メイクHOW TO
2025.3.10

大人メイクのやり方【実例18】可愛げがあるけど浮かない技を紹介

大人だからこそ似合う最新メイクテクをたっぷりとご紹介!まずは大人がおさえるべきメイクのポイントからチェック。大人ならではの肌を作るベースメイク、アイメイク、リップ、チーク、おしゃれなカラーメイクテク別にお届けします。

老けて見られがち?大人顔の「特徴」

【特徴】

  • 大人っぽいといわれることが多い
  • どちらかというとキレイ系の顔だち
  • 顔のパーツがくっきりしている
  • 目はぱっちり二重
  • 唇は厚く大きめ
  • 顔の形は面長orすっきりシャープな方

大人メイク「2つのポイント」

ヘア&メイクアップアーティスト

中野 明海さん


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\こんなに違う!/

左/明海流 可愛げを足したナチュラルメイク
右/いつものナチュラルメイク
右のナチュラルメイクは、モデル・牧野紗弥さんの普段のセルフメイク。明海流の可愛げメイクを施した後顔は、透明感がアップして全体の印象が“ふんわりまろやかに”!

【1】「可愛げや清潔感」を大切に

清潔感の上に成り立つ大人ならではの可愛らしさ。「チャーミング」ともいうべきそれを、メイクの色や質感を緻密に操ることで魔法のように演出する中野さん。

可愛げや清潔感って、メイクはもちろん生きていく上でとても大切。なぜなら好感度や信頼感につながるから。だから私は、そんな“人を心地よくするような空気感”を演出できたら…と常に考えてメイクをしています。大人はメイク感がなさすぎると薄幸に見え、ありすぎると威圧感が出る。どちらに転んでも、可愛げや清潔感とはかけ離れてしまうので、まずはしっかりメイクをしつつも、“していないように見せる”ことが、大切だと思います」(中野さん・以下「」内同)

【2】メイクの「クセ」を見直す

「肌作りでいうと、最近は艶が主流ですが、大人にとっては艶々が必ずしもベストではなかったりします。ポイントメイクも然り。キレイなパールは肌の粗を目立たせることもあるし、トレンドのマット質感は乾いた印象を与えることも…。とにかく思い込みを捨て、“柔軟に更新していくこと”が大切です

そしてメイクは、字と同じように長年かけて出来上がったクセが出るので、意識して変えることも重要。ペンを新しく変えたり、筆圧を変えると字もニュアンスや見え方が変わりますよね?メイクもそれと同じ。ちょっとしたことでいつものメイクが見違えます」

大人肌を作る「3つのベースメイク」

【1】大人の品があふれ出す「微発光ベースメイク」

ヘア&メイクアップ アーティスト

美舟さん

メイク下地で艶を仕込み、カバー力のあるセミマット質感のファンデーションを重ねてわき上がるような輝きを生み出すのが、微発光肌のファーストステップ。フェースパウダー、シェードカラー、ハイライトも必須です。

「メリハリを与えつつ、肌印象をぷるんと見せることも大切。メイク下地もファンデーションも全顔には塗らず、ハイライトはCゾーンをあえて避けたり、新しいテクニックを取り入れて楽しくメイクしましょう」(美舟さん)

【POINT1】メイク下地もファンデーションも全顔には塗らない
最新のメイク下地やファンデーションは、肌色や凹凸の補整効果が高め。大人が顔全体に重ね塗りをすると、顔が大きくフラットに見えがち。塗らない部分を設け、立体感を引き出します。

【POINT2】ハイライトはあえて頰骨の下に入れる
何もしなくても以前は光が集まっていた部分(=頰骨の下)にハイライトを入れると、肌のぷるんと感がアップ。自然にリフトアップして見え多幸感も生まれ、ラグジュアリーな表情に。

【How to】
(1)潤って艶が出るメイク下地を顔の中心部と首に塗る
輪郭に艶を与えると顔が大きく見えるので、塗らない。パール粒大をTゾーン、上下まぶた、法令線、口角のわきをメインに指でポンポンとなじませた後、スポンジでたたき込んで輪郭の手前まで広げる。首にも塗り、トーンアップ。

(2)ファンデーションブラシで輪郭の外側まで塗る
セミマットファンデーションの適量は小豆粒大。毛量が多めのファンデーションブラシにとり、Tゾーン、上下まぶた、口角の陰から塗り始め、メイク下地よりも広く、輪郭側までのばし切る。シワにたまるので、法令線には塗らないで。

