お悩み別ケア
2019.4.5

シミ・そばかすのレーザー治療|シミ・そばかすの種類・原因とクリニックで受けられる治療法のまとめ

なかなか消えなくて気になるシミ・そばかす。レーザー治療ならキレイさっぱり取れちゃう?!まずはシミ・そばかすの種類とそれぞれの原因を知りましょう。シミ・そばかすに関する疑問を皮膚科医に聞いみました!クリニックで受けることができるレーザーなどの治療法、レーザー治療のメリット・デメリットをご紹介します。ぜひケア法のひとつとして参考にしてみてください。

【目次】
まずはシミ・そばかすについて知ろう
気になるシミ・そばかすのレーザー治療

まずはシミ・そばかすについて知ろう

シミやそばかすに関する疑問に皮膚科医がお答え!

教えてくれたのは…『衣理クリニック表参道』院長 片桐衣理先生

シミやそばかすに関する疑問に皮膚科医がお答え!
Q.季節によってソバカスの増え方は違うの?
A.YES! 特に夏は増える傾向に
「紫外線のみならず、汗をゴシゴシ拭いたり、日焼け止めをこするように塗ったり、肌への刺激が増加の原因になります」(片桐先生・以下「」内同)

Q.1度できたシミは、基本的に消えないの?
A.肌代謝が高ければ、自然に薄まりますよ
「肌の新陳代謝がうまく機能しないと、定着するおそれが。保湿や血液循環を良くすることで、徐々に目立たなくなります」

Q.“トラネキサム酸”ってどんな成分?
A.シミや肝斑やニキビ痕の炎症に有効な成分です
「炎症を静めて、色素を増やさないようにする役割が。厚生労働省からは美白効果がある成分として承認されています」

Q.シミ&そばかすをレーザー治療で取りたいけれど効果ある?
A.最近のレーザーは大変優秀!キレイさっぱり取れますよ
「技術が凄すさまじく進化し、照射したい患部の周辺組織は傷つけずに、ピンポイントでメラニン色素だけを取り除けます」(片桐先生)

「シミとソバカス、肝斑の違いは?」シミに関するお悩みを美容のプロが徹底解説!

Q.シミやソバカスの量は遺伝も関係しているの?
A.ソバカスはYES!体質も関係しています
「基本的にシミは物理的刺激、ソバカスは遺伝的要因が強いです。メラニン色素が少なく、紫外線吸収が苦手な色白さんに、ソバカスができやすい傾向があります」

Q.医学的に実証されている、シミに効く成分って?
A.ビタミンC、L-システイン、タチオン、etc.
「メラニン生成を抑制するこれら以外に、肌再生に必須なビタミンA、肌代謝を高めるアミノ酸もシミの改善をサポート」

Q.シミの発生は年齢も関係しますか?
A.残念ですが、YES
「加齢により肌代謝は低下し、メラニンの排出がスムースに行われずシミに。肌代謝が良いと化粧品の効果実感も高いです」

「パクチーを食べすぎるとシミができやすくなる?」「シミに効く成分は?」美容のプロが“シミ”に関する些細な疑問を解決!

気になるシミ・そばかすのレーザー治療

「クリニック」で受けられるシミ治療とは?

教えてくれたのは…ウォブクリニック中目黒 総院長 皮膚科医 高瀬聡子先生

「クリニック」で受けられるシミ治療とは?1995年慈恵会医科大学卒業後、翌年より慈恵会医科大学付属病院皮膚科に入局。2007年ウォブクリニック中目黒を開業。ドクターズコスメ『アンプルール』の開発・プロデュースも。

「どうしてもこのシミを何とかしたい!」「美白化粧品やインナーケアでは効果を実感できない」という場合、クリニックの治療も選択肢の一つです。どんな治療があるのか、痛みを感じるのかなど、気になるポイントを“シミの種類”別に教えて頂きました。

老人性色素斑
QスイッチルビーレーザーやQスイッチYAGレーザーなど、“単焦点レーザー”の治療が有効です。「メラニンに反応する光をあて、熱の力でシミを蒸散させます。輪ゴムをはじいたような痛みを感じますが、我慢できないほどではありません。照射後はかさぶたになり、1週間ほどで自然に剥がれます。その後はUVケアを徹底していだくことが重要です」(高瀬先生・以下「」内同)

老人性色素斑は、トレチノイン酸やハイドロキノンといった塗り薬で治療する場合もあります。シミの濃さによって期間は変わりますが、数か月でかけて徐々に薄くなるそう。

肝斑
女性ホルモンの影響で発生する肝斑には、内服薬のトラネキサム酸が有効です。「2か月ほど内服薬を飲み続けると、徐々に薄くなっていきます。ただしホルモンのバランスによって、再発するケースがあります」

脂漏性角化症
「角層が厚みを増して盛り上がったシミは、炭酸ガスレーザーや液体窒素などを用いて除去するのが一般的です。傷跡が残ることはまれですが、除去後は手厚いUVケアが必要になります」

雀卵斑
広いエリアに点在するソバカスには、フォトフェイシャルやライムライトなどの“光治療”が効率的です。「広い波長の光を照射する方法で、メラニンやヘモグロビンに反応します。単焦点レーザーに比べると痛みは少なく、かさぶたにもならず直後にメイクをして帰宅が可能。徐々に薄くなっていくため、3~5回程度の照射が必要です」

炎症性色素沈着
シミの部位や状態によって治療法がまちまちです。「レーザートーニングといって、角層をごく薄く剥離する場合もあれば、ハイドロキノンなどの塗り薬を処方する場合もあります。レーザー治療で濃くなるケースもあるので、症状を拝見してから治療方針を決定します」

シミの種類やどのような治療が有効かは、なかなか自分では判断が難しいもの。

「自己流のケアを続けると、かえってシミが悪化してしまう場合もあります。クリニックの魅力は、医師の判断のもと“すぐに直したい場合はレーザー”“時間がかかっても少しずつ改善したい場合は薬剤”など、その方のライフスタイルに合わせた治療を提案できる点です。シミに悩んでいるようなら、一度皮膚科で相談されるのがよいでしょう」

女医に訊く#18|美白コスメって効くの?レーザーの効果は?医師が解説する「シミ対策」

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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