メイクHOW TO
2020.12.28

神崎恵さんの「大人メイク術」をプロセス別にご紹介

40代なのに若々しいお肌と色気があって可愛げもある神崎恵さん。なりたい理想の女性像として美的でも大人気ですよね。今回は、神崎さんのメイク術をプロセス別にまとめてみました。ベース・アイメイク・チーク・リップに分けてお届けします。

大人ツヤ肌「ベースメイク」【3つ】

【1】ハリを仕込む

単に小顔を目指すなら、シェーディングの多用ですむけれど、大人の肌に余分な影はNO!ベースメイクは薄づきを意識しながらハリとツヤをしっかり仕込む。このふたつがそろえば“影”に頼らずとも天然の立体感が肌に生まれ、若々しくシュッとした顔だちに。

\How to/

1.スキンケアで土台を整えてから下地をオン
たっぷりの化粧水とクリームで、スキンケアの段階からハリツヤを仕込みます。スキンケアがなじんだら顔全体に透明な下地をのばします。肌全体の明度を上げるイメージで。

Point

\スキンケアはしっかりなじませる/

2.ファンデは5点おき。最小限の量に留める
ファンデは“カバー力があるもの”を“最小限”で。厚塗りの野暮ったさは、シュッと感を遠ざけます。5点におき、顔の中心から外側にのばせば、立体感も簡単に演出できます。

3.肌のノイズはコンシーラーでカバー
影やくすみは、ファンデの厚塗りでカバーするのではなく、コンシーラーを使ってカバー。目の下、小鼻わきに少量をのせたら、たたき込むようになじませて肌と一体化させます。

 

【2】肌に湿度を宿す

「肌に湿度を演出するなら、高保湿のツヤ系ファンデを味方につけて」(神崎さん・以下「」内同)

 

【3】肌をトーンUPしてくすみや濁りを消す

「まぶただけくすみをはらっても結局目元が浮くので、必ず肌全体のトーンUPを。みずみずしいラベンダーの下地を顔の中心に伸ばし、青白みのあるパウダーをベースの仕上げに顔全体にトントンとのせれば、光の膜をまとたような肌に」

 

やり過ぎない大人「ヌーディーアイメイク」【3つ】

【1】色見より「線」を意識

シュッと見えにおいてポイントメイクが担う役割は、印象操作。涼しげで知的な雰囲気を演出すべく、特にアイメイクに注力します。色味や質感よりも、“線”を意識して、眉やアイラインを仕上げると顔だちがはっきり&スッキリ。誰でもシュッとした印象に近づきます。

\How to/

1.アイブロウパウダーで下ライン強調
アイブロウパウダーをブラシにとり、まず眉下のラインを描きます。眉頭から眉尻まで、ストレート気味に。続いて足りない部分を埋め、眉マスカラで毛並みを整えます。

Point

\眉頭の毛を立ち上げるように/

2.目の際全体に細くアイラインを引きます
眉に次ぐ、アイメイクの主役はアイライン。目頭から目尻まで、目の際全体に細く引きます。ペンシルはやや縦気味にすると、ブレずに細くキレイなラインが引けます。

3.目尻は長く引いて切れ長な目元に
最後、目尻は5mm程水平に長く引いて、切れ長な目元を作ります。長さや角度の調整が難しい目尻は、目を開け正面を向いた状態で描くと自然、かつキレイに仕上がります。

Point

\仕上げに目尻と全体をつなげて/

【2】透明感を引き上げるベージュアイ

「品のあるベージュと、ベージュの透明感を引き上げるブラウンのバランスが絶妙。右から2番目と3番目を重ねると肌にスッと溶け込みます。ベージュメイクをするとき、老け見え防止に重要なのが肌!くすみなどのノイズをはらっておくことで、ベージュの透明感が保てます」(神崎さん)

\How to/

濃いブラウンのアイシャドウは締め色、まつげのキワに細く入れ、アイラインもブラウンで。

 

【3】あえてヌーディーな目元で血色感を引き立てる

大人が上品に温か見せするなら、目元はあえてヌーディに。色をマイナスして、顔の中の情報を少なくしてあげると、頬の血色が自然に際立つだけでなく、肌や目の透明感もアップ。ピュア&ポジティブな印象を演出できます。

\How to/

ヌーディなアイメイクは、締め色もあえて使わず、インサイドラインで引き締めるくらいがバランス良し。

 

