30代ならではの大人可愛い「アイメイクのやり方」4選
アイメイク、もしかして20代の時のまま?対面したときの印象を決定づける「目元」のメイクを、大人女子ならではにアップデートしましょう。可愛らしさはそのままに、大人っぽさとヌケ感を取り入れた「30代のアイメイク術」をご紹介。
目指すべき「大人可愛い」メイクって?
「大人の可愛げ」を足すとこう変わる!
- 清潔感も若々しさも好感度も手に入る大人可愛げメイク
清潔感の上に成り立つ大人ならではの可愛らしさ。「チャーミング」ともいうべきそれを、メイクの色や質感を緻密に操ることで魔法のように演出する中野さん。
「可愛げや清潔感って、メイクはもちろん生きていく上でとても大切。なぜなら好感度や信頼感につながるから。だから私は、そんな“人を心地よくするような空気感”を演出できたら…と常に考えてメイクをしています。大人はメイク感がなさすぎると薄幸に見え、ありすぎると威圧感が出る。どちらに転んでも、可愛げや清潔感とはかけ離れてしまうので、まずはしっかりメイクをしつつも、“していないように見せる”ことが、大切だと思います」(中野さん)
左/明海流 可愛げを足したナチュラルメイク 右/いつものナチュラルメイク
右のナチュラルメイクは、モデル・牧野紗弥さんの普段のセルフメイク。明海流の可愛げメイクを施した後顔は、透明感がアップして全体の印象が“ふんわりまろやかに”!
\こんなに違う!/
大人が気をつけるべき「NGメイク」
- 下がってきた顔をなんとかしたいと、あらゆるパーツをやみくもに上げるのは、ナチュラルメイク全盛の今、悪目立ちするだけ。
- 大人のリフトアップメイクは、最低限の要所を押さえた仕込みメイクで、“上げてます感を悟らせない”ことが、最大のポイントです。
- 押さえるべきは、眉、目元、口元。
- 狙いを3つのパーツに絞ったら、次は「上げすぎないこと」を意識。
- 物理的に上へ“引き上げる”のは程々に、濃淡のメリハリで“引き締める”。
- こうしてふたつの角度からアプローチすることで、より自然に効果的に、顔だちをスッキリ見せることが可能です。
【NG】
【OK】
目指すべきは「あからさまに上がった」より「なんだかスッキリした」と思わせる仕上がり。使うアイテムも同じ、ナチュラルキレイな印象も変わらないけれど、眉、目元、口元の3つのパーツに上げテクニックを仕込むと、こんなに違うんです。
30代からの大人アイメイク「5つのポイント」
【1】自分に合う「mm」を探す
- “誇張”することでナチュラルに見せる
年齢を重ねる程ナチュラルメイクがいい。と「ナチュラル」を額面どおり受けとると…。何もしていないすっぴん顔に見えかねないのが大人。大切なのは“ナチュラルにメイクすること”ではなく、“ナチュラルを装うメイク”をすること。まぶたが緩んでくる大人は、アイメイクは誇張するくらいがちょうどいい。それぞれの顔だちに合うバランスは違うので、自分に似合うmmを追求してほしいと思います。
【How to】
(1)まぶたがかぶるから、アイラインは自分が思うよりしっかり引くべし。最低8mmは目尻より長く。色はグレージュなら悪立ちしません。
(2)まつげを上げるのもマスト!頑張りすぎに見えるので全部を上げる必要はないけれど、黒目の上や目尻などどこか1か所でも上げると、目元がはっきり。
【2】黒や茶色を捨て、「ヌケ感」を
ヘア&メイクアップアーティスト
岡田 知子さん
TRON所属。女優、アーティストのヘア&メイクを多数手がけ、顔までファッションの一部と捉えた、今どきのおしゃれメイクを得意。独自の明確な“抜け感”に理論にも定評あり。
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- まつげと眉に抜け感を与え、ピンクシャドウをアンニュイな雰囲気に
ピンクブラウン系の眉マスカラで眉を染め、マスカラも黒ではなくネイビーをセレクト。先述した“眉は茶色、まつげは黒の思い込み”を捨てると、目元に抜け感が加わり、ピンクのキラキラシャドウの輝きが透明感に昇華され、崇高なオーラさえ漂う媚びない眼差しに。ピンクトーンで眉と目元をコーディネートしているから調和し、大人っぽく見えるのもメリットです。センスよく行きたい女子会ではもちろん、オフィスでも好印象なはず。
\NG!ダーク茶眉&マスカラだと、ケバめ/
目力が強くなりすぎて、キツくてハデ、さらには古くさい仕上がりに。目元だけ浮かないように、まつげや眉にもひと工夫を。
【3】「くすみカラー」は使い方がコツ
- ラインで入れればくすみ色でも老け見え回避
トレンドの大人っぽいカーキは広く入れると、トゥーマッチなセクシーアイに。
「ライン状に入れることで、フレッシュな目元に♪」(甲斐さん)
【How to】
- 上下の黒目内側から目尻までキワにブラシで細く引くとアクセントに。
【4】「影」で立体顔をつくって美人に!
