健康・ヘルスケア
2022.1.14

快眠には寝具が重要ってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「睡眠」について。快眠には寝具が重要ってホント? Emma Sleep Japan カントリーマネージャーの小原さんにお話を伺いました。

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「睡眠」について。快眠には寝具が重要ってホント? Emma Sleep Japan カントリーマネージャーの小原さんにお話を伺いました。

Q:快眠には寝具が重要ってホント?

「なかなか自分に合った枕やマットレスが見つからず、熟睡できない」なんて声も聞きますが、寝具の良し悪しは睡眠に関係するのでしょうか?そして、自分にぴったりの寝具を選ぶコツとはどんなものなのでしょうか。さっそく、この疑問を小原さんに聞いてみました。

A:ホント

「良質な睡眠を得られるかどうかのポイントのひとつとして、“正しい寝姿勢がとれているか”があげられます。そのため、枕を筆頭に寝具選びは重要といえるでしょう」(小原拓郎さん・以下「」内同)

理想の寝姿勢とは

「正しい寝姿勢というのは“立っているときの姿勢”と言われています。寝た状態で、正しい寝姿勢をキープするためには枕が役立ちます。特に枕は体に合わないものを使い続けると、さまざまな不調の原因となることもあります。そのため、自分の体に合った枕を選ぶことが大事になります」

枕の選びのポイントは?

「正しい寝姿勢をサポートする枕選びのポイントは、頚椎が曲がった状態にならない姿勢をキープできる高さがあること、背骨に負担がかからない姿勢を取れる固さがあること、通気性や放湿性に優れている素材であることです。

それに加え、基本として上述したように体にフィットして、首や肩に痛みを感じないものというのがポイントになります」

Point

・頚椎が曲がった状態にならない姿勢をキープする高さ

・背骨に負担がかからない姿勢を取れる固さ

・通気性や放湿性に優れた素材

・体にフィットして痛みを感じないもの

良質な睡眠のために枕は不可欠?

「枕の役目は、睡眠時、頚椎を理想のポジションに保つということです。そのため、弊社では睡眠時の枕の使用を推奨しています。実際、ほとんどの人が“寝るときに枕は必要だ”と感じているというデータがあります。しかし、20219月に弊社が発表した調査によると、“現在使っている枕にとても満足している”と回答した人は回答者のうち、わずか1割でした。

体に合わない枕は肩こり、首こりの原因になる、気道が塞がれることでいびきをかく、寝付きが悪くなる、眠りが浅くなる、寝返りがスムーズに打てずに腰痛の原因になる、首のこりが原因で頸性頭痛を引き起こす、などといったさまざまな不調の原因になることもあります。そのため、体に合った枕を選ぶというのはとても重要です。

枕に必要な高さは人によって違いがあり、一般的には仰向けで寝る場合は5cm、横向きの場合は10cm、うつ伏せの場合は薄いものや、なしで大丈夫と言われています。

体へのフィット感も重要なポイントで、首や肩に痛みを感じないものというのが基本です。お店で実際に試しても、家で使ってみると首や肩、腰が痛くなるなどの不調を感じるという場合もあるので、お試し期間がある商品を選ぶのがおすすめです」

おすすめの枕

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エマ・ピロー 10,000/エマ・スリープ
(幅63cm、長さ43cm、厚み12cm、重さ1.61kg)
柔軟性があり、高い通気性で適温に保ちます。3層のフォームは高さが調節可能なので、自分の寝姿勢によって好みの層数や順番を入れ替えて自分好みの枕にカスタマイズできます。カバーは取り外して洗濯機で洗えるので、いつも清潔に保てます。100日間のお試し期間中であれば、体に合わなかった場合でも、手数料無料で返品・返金が可能です。

ベッドと敷き布団で良質な睡眠に違いはある?

「ベッド派と敷布団派がいると思いますが、こちらは好みと環境にもよるので、どちらかが良いとは言い切れません。ベッドなどマットレスは体圧分散性があり、通気性が高い商品も増えていること、耐久性が高いなどもメリットです。一般的な日本人女性であれば、マットレスは普通からやや固めのものがおすすめです。敷布団は、畳の上で使用することが想定されている寝具なので、和室で眠る人にはおすすめだと思います。畳むことでコンパクトにまとまるのもメリットで、小さなお子様がいるご家庭などでは、寝ている間に落ちる心配がないというのも良い点です」

掛け布団選びのポイントは?

「掛け布団は、寝ているときの温度・湿度を快適に保てる保温性・吸湿性・放湿性があることが大切です。季節を問わず、床内の温度が33℃程度に保てる寝具を選びましょう。冬で温度が低ければ、羽毛などの保温性の高い寝具、夏はタオルケットや綿毛布など軽い寝具がおすすめです。

冷暖房で室温を調節するのであれば、1年中同じ寝具を使うこともできます。ただし、電気代もかかりますし、夏の寝冷えには注意が必要です。そのほか、ご自身の好みのフィット感、体を圧迫しない重さ、また寝返りを打っても十分な大きさのものを選ぶようにしましょう」

寝るときの服装のポイントは?

「スウェットなどを部屋着にしていて、そのまま寝るという人もいると思いますが、質の良い睡眠を得るためにおすすめなのは、やはりパジャマです。人は寝ている間も汗をかきますから、吸湿性があり、通気性が良い素材のパジャマを選ぶことで、入眠もスムーズになります。

そして、冷え性の人などは靴下を履いて寝たりすることもあると思いますが、熱放出の妨げになるため、寝るときには脱ぐようにしましょう。熱を逃すのに重要なはたらきをしているのは特に、手足の甲の部分だと言われていますから、靴下は履かないのが◎です。人は皮膚表面から熱を逃し、深部体温が下がることで休息状態になり、眠気が訪れます。深い睡眠のときほど、体温は大きく低下します。そのため、湯たんぽなどを使用する場合も寝る直前までにし、寝るときにはオフにするようにしましょう」

Point

・吸湿性があり、通気性が良い素材のパジャマ

・素足で寝る

・布団用の暖房器具も寝る前まで

Emma Sleep Japan カントリーマネージャー

小原拓郎

*掲載した商品の価格は税込みです。

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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