(3)テカりやすい部分にフェースパウダーを狙い打ち
艶にもマットにも傾かず、肌と一体化するようになじむ微細フェースパウダーをブラシにとり、テカって見えたくないTゾーン、髪の生え際、下まぶた、あご先に薄くなじませる。

(4))(3)をイメージして輪郭側にシェードカラーを
大きくて柔らかいブラシを使い、トップの生え際から頰骨の下を通ってあご先まで「3」を描くようにオン。ブラシは滑らせず、ポンポンとおくようにのせて塗りムラを防いで。

(5)ヌードベージュのハイライトを頰骨の下にオン
ヌードベージュのハイライトを細めブラシにとり、頰骨の上ではなく下に沿って内から外に入れ、ふっくらとした頰に演出。鼻根部、鼻の頭、上唇の輪郭中央の上にものせたら完成。

【使用アイテム】
ゲラン パリュール ゴールド スキン ダブル ヴェール プライマー

価格容量SPF・PA
¥12,430 40ml SPF50+・PA+++

毛穴や色ムラをスキンケア効果でもカムフラ。潤いと繊細な輝きをプラス。

エスト フローレス コンシーリング クリームファンデーション

価格SPF・PA
¥5,500 全3色 SPF35・PA+++

重ねれば濃いシミもカバー。厚塗りに見えず、キメや法令線にも落ちにくい処方。

SUQQU ソフト マット セッティング パウダー

価格
¥8,800(セット価格)

きめ細かくて軽く、ノンパール。くすみや毛穴をソフトフォーカスし、清廉な肌印象に。

イヴ・サンローラン オールアワーズ ハイパーブロンザー

価格
¥9,350 02

素肌より2トーン暗めのカラーを選んで。ほのかな光沢感のあるソフトマットな仕上がりで、肌なじみ◎。

ディオール ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ

価格
¥8,470 100

右側のみ使用。肌に溶け込むメルティングジェル処方が、肌に柔らかく上品な光を与える。

【2】内側から発光するような「パーリィ肌」

\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト 佐藤エイコさん/
メイクの技術や知識を常に更新。SHIHOさんをはじめグラン世代が憧れるモデルやアーティストからの指名も多数。

表面で艶を強く放つブリリアント肌に対して、点でチラチラと内側から繊細に発光するのが「パーリィ肌」の魅力。ふんわり柔らかい上品な輝きが、大人に宿る優しさやかわいらしさ、充足感を引き出し、肌から“幸せオーラあふれる人”の印象に。仕上げにシアー発色のピンクチークを高い位置に入れ、くまやくすみといった疲れた印象を浄化させるのも大切なプロセスです。

パール&ナチュラルマット。質感のコントラストが温かな輝きを生み出す
微細パール配合のメイク下地で華やかな輝きを与えつつ、美しい素肌感を演出するナチュラルマットなファンデーションを薄く密着させ、肌が自ら放っているかのような輝きに落とし込むのが「パーリィ肌」作りのポイント。ベージュ系ハイライトと透け感発色のピンクチークも肌作りの一環。立体感と温もりをさりげなく盛り上げ、飾らないのに華のある人に近づきましょう。

【How to】
(1)両手のひらを使ってパール下地を全体に塗る
パール下地の適量は2プッシュ分。両手のひらにのばし、頬や額など広い部分からスキンケアを塗るようにのばした後、指で小鼻のわきなどすみずみまで均一になじませます。

(2)中指と薬指全体でファンデーションを塗る
1プッシュ分のナチュラルマットファンデーションを中指と薬指全体になじませ、頬など広い部分から塗り始めます。内から外へ素早くのばすことで、毛穴やシワ落ちを予防。その後、肉厚スポンジで顔全体を優しくたたき込み、ムラづきや余分な量をオフ。

(3)鼻筋、下まぶた、あご先にベージュ系ハイライトを
柔らかいパウダーブラシにベージュ系ハイライト(右)を少量なじませ、鼻筋、下まぶた、あご先にのせ、求心的な顔だちに。たるみが気になる人は輪郭側にシェードカラー(左)を薄くなじませるのもおすすめ。

(4)透けピンクチークでくまカバー&リフトアップ
透けピンクチークにはくまをオフし、多幸感を与える効果が。涙袋の下を基準に頬の高い位置に薄く入れると透明感が引き立つ上、顔の重心が上がりリフトアップ印象も得られます。

