健康・ヘルスケア
2020.11.13

舌の異常は体の不調のサインってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

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日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「舌」について。舌の異常は体の不調のサインってホント? 木村聡子先生にお答えいただきます。

Q:舌の異常は体の不調のサインってホント?

東洋医学では舌診があり、セルフチェックでも「舌を見れば健康状態がわかる」という話を聞きます。これって本当なのでしょうか? さっそく、この疑問を木村先生に聞いてみました!

A:ホント

「胃腸の調子が悪いときや脱水、慢性疲労やむくみなどといった不調があるとき、舌の状態に体調のサインが出ることはあります。また、舌の異常がある場合は舌自体の病気、腫瘍や舌炎などの可能性もあるので、毎日鏡で舌の状態をチェックするのがおすすめです」(木村聡子さん・以下「」内同)

正常な舌の色とは?

「本来舌の色は淡い紅色で、うっすらと白いものがついている状態が正常です。そして、べったりと厚く白い舌苔が付いているのは、胃腸が悪いときのサイン。

胃が悪いと体は早く胃の粘膜を治そうとして新しい細胞を作ります。そうすると、舌の粘膜でもどんどん新しい細胞が作られて、古くなった垢が舌の上に溜まりやすくなります。だから、白い舌苔が厚く付いてしまうんです。特に舌の中心部が本来の色がわからないくらい白くなっているときは、暴飲暴食やストレスをうたがってください。

ちなみに、お酒を飲みすぎた次の日や体がむくんでいるとき、冷え性の人などは、朝起きると舌の縁がギザギザになっていることがあります。これは寝ている間に舌がむくんで、歯に押し付けられるため。ギザギザは歯形です」

舌からわかる不調のサインと対処法

舌が白いとき

「東洋医学では“気”、“血”、“水”で体調を診ます。そして口の中や舌の状態は重要な判断材料になります。
先述したように舌が真っ白なときは胃腸の調子が悪いサインです。しかし、舌苔を取っても体調が良くなるわけではありません。胃腸の調子、そのものを整えることが大切になります。例えば、1日に何度もコーヒーを飲む人は量を減らしたり、消化の良いものをよく噛んでゆっくり食べたりといったことです」

歯形がついているとき

「舌がむくんで歯形がついている人は、体に余分な水分が溜まっていたり、疲れが蓄積されている可能性が。疲れが溜まっているときは休養する、お酒を控えるなどを心がけてみてください。体を温めることもむくみ解消に有効です」

舌に深い溝がついているとき

逆に舌が乾燥して深い溝が付いているようなときは体の水分が足りていない、または口内が乾燥している証拠です。この場合には、水分をしっかり摂ることと、鼻の調子が悪くないかも合わせてチェックしましょう。

鼻が詰まっていると口呼吸になりやすく、口の中が乾燥する原因になります。鼻詰まりなどで鼻呼吸がしづらい場合は、まずそちらの治療をすること。習慣やクセで口呼吸になっている場合は普段から鼻呼吸をするように意識すると良いでしょう」

 

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医

木村聡子

日本耳鼻咽喉科学会認定専門医。日本アレルギー学会認定専門医。医学博士。

 

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文/土屋美緒

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