お悩み別ケア
2019.6.20

皮膚科医に教わる!ニキビの治し方|大人ニキビを治したいなら皮膚科に行くべき?処方される薬の種類やケア方法とは?

大人ニキビをきちんと治したいなら皮膚科へ!ニキビにも色々な種類があり、それぞれでケアが異なります。自己判断ではなかなか難しいニキビケア…ここは、専門家である皮膚科医に頼りましょう!ここでは、皮膚科医に教わる大人ニキビの原因から対処法、病院で処方される薬などをご紹介します。きちんとケアでニキビとおさらばしましょう!

【目次】
皮膚科医に教わる!大人ニキビの原因や種類
大人ニキビって治るの?きちんと治したいなら皮膚科に行くべき!
皮膚科医がおすすめする大人ニキビのケア法
皮膚科医で処方される大人ニキビの薬とは?

皮膚科医に教わる!大人ニキビの原因や種類

大人ニキビとは?

教えてくれたのは…シノロクリニック 恵比寿院 副院長 中川 桂先生

大人ニキビとは?光治療やレーザー治療などによるニキビ痕のケアにも定評あり。

■大人ニキビの最大要因はホルモンバランスの乱れにあり
大人ニキビと思春期ニキビの違いとは? 気になる大人ニキビについて、中川先生に教えていただきました。
「大人ニキビと思春期ニキビは、実は医学的には区別はありません。ただ思春期ニキビは思春期特有の皮脂分泌過多からできやすく、大人ニキビは過労や不規則な生活、偏った食生活、ストレスなどさまざまな要因でホルモンバランスが乱れて発症するといわれています」(中川先生)

ニキビ=皮脂過多と思い込み、むやみに皮脂を取り除くと大人ニキビは悪循環に。まずは生活習慣を見直してホルモンバランスを整えつつ、角質ケアや充分な保湿で肌のターンオーバーを整えることが、大人ニキビを防ぐ最善策です。また中川先生は、「ビタミンB群が不足すると皮脂分泌が適正に保たれず、ニキビの原因になることも。ビタミンCも不足するとターンオーバーが乱れニキビの悪化を助長します」とも。積極的なインナーケアも、ニキビを作らせないカギに!

大人ニキビの種類

「医学的に種類分けされていませんが、それぞれの段階を見た目の色で分けて呼んでいます」(中川先生)
どんな状態かを確認!

大人ニキビの種類
白ニキビ
毛穴に皮脂や角質が詰まりぷくっと白く盛り上がった、比較的初期のニキビ。

大人ニキビの種類
黒ニキビ
白ニキビの毛穴が開いてしまい、それにより酸化して赤黒くなったニキビ。

大人ニキビの種類
赤ニキビ
過剰な皮脂分泌などででき、炎症反応を強く起こし赤みを帯びてしまったニキビ。

大人ニキビの種類
黄ニキビ
炎症状態が進み、毛穴の中で化膿して黄色っぽく膨れ上がったニキビ。

各パーツごとの大人ニキビができる理由

各パーツごとの大人ニキビができる理由
【おでこ】…皮脂や前髪など
皮脂分泌の過多によりできやすいTゾーン。前髪の整髪料やシャンプーの洗い残しなど、前髪で覆われて不潔な環境になりできる場合も。

【頬】…乾燥やメイク詰まりなど
皮脂分泌が少なく乾燥によりできやすいパーツ。またファンデーションが詰まったり、メイクブラシなどの摩擦などでもできやすくなります。

【小鼻】…皮脂や角質詰まりなど
皮脂分泌が多く、皮脂や角質のたまりが主な原因に。メイクや汚れがたまりやすいパーツで、毛穴に詰まってニキビになることも。

【口元、あご】…摩擦、胃腸の弱りなど
ほかと比べザラつきがあり汚れや角質がたまりやすいパーツ。またストレス性で胃腸が弱っている場合、ニキビとして肌に影響が出ることも。

大人ニキビができやすい原因とは

大人ニキビができやすい原因とは
□ ストレス
ストレスがたまると自律神経が乱れ肌の血流が悪くなり、ターンオーバーが乱れて免疫力が低下しニキビに。ストレスホルモンが過剰分泌されると皮脂分泌が促されニキビが悪化することも。

□ 乾燥
水分を保持できる肌状態ではないため角質がたまりやすく、それが毛穴に詰まってニキビの原因に。また乾燥しているため、肌が不必要に皮脂分泌を促してしまいニキビができる場合も。

