美容液の効果は重ねた分だけプラスされるってホント?真相を専門家に直撃!
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“コスメ”について。複数の美容液で効果が足し算になるって…ウソ? ホント? 日本化粧品協会代表理事の小西さやかさんにお答えいただきます。
Q:美白美容液や保湿、アンチエインジングなど…複数の美容液を使うと効果が足し算になるってホント?
美容液には、シミをケアするもの、シワにアプローチするものなど様々な機能をもったものがあります。とはいえ、私たちの肌悩みは複数。そういう場合には、それぞれの悩みにマッチした美容液をいくつも使えばいいのでしょうか。美容液の効果って足し算になるの?
さっそく、この疑問を小西さんにぶつけてみました! 果たして小西さんの答えは……?
A:半分ウソ、半分ホント
「同じブランドのラインであれば、メーカーが塗り合わせを確認しています。それぞれが持つ働きが足されて、十分に効果が得られるでしょう。
しかし、違うブランドのものの場合、ブースターや美白美容液の成分によっては、せっかくの効果を打ち消してしまう可能性があります」(小西さやかさん・以下「」内同)
複数の美容液の重ね付け順番は“水分→油分”が鉄則
「美容液の効果を発揮させるには、重ね付けするときの正しい順序も重要になってきます。
同じブランドのライン使いをする場合は、それぞれのブランドの規定通りに使用すればいいですが、バラバラに違うブランドの美容液を使用するときは、ローション状、ジェル状、乳液状、クリーム状の順で使いましょう。サラッとしたものからとろみがあるものと、テクスチャーの形状順と覚えておいて。
一般的な使い方を例にあげると、美白美容液はサラッとしたタイプが多いのでまず美白系、次にシワやたるみなどのアンチエイジング系、保湿はクリーム状のものでしたら最後にのせます。保湿がシャバシャバと水分が多く、透明の形状の場合は、先に保湿、次に美白、最後にアンチエイジングの順番で使用してくださいね」
土台美容液など…コスメのプロおすすめ美容液は?
「美白なら、“オバジC25セラム ネオ”、“資生堂 HAKUメラノフォーカスV”を、エイジングケアなら、“SOFINA iP ベースケアエッセンス(土台美容液)”、“資生堂 エリクシール シュペリエル エンリッチドリンクルクリーム”、保湿は“ONE BY KOSE 薬用保湿美容液”、“コスメデコルテ モイスチュア リポソーム”がおすすめです」
文/木土さや
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