【使用アイテム】

A.エトヴォス ミネラルインナートリートメントベース

価格容量SPF・PA
¥4,950 25ml ポーセリンベージュ SPF31・PA+++

赤み、くすみ、凹凸をオフするベージュ系パール下地。

B.ランコム タンイドル ウルトラ ウェア リキッド N

価格容量SPF・PA
¥7,920 30ml 全14色(モデル使用色:PO-01) SPF48・PA++

薄く密着しハイカバー。ナチュラルマットな仕上がり。

C.ディオール ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ

価格
¥8,470 100

ヌードベージュのハイライトとマットなシェードカラーの組み合わせ。

D.NARS パウダーブラシ ♯13

価格
¥6,820

先細りで細部も塗りやすい。佐藤さんおすすめ。

E.カネボウ化粧品 ルナソル カラーリングシアーチークス(グロウ)

価格
¥3,850(セット価格) 07

透ける発色の艶感ピンクチーク。

【3】洗練された「ブリリアント肌」

追求すべきは、点ではなく「面」の輝き。そのため、パール入りのベースアイテムはほぼ不使用。スキンケア機能をもち、濡れたような艶感が長時間続くアイテムを戦略的に重ねていくことで、パーンとしたハリ感と強い輝きが魅力的な「ブリリアント肌」が完成します。

ノンパールの艶感アイテムを重ね、ダイヤモンドのような最高峰のオーラを
フェースパウダーのみ、肌が潤って見えるための微細パールを配合したものがベター。ほかはノンパールで艶肌に仕上がるアイテムでそろえます。ファンデーションまでは顔全体に塗りつつ、フェースパウダーは部分的に重ねることで、ふっくら艶やか、かつ上質な肌印象にアップ。肉厚スポンジやブラシなど、ツールも重要。厚塗り、シワ落ち、メイクくずれを防げます。

【How to】
(1)スキンケア下地を全顔に素早くなじませる
スキンケア下地の適量は2プッシュ分。両手のひら全体にのばし、美容液を塗る感覚で顔全体に素早く均一になじませます。なるべく首まで塗り、潤った質感を統一させましょう。

(2)UV下地を塗り、肉厚スポンジでたたき込む
UV下地の適量は1プッシュ分。両頬、額、あご先、鼻先におき、内から外へ手でのばします。肉厚なスポンジで優しく顔全体をたたき込み、余分な量をオフ&密着感をアップ。

(3)顔の広い面からファンデーションを塗る
1プッシュ分のグロウファンデーションを手の甲にとり、ファンデーションブラシになじませます。両頬や額など広い面から塗り始め、小鼻のわきなど細部まで抜かりなく。

(4)Tゾーンを中心に発光フェースパウダーをオン
パフでなく、毛量が多くて柔らかいフェースパウダーブラシを用意。毛穴が目立つTゾーンと、艶を少し抑えたい下まぶたを中心に目元に薄くなじませ、端正な肌印象をプラス。

(5)パールレスハイライトを部分的にたたき込む
パールレスの濡れ艶ハイライトを手の甲に少量とり、薬指の腹になじませてから、高く見せたい鼻の頭のほか、目尻や法令線など小ジワが気になる部分に重ねて完成です。

【使用アイテム】

A.D-Neeコスメティック ジョンセンムル エッセンシャルムルクリーム

価格
¥7,150 50ml

濡れたような艶が持続するクリーム兼メイク下地。

B.セルヴォーク レアグロウ プライマー

価格SPF・PA
¥4,400 01 SPF22・PA++

潤いに満ちた艶を仕込むUV下地。

C.SHISEIDO シンクロスキン ラディアントリフティング ファンデーション

価格容量SPF・PA
¥6,600 30ml 全12色(モデル使用色:240) SPF30・PA++++

光でカバーし、ハリと艶を与える。

D.アディクション ファンデーションブラシ

価格
¥5,500

佐藤さん愛用。細部も塗りやすい。

E.パルファム ジバンシイ プリズム・リーブル

価格
¥8,250 No.02

カラーと微細パールが発光するような仕上がりを実現。

F.シュウ ウエムラ ビューティ オイル ドロップス

価格容量
¥11,000 30ml

ベタつかないマルチユースの美容オイル。

カラー別似合う「5つのアイメイク」

【1】「グリーン」アイシャドウで透明感を

【How to】

  1. カーキを上下まぶたの際に細めに入れる。
  2. その外側をベージュで囲むようになじませ、上まぶたはアイホール全体まで広げる。
  3. 下まぶたの目頭側に右上のホワイトを。
  4. ブラウンのアイラインと黒マスカラで引き締める。