□ 寝不足
寝ているときに上昇するホルモンが上昇せず、体に不調をきたしストレスとなり悪循環に。また長時間メイクをしたままだと肌への負担や、メイクが毛穴に詰まってニキビになることも。

□ 食生活の乱れ
高糖質、高脂質食の過剰摂取や、ビタミンB・C、たんぱく質の不足はニキビの原因に。また食物繊維や発酵食品の不足などにより腸内環境が悪化すると、ニキビの発生につながります。

□ 生理前
生理前プロゲステロンというホルモンが上昇し皮脂分泌が増え、ニキビの原因になります。生理前や生理中は自律神経が乱れやすく、肌に影響することも。

□ 摩擦
洗顔やメイクブラシなどで過度に摩擦を与えると、守るべき角質層にダメージを与え悪影響を及ぼすことも。摩擦により角質層が固くなり皮脂が詰まってニキビに。

ニキビのできる場所には意味があった! おでこ、頬、小鼻、口元…できやすい原因やニキビの種類を女医が解説!

大人ニキビって治るの?きちんと治したいなら皮膚科に行くべき!

皮膚科医に教わる大人ニキビのケア法

教えてくれたのは…ウォブクリニック中目黒 総院長 皮膚科医 高瀬聡子先生

皮膚科医に教わる大人ニキビのケア法1995年慈恵会医科大学卒業後、翌年より慈恵会医科大学付属病院皮膚科に入局。2007年ウォブクリニック中目黒を開業。ドクターズコスメ『アンプルール』の開発・プロデュースも。

■大人ニキビに対して自分でできるケア方法は?
大人のニキビ対策をする上で、まず見直したいのは毎日のスキンケア。

「ニキビができてしまったら、ニキビ菌のエサとなりやすい“オイル系のアイテム”は避けましょう。クレンジングにはミルクタイプかジェルタイプを選び、肌に摩擦を与えないようやさしく洗います。汚れやクレンジングが残らないよう流水で十分にすすぐのも大切です」(高瀬先生)

その一方で、肌を乾燥させる“洗いすぎ”も、結果的に毛穴を詰まらせてしまうもと。「洗顔後は、ニキビの炎症部位を避け、軽やかなジェルなどで保湿してあげて。ノンコメドジェニックと記された、ニキビ菌の繁殖を防ぐタイプの化粧品がおすすめです」(高瀬先生)

ニキビができやすい人にとって、洗顔時に「毛穴がザラついてきたな」と感じたら要注意。常に2~3種類のクレンジングと洗顔料を用意しておき、肌の調子に合わせて使い分けるのが理想です。ニキビのタイプによって、必要なお手入れは違ってきます。ここでは前回ご紹介した、色で見分けるタイプ別ニキビケア法をご紹介。

◆白ニキビ
毛穴の内側に詰まった皮脂や古い角質を取り除く、ピーリングが有効です。AHAやBHA配合のピーリングソープやピーリング美容液を取り入れてみましょう。

◆赤ニキビ
ニキビ菌による炎症を鎮静するために、抗炎症作用に優れたビタミンCやグリチルグリシン配合のスキンケアがよいでしょう。炎症部位はなるべくメイクを避けるのも大切。

◆黄ニキビ
基本的に赤ニキビのケアと同じです。ニキビ跡を残さないために、肌の代謝を促す発酵食品やビタミンB群を摂取するインナーケアを取り入れて。睡眠もしっかりとりましょう。

ニキビができたら、香辛料などの刺激物や、油脂、甘い物の摂取をなるべく避けること。そして「肌の代謝を促すビタミンB群や、ビタミンCを豊富に含む食材……野菜やフルーツを積極的にとりましょう。代謝を促すという意味では、発酵食品もおすすめです」(高瀬先生)緑色の濃い葉野菜たっぷりの味噌汁、納豆、ぬか漬け、低脂肪のヨーグルトなど、一見質素でも栄養バランスのよい食事は、肌のみならず健康・体型管理にも役立つはず。本来は十分な睡眠も大切ですが、「忙しい女性はなかなか難しいはず。だとしたら、寝室にスマホを持ち込まないなど、できることから始めてみてください」(高瀬先生)

自己判断ではなく皮膚科医に相談しよう!

