健康・ヘルスケア
2020.5.31

最近疲れがとれない…睡眠の質は免疫力に影響あり!正しい睡眠のとり方を梶本修身先生が解説

自粛の影響で生活リズムがずれていませんか?夜更かしも免疫力ダウンの影響です。しっかりと正しい休息をとってウイルスに負けないからだをつくりましょう。

休息で免疫力UP!1問1答

Q.最近、ずっと睡眠不足。 抵抗力も落ちているような…

A.理想は7時間睡眠。自律神経の疲れを取らないと、免疫がパワーダウン
「夜にぐっすり眠って脳を休ませることは、自律神経をウイルスにしっかり抵抗できるような、戦闘体制の整った状態にもっていく上で非常に大切。逆に言えば、睡眠不足は免疫ダウンの大きな要因です。 理想は7時間睡眠ですが、どれだけ深く眠ったか、睡眠の質もポイント!」(梶本修身先生

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Arch Intern Med.2009 Jan12; 169(1):62-7を基に作成

熟眠度が低いと風邪を引きやすい

アメリカで21〜55歳の健康な 男女153名を対象に、風邪のウイルスを鼻から投与する実験を行った。結果、その前の2週間に中途覚醒が多く「よく眠れなかった人」は、中途覚醒が少ない「よく眠れた人」に比べて風邪の発症率が高かった。

 

Q.自粛巣ごもりが続いて、 夜更かし→朝寝は免疫もダウン?

A.YES。起床時間を毎日一定にして朝日を浴び、体内時計のリセットが免疫ケアの第一歩!
「テレワークだと通勤時間がなくなる分、遅寝遅起きになって生活リズムが乱れがち。リセットのポイントは、朝、決まった時間に起きて、朝日を浴びることで す。そうすると脳内に“幸せホルモン”『セロトニン』が分泌され、夜には眠気を誘う『メラトニン』が出て、体内時計のリズムが整います」(梶本先生)
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太陽に近い光と音で快適な目覚め!
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光と音で睡眠リズムを調整。起床90分前に短い光でレム睡眠状態にし、快適な目覚めに導くプリウェイク機能。
エレス Bright Up Clock II ¥19,800

 

Q.寝つきが悪く、途中で目も覚める。朝からだるい…

A.まずは寝る前のスマホタブレットPCアルコールを止めて自律神経を整えて!

「寝る直前までスマホや PCを見ていると、画面の強い光のせいで交感神経が優位になってなかなか眠れなかったり、途中で起きたり。アルコールも、分解されるときに交感神経を刺激して中途覚醒が起こりやすいのでNGです。寝る前に飲むなら、白湯やハーブティーがおすすめ。就寝中の脱水予防にも」(梶本先生)

 

 

お話を伺ったのは…

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東京疲労・睡眠クリニック 院長 梶本修身先生
かじもとおさみ/医学博士。大阪大学大学院医学研究科修了。疲労と睡眠研究の第一人者としてメディア出演や著書も多数。

 

『美的』7月号掲載
イラスト/本田佳世 構成/つつみゆかり、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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