【2】「ラベンダー」アイシャドウで目元にアクセントを

【How to】

  1. 淡いパープルを下まぶたの際全体と、上まぶたのアイホールよりやや狭く、際を外して入れる。
  2. パープルをそのすぐ下にライン状に入れ、まつ毛の際には左下のベージュをライン状に。
  3. 黒ライナーと黒マスカラで引き締める。

【3】「レッド」アイシャドウのシンプルメイク

【How to】

  1. アイホール全体に淡いオレンジを広げる。
  2. レッドを上まぶたの際にライン状に入れ、境目をぼかす。
  3. 下まぶたには何も入れず、アイラインもなしで抜け感を。
  4. 黒マスカラで引き締める。

【4】「メタリックブルー」アイシャドウを堂々と纏う

【How to】

  1. アイホール全体にシャンパンゴールドを入れ、メタリックブルーを二重幅に。
  2. その上にルミナスブルーを重ね、色をなじませる。
  3. 下まぶたの際にもルミナスブルーをライン状に。
  4. ラインは使わず、黒マスカラで引き締める。

【5】異なる質感の「ベージュ」シャドウを組み合わせ

【How to】

  1. 右下のベージュをメタリックアイホールに、左下のマットブラウンを上まぶたの際に。
  2. 左上のピンクパールを下まぶたの際に入れる。
  3. 黒ラインを際に細く&黒マスカラで締める。

【使用アイテム】
THREE スターゲージング アイシャドウクアッド

価格
¥7,480 05

「THREE」から質感を楽しむ新作アイパレットが誕生。マット、サテン、メタリック、パールという4種を組み合わせることで、いつものベージュ系も新鮮な仕上がりに。

エイジングサインまでカバー「4つのチークメイク」

【1】「ハイライトチーク」でフレッシュなツヤ立体感を

ヘア&メイクアップアーティスト

yumiさん


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「インウイのチークは繊細なパールがたっぷり。光を集めて輝くことで肌のアラを飛ばし、フレッシュなツヤで立体感を引き出してくれます」(yumiさん)

【How to】

  • チークもくすみ感のあるまろやかな血色カラーを選べば、甘くなりすぎず上品な雰囲気にまとまる。大きめのブラシに取り、頬の一番高いところを中心に、フェースラインにスッと抜くようにオン。

【使用アイテム】
資生堂 インウイ チーク

価格
¥6,050 02

ウォーミィな血色カラー。まるでハイライトまでつけたような澄んだツヤと透明感で、立体感のあるなめらかな頬に。時間が経ってもメイク落ちしにくく、くすみのない生き生きとした仕上がりが続く。

【2】「パールリッチなチーク」で幸福感と透明感を

チークは幸福感と透明感を引き出してくれるパールリッチなタイプを選んで。

【How to】

  1. ブラシに含ませて余分な量をティッシュオフ。ビューティゾーンの一番下の位置から、ふわふわと優しいタッチで真横に色をのせていく。
  2. クマの上に少しかかるように、普段のチークより高めの位置にのせると顔の暗さが和らいで明るい印象に。

【使用アイテム】
資生堂 インウイ チーク

価格
¥6,050 01

ゴールドパールたっぷり入ったほんのり青みのピンク。まるでハイライトまでつけたような澄んだツヤと透明感で、立体感のあるなめらかな頬に見せてくれる。時間が経ってもメイク落ちしにくく、くすみのない生き生きとした仕上がりが続く。

【3】「こめかみチーク」で削げ&たるみ感解消

年齢を重ねるに連れて変化していくフェイスライン。こめかみが削げたり、たるんでボヤけてきたりと、コンプレックスに感じている方も多いのではないでしょうか?

そんな大人ならではの悩み、チークの入れ方でコントロールできますよ!

「大人のチークはただやみくもに塗れば良いという訳ではありません。上へと引き上げるようにして、こめかみまでつなげるように入れてみてください。すると視覚効果で痩せた部分はふっくら、ボリュームが増えた部分はスッキリ見せられます!

これまでの塗り方を見直して、理想の骨格に近づけましょう」(yumiさん)

Point1 肌に溶け込むまろやかなくすみカラーをセレクト
パールの入っていない、粉質の柔らかいチークでふんわり発色させて。色味は顔なじみの良いくすみ系を。チークを入れた感なく大人の顔にスッとなじんでくれる

Point2 こめかみチークでたるみを引き上げて
こめかみまで広くぼかしこんだ“こめかみチーク”ならすっきりリフトアップしながら華やかな印象も狙える!