ヘア&メイクアップアーティスト
岡田 知子さん
TRON所属。女優、アーティストのヘア&メイクを多数手がけ、顔までファッションの一部と捉えた、今どきのおしゃれメイクを得意。独自の明確な“抜け感”に理論にも定評あり。
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- シェーディングライナーで二重影を演出、美人の眼差しに
「二重や奥二重の人なら、目尻の二重のラインを引きのばすように、透けるブラウンのリキッドアイライナーで線を数mm描いて。目が横に大きく見えます」(岡田さん)
\くっきり立体顔に!/
【How to】
- 視線をやや伏し目にして、二重のラインの目尻側の端から3~5mm程度、バランスを見ながらラインを描き足す。
【5】「ラメ」は黒目の上下のみにON
- “輝度の高いラメアイシャドウ” を黒目の上下だけにのせれば、キラキラメイクも大人仕様に
「目元にキラッと輝きを与える“高輝度の大粒ラメ”は、顔に華やぎを盛ってくれる名役者。アイホール全体ではなく黒目の上下のみに入れると、派手にならずに印象的な目元に。マスカラは透明感のあるネイビーで強さを抑えれば、イイ感じに大人っぽく仕上がります♪」(安井さん)
【テク1】大人でも楽める「Y2Kギャル風」にトライ!
ヘア&メイクアップアーティスト
岡田 知子さん
TRON所属。女優、アーティストのヘア&メイクを多数手がけ、顔までファッションの一部と捉えた、今どきのおしゃれメイクを得意。独自の明確な“抜け感”に理論にも定評あり。
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- ひと工夫! 目元をワイドに盛って大きく魅惑的に
【How to】
(1)マットなベージュピンクをアイホールに、ヴィンテージピンクを目頭凹み〜下まぶたにかけてON。次はヴィンテージブラウンで目の横幅を拡張! 上まぶたの目尻側のキワから上方向にグラデーションを作るように広げてワイドに深みを出す。さらにピンクブラウンのアイライナーを上まぶたのキワ全体に引き、目尻から平行に延長する。
(2)下まぶたのフレームも横に広げるように、ヴィンテージブラウンを目尻ギワから平行にのばすようにぼかす。
【テク2】寒色を散りばめ「大人の遊び心」を
ヘア&メイクアップアーティスト
木部 明美さん
洋服に合わせたメイク提案を得意とするおしゃれ系アーティスト。抜け感やこなれ感を生むテクニックの引き出しの数は、トップレベル。
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- 唇に大胆なツヤを。寒色をトッピングして“センス”という大人の遊び心もお忘れなく
【How to】
- 指を使い、コッパーゴールドのメタリックアイカラーをアイホールの目頭側1/2の範囲にオン。 下まぶたにも目尻を外して薄く広げて。
- その後、上まぶたのキワに沿って太め&長めにミルキーオレンジのリキッドアイライナーを引く。
- ディープパープルのマスカラを上下まつげにたっぷり塗り、抜け感をメイク。
【テク3】甘くないピンクで「ヌケ感」を演出
ヘア&メイクアップアーティスト
岡田 知子さん
TRON所属。女優、アーティストのヘア&メイクを多数手がけ、顔までファッションの一部と捉えた、今どきのおしゃれメイクを得意。独自の明確な“抜け感”に理論にも定評あり。
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- おすすめカラーはキラキラピンク!甘くないピンクシャドウ使いに品も知性もしゃれ感も匂い立つ
【How to】
(1)濃いピンクをアイホールまで大胆にオン
ルビーピンクをブラシでアイホールへ。眉がピンク系だから、広範囲に入れても悪目立ちしない。
(2)下まぶた全体と上まぶた中央に淡ピンクを重ねる
スモーキーピンクをブラシにとり、下まぶたのキワ全体へオン。上まぶたの中央にも重ね、立体感をプラス。
(3)上下まつげにネイビーのマスカラを塗る
ビューラーなどでまつげを上げずにネイビーのマスカラを塗ることも、大人っぽく仕上げる秘訣。ダマや束をオフして繊細に仕上げて。
【テク4】定番ベージュを「差し色」で格上げ
\教えてくれたのは…人気ヘア&メイクアップアーティスト 猪股真衣子さん/
- ベージュシャドウにモスグリーンまつげの差し色で目元の鮮度を格上げ
ベージュ系のアイシャドウには黒や茶のマスカラが鉄板だけれど、定番のメイクに飽きたかも…という人はモスグリーンのマスカラにトライ!
「グリーンだけれど深みのある発色なので、大人がデイリーに取り入れやすいカラー。悪目立ちすることなく眼差しに奥行きが生まれ、いつもの目元が見違えます」(猪股さん)
ベージュシャドウが地味になりがちな人は試してみて。
【How to】
- コーラルベージュのパウダーをアイホールと下まぶた(a)になじませ、下まぶたのみ(b)さらにブラウンベージュのクリームを重ねて。
- マスカラは上まつげ(B)にモスグリーンを。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。