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健康・ヘルスケア
2024.10.13

赤間麻里子さんインタビュー「食生活を変えたら、人生最高の美肌を手に入れました」腸活ルーティンも公開!|美的GRAND

美肌も美ボディも腸次第。今日の腸活が、5年後、10年後の肌を作ります。40年、50年生きてきた肌と体と心を、これからも健やかに保つために。毎日、自分をいとおしめるように。グラン世代こそ、腸活と向き合うときです。

死を覚悟して得た、最高の美肌。赤間麻里子さんインタビュー

トップス¥30,800、スカート¥46,200(プレインピープル青山〈プレインピープル〉) イヤリング、リング/スタイリスト私物

コンビニで年齢確認を求められたマダムが悪態をつきながら、だんだんと「17歳」の顔つきになっていく。「こねこフィルム」のショート動画で見せるかわいさと演技力がバズり、「53歳でブレイク」を果たした赤間さん。動画は2億回以上再生され、自身のインスタグラムのフォロワーは120倍に増えた。

「こんなにかわいいと言われるのは人生で初めてです(笑)。名前を知っていただく、お芝居で注目していただくことに慣れていなかったので、多くの方が私を知ってくださっていることがうれしくて仕方がなくて。勇気をもらっています」

赤間さんが「人生でいちばん美肌だった」のが40代半ば。乳がんにり患したことがきっかけだった。

手術をキャンセルし、生活習慣を変えたら美肌に

20代でデビューするも「鳴かず飛ばず」で、結婚後もアルバイト生活。30代は3人の子育てに専念したが、芝居への情熱を捨てきれず一念発起。原田眞人監督のワークショップに参加し、42歳で映画初出演。これから、というときだった。初期とは言えない乳がん。でも赤間さん、手術をキャンセルしてしまう。

「死を覚悟しましたが、一度自分でもなんとかしたいと思ってしまったんですね。がんも生活習慣病だと聞くので、体をリセットしてみようと、
先生に『3か月ください!』とお願いして、嗜好品を封印し、食生活を家族で私だけヴィーガンに変えました。有機野菜を取り寄せ、調味料も買い替え、添加物もとらないようにし、パンも米粉から手作り。お金がとてもかかっていました(笑)」

そして3か月後。ガンは治らなかったけれど、赤間さんは「自分史上最高の美肌」を手に入れた。

「肌がびっくりするくらいキレイになって、本当に1枚ヴェールを脱いだような感覚で、シミも消えたんです! その後、手術を受けるのですが、最高の美肌で手術室に入りました(笑)。しかも、ひどかった花粉症がぴたりと治って。食べるものの大切さを本当に実感しました」

闘病中に読んだ本から、後に3か月の食生活で腸内環境が整っていたことを知る。食事を元に戻して以降は、腸が元気になるような食生活を続けている。元々の家族の栄養を考えた食生活の中で、朝はきのこや根菜など食物繊維がとれるスープを食べ、発酵食品をとるためみそ汁も毎日欠かさない。苦手だった甘酒も習慣に。

おいしく、楽しく腸活。人と比べなくなった

「おいしい甘酒に出合えて以来、毎日飲んでいます。食生活を不摂生していた頃に戻すとやっぱり肌もくすむし、健康習慣は継続しないと意味がないので、おいしく楽しく続けられるものを選んでいます。運動も腸活では必須ですが、私はジム通いが1か月続かない程面倒くさがりなので、ながらで体を動かしています。ドライヤーで髪を乾かしながらスクワットをしたり、掃除機はストレッチ感覚でかけたり」

一度は死を意識したことを機に、健康を考えたライフスタイルを続けていると、メンタルにも変化が。

「仕事がなかった30代、活躍している人と自分を比べては情緒不安定になっていました。仕事も『これで合っていますか?』と、自分がどう見られているかばかりを気にしていて。でも、私ができることを納得の行くまでやったら、後は周りが判断してくれる。それがどういう結果でも、気にならなくなりました」

インタビュー当日、びっしりと書き込んだノートと共に臨んでくれた。動画でバズったのも、人知れずコツコツと自らを整え、芝居で努力を重ねてきたからこそ。今年は念願の朝ドラをはじめ、話題作に続けて出演。その生き様も肌も輝きを増す赤間さん。「50代でもやりたいことをやりたい」「もう一度チャレンジしたい」。SNSにはそんなコメントが集まる。

「芝居をしたくてもできなかった日々が長すぎて、お芝居ができる幸せをかみ締めている今、思うのは、誰にでもその人なりの人生の流れがあるので、かなえたい夢があるならいくつになっても求め続けていいんだということ。本当に何かを始めるのに遅いということはないですし、自分で制限を設けるのももったいないですよね。私は往年の女優、シモーヌ・シニョレみたいに、シワシワの脚でハイヒールを履きこなすようなカッコいい存在を目指したい! そのためにも腸内環境を整えて、体を中からケアしていきたいですね」

夢を叶えるために健やかな自分でいたい

赤間麻里子さんの腸活ルーティン


お腹を心地よくマッサージ
バレエ留学中の次男から勧められた「トリガーポイント グリッドフォームローラー(R)」は、指先や手のひらを再現した特殊構造。「みぞおちの部分に当てて転がすと、ぜんどう運動を促してくれるのか腸が動く感覚があります。脇腹にも効いて気持ちが良く、痛さもないので気に入っています」¥5,995(ミューラージャパン)

\赤間家の定番スープ!/

食物繊維は朝スープで
しょうが、にんにく、にんじん、きのこのスタメン食材に、セロリやごぼう、キャベツなどの野菜をたっぷり入れたチキンスープを20年以上、朝にとっている。「家族の栄養のために始めました。忙しい朝でもこれさえ飲んでいればOK。このチキンスープをベースに、ミネストローネにしたりとアレンジしています」


苦手を克服した美味甘酒
腸内環境を整える食物繊維もオリゴ糖も含む米麹甘酒。右から/善玉菌の餌となるレジスタントプロテインが市販品の6倍といわれる「麹専門店 MURO神楽坂 KOJI DRINK A」(720ml ¥2,160)、白麹を使った透明な甘酒「エス KOJI CLEAR」(700ml ¥1,400)。「どちらも無添加で甘すぎず、飲みやすいです。KOJI CLEARは朝に、KOJI DRINK Aは夜に、ショットグラスで飲んでいます」


ルイボスティーでひと息
抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富なルイボスティーを愛飲。発酵タイプの「ガスコ Gass オーガニックルイボスティー」はティーバッグタイプ。「ノンカフェインで、渋みもないので、幼少期に便秘気味だった娘にも薄めて飲ませていました。抗酸化作用が高いと聞いて、私も普段から飲んでいます」18個入り ¥540

赤間麻里子
あかま・まりこ/1970年神奈川県生まれ。19歳で「無名塾」に入り俳優デビュー。2012年に『わが母の記』で映画初出演。近年の出演作に映画『流浪の月』『ヘルドッグス』、NHK連続テレビ小説『虎に翼』、ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』など。

『美的GRAND』2024秋号掲載
撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) ヘア&メイク/国府田 圭 スタイリスト/下山さつき(クジラ) 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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