Point3 チークの形がはっきり見えるのはNG!
チークはぼかし込むのが大前提。境目がはっきりしてしまうとナチュラルさを損なってしまう

【How to】
(1)まずはティッシュオフ
チークをブラシに含ませたら、まずは余分な粉をティッシュオフして。ブラシ表面の粉を落としておくと、ベタっと色が付きすぎたりムラになったりするのを防げる。

(2)頬の高い位置を起点に斜め上にスッとすべらせる
ブラシは毛先から遠くを持つと余計な圧がかからず軽いタッチで色がのせられる。黒目の下の頬骨上にブラシを当て、斜め上へとすべらせるようにして自然に色付けて。左右交互にバランス見ながら入れると失敗しない。

(3)こめかみにもチークを差して
次はこめかみ下からスタートして(2)のチークのラインと繋げるようにオン。この時小鼻より下には色がのらないように注意して。こめかみ部分はしっかり血色をのせるというよりも、ブラシに残ったパウダーでニュアンスを添えるイメージ。

【使用アイテム】
THREE カラー ヴェール ブラッシャー ブラシ

価格
¥6,600

チークはブラシにもこだわって。しっとりと柔らかなタッチで、肌にふんわりとフィット。頬をそっとなでるだけで、カラーが溶け込むように美しく、自然に発色。

セザンヌ チークブラッシュ

価格
¥550 01

素肌に一体化するようになじむソフトな仕上がり。スキントーンで肌色に溶け込み、大人の血色感を演出する絶妙なくすみローズピンク。甘すぎず、大人っぽさと可愛らしさを両立した万能カラー。

【4】「下めチーク」で中顔面短縮も短縮

ヘア&メイクアップアーティスト

黒田 啓蔵さん


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頬のこけが気になる人は同時にたるみも気にする人が多いからか、上へ上へ引き上げようと、チークも上めに入れる傾向がありますが、中顔面が間延びして見えるので、実は頬骨の下半分くらいに入れるのが正解。

「このテクニックで頬の丸みが復活するので、若く見える上に中顔面短縮の効果もあるんです」(黒田さん)

【How to】

  • チークブラシを縦に持ち、小鼻の横から頬の下側の丸みをなでるようにブラシを左右に振って、チークをのせる。頬がふっくら見えこけ感を払拭。

【使用アイテム】
アルマーニ ビューティ ルミナス シルク グロー ブラッシュ

価格
¥7,700 51

一気に若々しく「3つのリップメイク」

【1】「下半顔のもたつき」を引き上げる

ヘア&メイクアップアーティスト

yumiさん


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【BEFORE】
加齢とともに口まわりの筋肉が衰えて、もたついてきたのがお悩み、という美的グラニストの佐藤さん。さらに唇の血色も悪くなり、不機嫌そうな印象が強調されている…。

【AFTER】
口周りの陰感が解消され、顔の下半顔がグッと引き上がって見える! 素の唇の血色が高まったような自然な色とツヤで好印象な口元が完成。

【ポイント】

  • ティントリップを下地使いして色もち&血色アップを狙って
  • リップブラシで丁寧にアウトラインを描くと引き締め&引き上げがかなう
  • コンシーラーでたるみの陰を消して、もたつきをカムフラージュ

【How to】
(1)ティントリップを下地として塗る
高発色のティントリップを直塗りし、色とツヤを定着させて。大人がティントリップを使う時は、保湿力が高く、華やかなピンク系やローズ系をチョイス。顔色がワントーン明るく見えて、唇のくすみや小ジワもカバーしてくれる。ティントリップを下地に塗っておくとリップカラーが落ちても血色がキープされて老け見えしない。

(2)ルージュはリップブラシでラインをとってから全体に塗る
次にくすんだ唇を明るく健康的に見せる、ナチュラルピンクのルージュをリップブラシにとって輪郭を描いていく。ブラシを使ってリップラインを強調すると口周りのもたつき感が解消される。

平筆のリップブラシの先端を口角に差し込むようにして、側面のエッジを使って中心に向かってラインを引く。この時、上下ともにややオーバーに描くとふっくらとした若々しい印象に。アウトラインを描いたら、唇中は筆の平らな面を使って塗りつぶして。

(3)肌より一段明るいコンシーラーで口角を引き上げて
肌よりワントーン明るいリキッドコンシーラーを使って、もたつきの陰を明るく補正。下唇の下全体にチップでラインを引き、口角は斜め上へと延長する上昇ラインを描いて。唇の形ジャストで描くのではなく、オーバーに引くことでキュッと上がった口角に見せられる。

最後に指でポンポンとなじませたら、完成!