■女性にはニキビができても仕方ない時期がある?
女性は生理前後でホルモンバランスが変化する以上、月に1度は“皮脂が過剰に分泌しやすい”時期があります。「生理前は黄体ホルモンの影響で、皮脂の分泌が増えたりイライラしやすくなります。この時期は“今はニキビができても仕方ない”と、ある種開き直ることも必要かもしれません」と、高瀬先生。ニキビをストレスに感じてイライラするより、この時期はビタミンCをたくさん摂取したり、リラックスする時間を増やしたりしてやり過ごすのが正解です。

「生理が終わると、今度はエストロゲンの影響で肌の生まれ変わりが促進する時期に入ります。このタイミングは肌のお手入れどき。美白ケアを積極的に取り入れて色素沈着を防いだり、角質ケアをして毛穴をつまりにくくすると、ニキビの予防はもちろん美肌づくりにつながります」(高瀬先生)

ニキビで一番問題なのは、跡を残してしまうこと。腫れのある炎症ニキビを繰り返すと、毛穴周囲の組織がダメージを受け“クレーター”と呼ばれる凸凹になってしまう場合もあります。「この段階になるとスキンケアでは改善が難しく、クリニックの施術も限られてしまいます。炎症が発生したらなるべく触らず、専門医にかかることをおすすめします。ニキビは早めに治療するのが一番です。1つでもニキビができたら、“これぐらいで行ってもいいのかな”などと思わず、皮膚科を受診してください。治るまでの期間が違います」と、高瀬先生。

「昨今ニキビの治療薬は進化しており、過酸化ベンゾイルを配合した薬剤などが登場しています。また、トレチノインやグリコール酸を用いたピーリング、殺菌と肌のターンオーバー促進が望める光治療など、複数の選択肢からその方のニキビに合った治療が可能です」(高瀬先生)

そもそも、自分のニキビが白ニキビなのか、赤ニキビなのか。どのような治療が最適なのか、自身で判断するのは至難の業。「思い込みのケアで悪化させてしまうより、ぜひ皮膚科専門医の力を借りて下さい」(高瀬先生)

女医に訊く#02|ニキビ跡と色素沈着…洗顔・ニキビ薬などの治療アドバイス

皮膚科医がおすすめする大人ニキビのケア法

大人ニキビにおすすめのスキンケアの選び方

教えてくれたのは…『松倉クリニック』院長 形成外科医・皮膚科医 貴子先生

大人ニキビにおすすめのスキンケアの選び方丁寧なカウンセリングと的確な施術で、女優やモデル、そして美容関係者の良きアドバイザー。自身もコスメフリークで、正しいセルフケアの重要性も提唱。

■摩擦をかけない保湿ケアを意識!
ニキビ=過剰皮脂ではなく、乾燥状態と考えて。

大人ニキビにおすすめのスキンケアの選び方
メイク落ちの良いミルククレンジングや油分少なめの保湿ジェルは必須。

大人ニキビにおすすめのスキンケアの選び方
【おすすめ保湿ジェル】

大人ニキビにおすすめのスキンケアの選び方
a.過剰皮脂を防ぐオイルコントロール機能。
クリニーク|ドラマティカリー ディファレント モイスチャライジング ジェル 122g ¥6,500

b.“桜葉エキス”が肌あれを防ぐ。
キナリ|草花木果 マスクジェル 90g ¥3,000

大人ニキビにおすすめのスキンケアの選び方
日中はクッションファンデを使用し、肌を乾燥させないように。

【おすすめクッションファンデ】


a.バームからクリーム、パウダーと2度変化。
ジョルジオ アルマーニ ビューティ|パワーファブリック コンパクト #3.5 ¥8,700

b.美容液成分を85.3%含有。軽い使用感。SPF50+・PA++++。
ドクターシーラボ|パーフェクトクッションファンデーション #NB  ¥3,800

大人のニキビ対策|おすすめのスキンケアや選び方のポイントは?

低刺激クリームで保護!