くすみオフや骨格アップの「チーク&ハイライトメイク」【2つ】

【1】クリームチークで血色と艶を演出

メイクで温かさを演出するなら、やっぱりチーク。湿度を帯びたような艶と赤み、このふたつがそろって初めてリアルな血色が再現できるので、使うのはクリームタイプ一択です。難しく考えず、頬の高い位置に指でラフにオン。体温を使ってなじませると大人顔にも浮きません。

Point

\パールや美容成分が配合されたものなら、より艶っぽく自然な仕上がりに/

【2】チーク&ハイライトで頬の位置を上げる

さりげなく入れるチークと適所に入れるハイライトで、血色と光を巧みに操れば、ベースメイクで仕込んでおいたハリツヤはさらに際立ちます。この“仕上げ”と“線を意識したポイントメイク”の相乗効果で大人のぼやけやゆるみは一気に解消できます。

\How to/

1.頬骨の上にチークを軽くオン
チークのイメージは“小さじ1”。そのくらいの少量で十分。頬骨の上に大きなブラシでふわっと入れて。入れすぎるとシュッと感とは真逆の暑苦しい顔になるので注意。

2.ハイライトで頬の位置をリフトアップ
ハイライトをチークに少し重ねるようにして目の下からこめかみにオン。ここに光を集め、高く見せることによって、影を入れなくても相対的にフェースラインがスッキリ見えます。

3.残りを鼻筋とあごにものせて完成!
残りを鼻筋とあご先にも。頬以外の要所にも緻密に光を足すことで、顔全体のバランスもアップ。ハイライトは立体感に加え、ムチッとするハリ感も出るクリームタイプが◎。

 

愛され「リップメイク」【5つ】

【1】ハッピーな上向きリップメイク

「両口角の上に、輝度が高く肌なじみの良いベージュのハイライトを仕込むだけで、下がり気味の口角も自然と上向きに見えます」

 

【2】ジューシーオレンジでさらっとかわいく!

のんびりしたい休日や今日は手抜きしたい! なんて日は、誰の目も意識せず、誰のためでもなく、ただ“自分のためだけ”にリップを選んでみるのもいい。私の場合はそれがオレンジ。まっすぐヘルシーで、媚びた感じもへんな甘ったるさもない。わかった人だけが選ぶ狙っていない感じが、大人のかわいらしさを表現するのにちょうどいい気がして。透け感のあるオレンジなら顔の上が重くならず軽やかにつけられて、リラックスシーンにぴったりです。

\How to/

透け感を生かすように薄く仕上げて軽さを出すのがポイント。スティックでじか塗りしたら、厚みが出ないように指でなじませて。

 

【3】ネイキッドベージュで質感&立体感を強調

一見地味に見えて、実は肉感的でなまめかしい。いろいろな色をつけてきて、大人になった今だからこそわかるベージュの奥深さとそこはかとない色っぽさ。赤リップによって生まれる色気とはまた別の、包容力や温かみ、湿度を感じる色気は、ある程度年齢を重ねたからこそ似合う大人の特権。華やかな色の力を借りずに、唇そのものの質感や立体感を強調して、目指すは“触れたくなる唇”です。

\How to/

ベージュリップはオーバー気味に描くことで、肉感をさらに強調。リップブラシを使い、特に上唇の山と下唇の底面をオーバーに。

 

【4】パープルピンクで肌とのコントラストを高める

仕事や大事なイベントなど、デキる女に見せたいときは、迷わず青みの効いたリップをチョイス。青みカラーは肌とのコントラストを高めてくれるので、美肌に見えると同時に唇の輪郭も自然に際立つ。塗るだけで美人感が盛れる色。ピンクもいいけれど、今季はより青みの強いパープルピンクで、さりげないおしゃれ感を漂わせて。色の存在感がある分、質感はセミマットに抑えるとバランス良し。

\How to/

華やかな色は、リップブラシを使い口角まで美しく。仕上げに輪郭を指で軽くなぞると、エッジが柔らかくなり、きつくならない。

 

【5】イエローリップでおしゃれテンションアップ

大人のおしゃれメイクで、最もNGなのは迷いながら中途半端になってしまうこと。だからリップも攻めた色を塗って、自信をもって振り切ってなんぼです。こだわりも大事だけれど、トレンドに即乗っかれる瞬発力や柔軟性は、実は大人になるともっと大事だったりする。今季なら、断然気になるのはイエロー系。難しい色をあえて取り入れることで自分の顔を更新できるし、その他大勢からも抜け出せて、おしゃれな雰囲気が簡単に手に入るんです。

\How to/

慣れない色は、少しずつ様子を見ながら。指を使い、たたき込むように塗る。透け感を残すと肌なじみも良く、顔から浮かない。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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