口元のくすみやたるみ感が一掃され、下半顔がグッと上がって見える! 顔色まで明るく晴れやかに!

【使用アイテム】
アリエルトレーディング Laka フルーティーグラムティント

価格
¥1,980 111

唇の黒ずみや色ムラを補正してくれる、黄みと青みのバランスが絶妙なピンク。100%ビーガン処方で、鮮やかな発色、生き生きとしたツヤ、心地よい保湿感が長時間持続するティントリップ。

クレ・ド・ポー ボーテ パンソー(コレクチュール)n

価格
¥3,850

熊野の伝統技術を用いて作られた、シルクのようになめらかな肌あたり高機能コンシーラーブラシ。今回のようにリップブラシとして使うのもおすすめ。口元のカーブにしっかりフィットし、プロのように美しい仕上がりが実現。

クレ・ド・ポー ボーテ ル・ルージュプレシュー

価格
¥13,200(ケース込み) 04

まるで宝石を身につけているかのような贅沢で濃密な色とツヤを実現したラグジュアリールージュ。ひと塗りで美容液のようにとろけ、年齢を感じさせないふっくらとしたハリの際立つ美しい口元に。誰にでも合いやすい明るく可憐な黄みピンク。

ローラ メルシエ リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー

価格容量
¥4,730 5.4ml 全8色

素肌と錯覚するほどのみずみずしい仕上がりとメイクをしたことを忘れてしまうほどの軽さで、くすみを瞬時にブライトアップ。美容成分を90%と贅沢に配合したスキンコンシャスな処方でよく動く口周りでもつけたての美しさが続く。テクスチャーの固いものはヨレやすいので伸びの良いものが◎。

【2】「ふっくら感」を復活させるテク

【BEFORE】
年齢を重ねるにつれ、特に上唇が貧相になってきて人中の間伸びが気になってきた、という丹呉さん。唇が痩せることで顔全体の印象も寂しげに…。

【AFTER】
上唇を中心に輪郭を補正して、潤いとツヤでぷっくり感を強調することで、口元の存在感がアップ! 唇と鼻の距離が短くなり、顔の印象もキュッと引き締まって見える!

【ポイント】

  • なじみ色のリップライナーでオーバーに描き、痩せた唇にボリュームを
  • 上唇は山を潰してさりげなく人中の距離を縮めて
  • プランパーの光感でプリッとしたリップに錯覚させる

【How to】
(1)リップライナーでオーバーにラインをとる
まずは肌色になじむベージュピンクのリップライナーで描いて自然なボリュームアップを狙う。ペンシルを口角にあて、小刻みに動かしながら上唇の山へと丸みが出るようにふんわり描いて。山は自然に潰すようにラインをとると鼻の下の間伸び感が解消されてシュッとした印象に。下唇は盛っても悪目立ちしないので3ミリくらいオーバーさせて大胆に引いてもOK。アウトラインを描いたら内側もざっくり塗りつぶして。

(2)山を埋めるようにしてリップバームを塗る
厚膜仕上がりのリップバームをくるくると塗り広げ、ツヤとボリュームをもたらして。リップラインからはみ出さないように塗り、山は埋めるようにすると鼻との距離が短縮して見える。

(3)プランパーを唇の中心に塗ってボリュームをもたせる
透け感のある淡いピンクのプランパーを唇上下の中心に重ねる。チップの先端を使って上唇の山にはたっぷりつけて。この部分に光が集まると、めくれ上がったようなぷるんとしたリップに見える。

痩せてしまった唇でも、リップメイクのやり方次第で若々しく、大人の品を感じさせる口元に。自然に存在感が高まり、人中の間伸び感も解消!