教えてくれたのは…津田クリニック副院長 皮膚科医 津田攝子さん

低刺激クリームで保護!研修医時代、ひどいニキビに悩まされる。自らの肌を治すためにスキンケア研究をスタート。外来治療と並行して、オリジナル化粧品の開発や正しい美容法の提唱を積極的に行う。

【おすすめの保護クリーム】
ニキビで悩む肌にこそ、潤いの保護膜が必要。ベタベタせずに心地よいヴェールを形成する、軽やかで低刺激なクリームを。

低刺激クリームで保護!
1.ビタミン・ミネラルをたっぷりと配合。界面活性剤や防腐剤フリー。ニキビの原因となる酸化皮脂から肌を守る。
ドクター津田コスメラボ|スキン バリア クリーム  18g ¥5,400

2.ベタつく肌や夏の使用にも向いた、なじみの良いクリーム。
イソップ|フェイシャル ハイドレーティング クリーム 54  60ml ¥7,700

3.消炎剤配合。
花王|キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム(医薬部外品)  40g ¥2,300(編集部調べ)

4.特許取得のヴェール技術で肌にバリア膜を形成。
ディセンシア|アヤナス クリーム コンセントレート  30g ¥5,500

5.ニキビ・肌あれ予防成分を配合した美容ジェル。バリアを修復しながら有効成分を肌に届ける。
資生堂|IBUKI マルチ ソリューション ジェル  30g ¥3,500

6. 10種類の成分だけで構成された敏感肌向けクリーム。
シャネル|ラ ソリューシオン 10 ドゥ シャネル 30ml ¥10,000

【How to】

低刺激クリームで保護!
(1)手のひら全体に広げて暖めてから、顔へのせる。

低刺激クリームで保護!
(2)薄く均一につくので、重め感触のクリームでもベタつきなし。肌への摩擦を防ぐ効果も。

不安定ニキビ撃退術!〜潤いの膜で肌をバリア!〜

インナーケアで大人ニキビを未然に防ごう

インナーケアで大人ニキビを未然に防ごう
バリア機能や免疫力を強化する亜鉛がおすすめ!
また、コラーゲンを増やして揺るがない肌に導く鉄もおすすめ。

【おすすめのアイテム】

インナーケアで大人ニキビを未然に防ごう
貴子先生監修の、ビタミンCやそのほかのミネラル類がバランス良く配合されたサプリメント。肌のバリア機能を高めて、肌あれを予防。
TAKAKO STYLE|the Zn beauty mix  90錠 ¥6,000

「花粉やPM2.5から肌を守りたい…」肌の揺らぎに関するQ&Aに女医の貴子先生が回答!

皮膚科医で処方される大人ニキビの薬とは?

処方される飲み薬の種類とは

教えてくれたのは…青山ヒフ科クリニック院長、皮膚科専門医、医学博士 亀山孝一郎先生

処方される飲み薬の種類とは北里大学医学部卒業。米国立保健衛生研究所(NIH)に招へいされ、メラニン生成の研究に従事。帰国後に発表した論文が話題となり、ビタミンC療法の第一人者と呼ばれるようになる。1999年、『青山ヒフ科クリニック』開業。2002年にオリジナル化粧品『ドクターケイ』を発表。肌トラブルから美容まで様々な悩みにトータルケアで応えている。

■飲み薬の種類
(1)抗生物質
種類・・・レボフロキサシン、ロキシスロマイシン、ミノマイシン
効果・・・アクネ菌の殺菌効果
飲む期間・・・約2週間

ただし、「抗生物質はすごく効く人と全然効かない人がいます。薬を2週間飲んでも効かないと思ったら、抗生物質を飲むのをやめて、ピーリングなど他の手段を考えるべきでしょう」(亀山先生・以下「」内同)。ただし、2週間は様子を見て。「これはビタミン剤や漢方薬にも言えることですが、2~3日ですぐに薬の効果が出ることはありません。2週間は試してみないと、その薬が自分に合っているかどうかは分からないんです」自己判断で途中でやめたりせず、医師の指示をしっかり守りましょう。

(2)ビタミン剤
種類・・・ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンE、ハイチオール
効果・・・代謝促進、活性酸素消去、過剰反応を抑える
飲む期間・・・約2週間

(3)漢方薬
種類・・・桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)、清上防風湯エキス顆粒(セイジョウボウフウトウ)
効果・・・炎症を抑える、ホルモンバランスを整える、アクネ菌の殺菌効果
飲む期間・・・約2週間

「漢方薬の場合、“長く飲み続けないと効果が分からない”と思っている人が多いですが、これも2週間がひとつの目安。2週間経っても、ニキビが改善しないようなら、いま飲んでいる薬が自分には合っていないということ。そのまま何ヶ月も飲み続けるなんて最善策ではないので、違う薬に変えるよう医師に相談してみてください」

