健康・ヘルスケア
2019.12.21

インフルエンザ、ノロウイルス、クロカビ…冬の不調原因かもしれないウイルスや菌、多いのはコレ!

インフルエンザやノロウイルスのピーク時期。体内への侵入を防ぐには? さらに、空気が乾燥するから、菌やカビのオフシーズンだと思っていると… 実は冬にも増えるものがあるんです! ウイルスや菌について大阪市立大学 大学院 医学研究科 細菌学教授 金子幸弘先生に伺いました。

冬を好むウイルス、冬でも増える菌やカビに要注意!

気温が下がり、空気が乾燥する冬は、インフルエンザが猛威を振るいます。夏に多い印象の食中毒も、ウイルス性のノロウイルスに関しては冬が本番です。また、細菌の中にも、ウェルシュ菌やボツリヌス菌など季節を問わず食中毒を起こす可能性のあるものがあります。さらに、ジメジメした梅雨時が最盛期のカビも、浴室など湿った場所では冬に繁殖。こういったウイルス、菌、カビについてしっかり備えてケアすることが、冬を健やかに過ごす秘訣です。

冬に多いウイルスや菌、カビはコレ!

インフルエンザウイルス

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冬に患者数がぐっと増える季節性の病原体
 

クロカビ

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冬でも湿気のある汚れた場所に増殖!

 

ウェルシュ菌

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前日調理のカレーやシチューに潜んでる!

 

ノロウイルス

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人から人へ感染して急性胃腸炎を引き起こす!

 

ウイルスや菌について教えてくれたのは…
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大阪市立大学大学院 医学研究科細菌学教授 金子幸弘先生
かねこゆきひろ/長崎大学医学部卒。医学博士。同大学附属病院に勤務後、研究員として米国ワシントン大学、国立感染症研究所に所属。2014年から現職へ。自ら考案の「バイキンズカード」が話題。

『美的』2020年1月号掲載
イラスト/すぎうらゆう 構成/つつみゆかり、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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