【使用アイテム】
資生堂 インテグレート リップフォルミングライナー

価格
¥880(編集部調べ) 50

パーフェクトなフォルムに補正する秘密兵器。にじみにくく、美しい仕上がりを長時間キープ。柔らかなヌーディーピンクはどんなリップとも好相性。

SUQQU モイスチャー グレイズ リップスティック

価格
¥5,830(ケース込み) 02

内側からにじみ出たかのような色づきと、むっちりとしたツヤ感が特徴のリップバーム。重ねるほどに縦ジワや乾燥の気にならないボリューミーな唇に。甘さを覗かせた可憐なフレッシュピンク。

ジルスチュアート ビューティ クリスタルブルーム リップブーケ セラム

価格
¥3,740 02

薄くなってきた唇を厚い膜で包み、ふっくらぷるんとしたハリを与えるリッププランパー。自然由来指数90%で構成されたベースがカサつきから守り、潤う唇へと導く。淡く透明感のあるピンク。

【3】「唇老け」を解消するテク

唇が老けるなんて思ってもいなかった…!という方も多いはず。

「唇は知らず知らずのうちにツヤがなくなり、痩せてボリュームダウンしたり、シワが増え、口角が曖昧になったりと、実は一気に幸薄感を加速させてしまうパーツなんです。

それなのにリップメイクは口紅をサッと塗るだけ、なんてもったいない! メイクの仕方次第でグッと若々しく印象チェンジがかないますよ。この機会にリップメイクを見直してみませんか?」(yumiさん)

Point1 40代以降はリップの色と質感選びにこだわって
リップは暗い印象に見えるダーク系、なじみすぎるサーモンピンク系、マット質感も避けた方がベター。適度なツヤと厚みがあると唇に生命感が宿る

Point2 コンシーラーとリップブラシを使って唇をリフトアップ
アウトラインが綺麗な口元は引き締まって凛とした印象に

Point3 リップは気持ちオーバーに塗ってふっくら感を偽造
年齢とともにしぼんだり薄くなってくる唇は+1ミリのオーバーリップでボリュームを出して

【How to】
(1)リップクリームをベースに仕込む
リップメイクでまず大切なのがメイク前の保湿ケア。潤いを閉じ込めるためにリップクリームを唇全体に塗布して。口紅の仕上がりが長持ちし、密着力を上げる効果も。

(2)コンシーラーをアウトラインにオン
口角の上下、唇の山、下唇のラインに沿って直線的にコンシーラーをのせる。口元はメイクがヨレやすい部位なので、みずみずしい質感で伸びの良いリキッドタイプが◎。

薬指を使って優しいタッチでなじませていく。

(3)唇中はリップを直塗り
口紅はナチュラルなピーチベージュをセレクト。主張しすぎず、大人の口元に上品さと血色感をもたらしてくれる。唇の内側をメインにするすると塗り広げて。(4)で筆でアウトラインを描くので、ここではラフに塗ってOK。

(4)ブラシで唇の輪郭を取ってボヤけ感を回避
ブラシにリップをとり、上唇の口角に差し込んで、唇の山へ向かって輪郭を描く。リップブラシの端が1ミリ輪郭からはみ出す程度を意識すると自然に唇のボリュームアップがかなう。下唇も同様に口角から中央へと輪郭を描いて。口角を綺麗に描くことで表情が冴えて明るい印象に。

シャープなリップラインとふっくら柔らかそうな厚膜唇で若々しさがアップ! ぜひお試ししてみてください!

【使用アイテム】
M·A·C プレップ プライム リップ

価格
¥3,850

カラーを美しく発色させるリップケアベース。シワや乾燥を防いで美しい口元へ。

ローラ メルシエ リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー

価格容量
¥4,730 5.4ml 全8色

素肌と錯覚するほどのみずみずしい仕上がりと、メイクをしたことを忘れてしまうほどの軽さで、口元のくすみを瞬時にブライトアップ。ピンポイントに塗布できるチップはよりシームレスな仕上がりを実現。

カネボウインターナショナルDiv. KANEBO ルージュスターヴァイブラント

価格
¥4,620 V08

内から湧き上がるような血色感、動くたびにもっちりとした弾力を感じさせる厚膜のツヤを纏った生命感のある仕上がりが持続。温もりを感じるピーチカラー。

SHISEIDO HANEN FUDE アイ シェーディング ブラシ

価格
¥3,080

なめらかに色がフィットする半円形状のアイカラーブラシはリップブラシとして使用するのもオススメ。短めの毛足が狙い通りにフィットして、ムラなく仕上がる。

遊び心たっぷり「3つのカラーメイク」

【1】洗練された大人の「今どき顔」

\教えてくれたのは…ヘア&メイク 千吉良恵子さん/

「シアーな輝きのピンク系パレットなら囲み目にしても強すぎず、大人の色っぽさを醸し出せます。メイクの主役は頬骨上に入れたハイライト。肌になじみながらジュエリーのような光を放って、リフトアップ効果も抜群。取り入れるだけで即、今どきの顔へとブラッシュアップできます」(千吉良さん)