■ニキビの飲み薬に副作用はある?
「ビタミンには副作用はありません。抗生物質や漢方薬には、場合によっては吐き気やめまいなどの副作用が出ることがあります」

■思春期ニキビと大人ニキビでは飲む薬は違うの?
「結論から言うと、同じものを出す場合もあれば、違うものを出す場合もあります。思春期ニキビでも大人ニキビでも、診察をもとに患者さんひとりひとりの肌質やライフスタイルに合わせて処方しますので、思春期ニキビと大人ニキビで同じ薬を使う場合もあれば、大人ニキビでは違う薬を混ぜることがあります。例えば大人ニキビの場合だと、ホルモンバランスの乱れが原因になっている場合があるので、ホルモンバランスを整える漢方薬を処方したり。また、同じ患者さんでも症状の経過を見ながら薬を変えていきますので、“大人ニキビにはこれ!”という決まった薬を処方することはありません」

つまり、診断でひとりひとりの症状に合わせた最適な薬を出してくれるんですね。

ニキビの飲み薬、正しい知識で使ってる? きちんと理解して美肌をめざそう

処方される塗り薬の種類とは

■塗り薬の種類
ダラシン
『青山ヒフ科クリニック』で処方することが多い塗り薬。アクネ菌やブドウ球菌属への殺菌作用があるお薬です。ゲルタイプとローションタイプがあり。

アクアチムクリーム
『青山ヒフ科クリニック』で処方することが多い塗り薬。アクネ菌やブドウ球菌属への殺菌作用があるお薬です。

リンデロン
「ニキビ治療で処方するドクターもいるようですが、そもそもニキビの保険適用のお薬ではありません。ステロイドのお薬なので、炎症は抑えるはたらきはありますが、皮脂分泌を促進、TLRを増強します。TLRはニキビの炎症のスイッチを押してしまう働きがあります。つまりニキビを作り、悪化させてしまうという、ニキビの悪循環が始まってしまうのです。一時的なニキビの炎症は抑えても根本的な解決にはならないため、『青山ヒフ科クリニック』では、ニキビ治療には処方していません。アトピーや接触性皮膚炎の治療には用いることもあります」(亀山先生・以下「」内同)

ゲンタシン
「抗生物質のお薬です。つまり擦り傷や切り傷、細菌性皮膚炎やおできの治療の際に用いることがあります。そのためリンデロン同様に『青山ヒフ科クリニック』ではニキビ治療には処方していません。このゲンタシンでは、本質的なニキビ治療にはならず、あくまでも補助療法といえます」

■塗り薬の上から絆創膏を貼るとニキビが早くよくなるって本当?
巷で、“ニキビが早く治る”と噂されているのが、薬を塗ってから絆創膏を貼るという方法。このやり方で、本当にニキビの治りがスピードアップするのでしょうか?

「本当ですが、注意が必要です。ニキビができている肌はバリア機能が落ちていることがあります。バリア機能が低下していると、少しの刺激でも過敏に反応してしまうことがありますので、刺激を感じたら絆創膏を剥がして、そっとしておきましょう。刺激を感じないようでしたら、絆創膏で保護することで薬が患部にしっかり密着して成分の浸透を後押しします」

■ニキビ用の塗り薬を塗るタイミングは?
忙しい現代女性。ニキビケアは、朝の洗顔後と夜のメイクオフ後などに、スキンケアと同時に行うという女性がほとんどでしょう。そこでむくむくと湧いてくる疑問が「薬ってどのタイミングで塗るの?」ということ。さて正解は?

■化粧水と塗り薬、どっちが先?
「病院で出される薬には、ローションタイプのものもあれば、クリームのようなものもあるでしょう。その薬のタイプによって塗る順番は変えてください。一般的に、スキンケアは油分の少ないもの→多いものという順番で重ねますが、塗り薬もその順番が正解です。油分が多い塗り薬なら、化粧水の後に。水分が多いローションタイプのものなら、乳液やクリームを塗る前につけてください」

■「1日2回」って書いてあるのに塗り忘れた! どうしたらいい?
「青山ヒフ科クリニックで出す薬はだいたい、1日2~3回塗ることを推奨していますが、塗り忘れることで症状が極端に悪化することはありません。ですので、塗り忘れに気が付いたときに塗ればそれでOK。朝塗るのを忘れたのに昼ごろ気づいたら、気づいたときに塗ってもう一度夜に塗るもよし、夜まで塗り忘れに気がつかなかったら、その日は夜だけのケアでもOKです」

ニキビは塗り薬で効果的にケアしよう!皮膚科でもらう薬の種類や効果、塗るタイミングについて徹底解説

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