「マスク老けの恐怖」に陥らないための対策&おすすめ簡単エクササイズ

「マスク老け」って本当にあるの?知らぬ間に進行する恐怖の「マスク老け」にならないように、簡単にできるエクササイズをまとめてみました。毎日の日課に取り入れればもう怖くない♪
「マスク老け」って本当にあるの?
マスクをすると老けるってホント?
A:ホント
「マスク生活によって肌荒れをしてしまったという話をよく耳にしますが、実はそれと同じくらい多いのが“マスクによって顔が老けた”というもの。
表情が隠れることで緊張感がなくなり、たるんでしまったということもありますが、もっともも大きな原因として挙げられるのは、マスクによって表情が乏しくなり、表情筋が衰えてしまうということです」(猪原さん・以下「」内同)
「筋肉が硬くなっていると動きづらくなり、ますます表情筋の衰えを加速させてしまいます。マスクをしていても、していなくても、なるべく表情を動かすこと。表情筋の約7割は口元に集中しているので、口元の筋肉を意識しながら、ニッと笑ったり、口をすぼめたりするのも効果的です。
また、マスクの上からでもいいので、なるべく頬やフェイスラインをほぐしてあげることも大事。両手親指の腹を使い、頬やフェイスラインに痛気持ちいいくらいの圧をかけながら、ゆっくりと揉みほぐしていきます。痛いと感じる箇所は、ずばり凝っている証拠。圧を弱めてもよいので、コリを流すことを意識してくださいね」
Point
・口元の筋肉を意識して…あいうえおエクササイズ・顔のたるみを改善できる頭皮マッサージ
「マスク老け」対策・おすすめ簡単エクササイズ
【1】あいうえおエクササイズ
「口角を上げるためには舌を鍛えるのもポイント。なるべくあごを引いて目を見開き、口角を上げた状態で巻き舌にして、『あ・い・う・え・お』と、10セット繰り返すだけでリフトアップが期待できます」(山口さん)
※10セット
【2】頭皮をマッサージ

美容研究家
樋口賢介さん
HIGUCHIリーディング代表。フランスやインドなど世界各国の美容技術や理論を学び、独自の「頭筋ストレッチ」を確立。あらゆるメディアで引っ張りだこの頭皮ケアのカリスマ。スピリチュアルカウンセラー「竜庵」としても活躍中!
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ケアするのはここ!
- フェースラインのたるみ
- 法令線
- まぶたのたるみ
【STEP 1】頭皮用美容液を頭皮全体に行き渡らせる
【STEP 2】5指の腹で頭頂部全体をゆっくりともみほぐす(5回×3セット)
Point
・ゆっくりと呼吸をしながらほぐして!・痛くしちゃダメ。気持ちいいと感じる強さで十分
【STEP 1】側頭部を押しもむ。側頭部は、目の疲れによって特にこわばりやすい部分。両手のひらで圧をかけ、ゆっくり押しもむ。
【STEP 2】髪を引っ張って強制血行促進。うなじ付近の髪をつかみ、抜けない程度斜め上方向に引っ張る。後頭部の肌がストレッチされ、血行促進効果が。
【3】モダイオラスほぐし

『ホワイトホワイト』恵比寿本店 院長
石井さとこ先生
『ホワイトホワイト』恵比寿本店の院長であり、口もと美容スペシャリストとしても活躍。女性歯科医師ならではの、歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評が。著書『美しい口もと(ワニブックス出版)』では簡単にできる口もとエクササイズやオーラルケアを紹介している
「口角の横にある“モダイオラス”という部位は、表情筋のターミナルポイント。顔が運動不足になると、ここが固くなりたるみの原因に。なので、口の内側から舌先を使ってここを左右上下にしっかりほぐしています」(石井先生)
【STEP 1】エクササイズの最初に行うことで効果が。舌で法令線の裏側辺りをたどったとき、ぽこっとした膨らみを感じる部分が「モダイオラス」。口周りと頬の筋肉のつなぎ目。ここをなぞるように、舌を上下に動かす。×左右各10回。
【STEP 2】二重あご予防に効果。まずは胸を張って背筋を伸ばし、顔をゆっくりとあお向け首の前面を伸ばす。鎖骨に両手を置くと伸びを実感しやすい。次に、下唇を上に向かって引き上げ、5秒かけて「ふー」と息を吐く。×3回。
\ぷー/
【STEP 3】小顔効果のあるエクサ。まずは頬肉を思いきり吸い込み、小鳥がぴよぴよとさえずるようなイメージで唇を上下に開閉。×10回。次に、唇をすぼませたまま両頬を「ぷー」と思いきり膨らませる。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
週刊誌、ティーン誌、ファッション誌、トラベル誌などの記者を経て、美容エディターに。美容に特化した編集プロダクション「PRIMADONNA」主宰。『美的』には創刊から携わり、2011年からはエディトリアルディレクターを務める。イタリア留学経験もあり、著書に『南イタリア料理絵本』(主婦と生活社)がある。