【How to】

  1. 目元はAの下段右を二重幅に、中段左をアイホールにのせる。
  2. 下まぶたは下段右を細く入れ、中段右を涙袋幅に入れて囲み目に。
  3. その下側のエッジに沿ってチークをシェーディング風に入れる。
  4. Cのリップは筆でしっかり塗る。

【使用アイテム】
A.シャネル レ ベージュパレット ルガール

価格
¥9,350 クール ドゥシャネル

B.ディオール ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー

価格
¥5,940 パーリー

C.カネボウインターナショナルDiv. KANEBO ルージュスター ヴァイブラント

価格
¥4,620 V07

【2】血色感をちりばめたフレッシュな「おしゃれ顔」

「どれも色や質感が計算し尽くされているから、テクニック不要でデイリー使いにぴったりです。甘すぎないピンクのアイシャドウは、あえて下まぶたに幅広めに入れてみて。柔らかい女性らしさがありつつ、イキイキとおしゃれな目元に。チークやリップも指やじか塗りでラフに仕上げると、より軽やかな艶と血色感を演出できます」(千吉良さん)

【How to】

  1. Aの下の色をアイホールに、上の色を下まぶたの目尻側3分の2にのせる。
  2. 目尻側は幅広めにぼかして。
  3. Bを指にとり、頬骨よりやや下にくの字(フェースライン側が広くなるように)に入れてぼかす。
  4. Cはスティックでじか塗りして指でなじませ、透明感を生かす。

【使用アイテム】
A.カネボウインターナショナルDiv. KANEBO アイカラーデュオ

価格
¥2,530 22

B.シャネル リップ&チーク ボーム N°1 ドゥ シャネル

価格
¥6,050 8

C.カネボウインターナショナルDiv. KANEBO ルージュスター ヴァイブラント

価格
¥4,620 V07

【3】「マルチカラー」のワントーンメイクで抜け感を演出

本誌専属モデル、美容研究家

有村実樹さん


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ひとつあると目元や頬、唇などマルチで使えるカラーアイテムが最近また増えてきた印象です。マルチカラーは、簡単にワントーンメイクができますし、お直しのときや、荷物をコンパクトにしたい旅先など、これさえあればメイクがいい感じにまとまる便利アイテム。でもいざ試してみると、今イチ上手に使いこなせない…という方も多いのでは? チークやリップに使うということは血色カラーがメインになりますが、目元がなんだか腫れぼったくなる、頬が赤くなりすぎる、どのパーツも同じ調子でメリハリがなくなるなどはあるあるの悩みだと思います。

私の思うワントーンメイクのポイントは、まずリップを基準にすること。リップとして塗ったときにきちんと存在感が出せるかどうかが大人メイクには大切です。目元や頬はいくらでもぼかして薄く塗れますからね。そして目元はアイラインで締めずに、その分マスカラを黒にして上下しっかり塗るくらいが、程よく抜け感が生かせて良さそうです。ぼかしやすいアイテムを選び、唇を主役に、チーク、アイは薄くという強弱のバランスさえマスターすれば、マルチカラーは時短で抜け感のあるこなれたメイクを作れる救世主。ぜひ挑戦してみてくださいね。

【マルチカラーの選び方、使いこなし方】

  • ぼかしやすい質感の アイテムを選ぶ
  • リップの発色感を 基準に選ぶ
  • 濃さはリップ>チーク >アイで!

\全部薄くてぼんやりメイク/
全パーツ同じ調子でぼかすと、物足りない“抜けすぎ”メイクに。

\重ねすぎて抜け感なし/
目元を締めてチークを盛りすぎると、ただの濃いメイクに…。


「1色でメリハリも抜け感もあるこなれたメイクに」(有村さん)

【How to】
(1)アイホールの半分くらいの範囲に色をのせ、均一に薄くぼかす。ラインは引かずに、黒のマスカラを上下まつげに塗る。

(2)頬骨に沿って横長に広めの範囲に塗る。このとき、指ではなくスポンジを使って、ムラなく薄く均一にぼかすのがポイント。

(3)唇にじか塗りしてくっきり発色させる。山に向かって丸い形になるようにややオーバーめに塗る。リップライナーを足しても良い。

【使用アイテム】
a.HERA センシュアルパウダーマットリキッド N

価格
¥4,840 187

軽やかなパウダリーマットのローズプラムカラー。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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