) 協力/むらなかさちこ 構成/黒木由梨・小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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