健康・ヘルスケア
2022.3.20

【口内炎のおすすめ市販飲み薬】ヘルペスは違うの?原因や対処法も解説

口の中になんだか違和感、食事が染みる……これって口内炎?なんて経験はありませんか?そもそも、ヘルペスと口内炎は同じなのか、原因や対処法は何なのか。本記事では、そんな疑問を専門医に教えていただきました。おすすめの市販薬もご紹介します。痛くて気になる口内炎は、適切に治療していきましょう!

頬の内側、舌、歯ぐきなどにできる小さな白い円形の腫れ。体調不良の兆しとよく言われていますが、とにかく嫌な痛みを伴うのが特徴的。口内炎ができる場所によっては、食事すら痛い……なんてこともありますよね。

本記事では、原因や対処法、ヘルペスとの違いなどを詳しく解説いただきました。

口内炎とは?原因と対処法

体調不良時に再発?アフタ性口内炎の原因とは

口腔外科専門医

梯 裕恵先生

口内炎とは口腔内の粘膜に起こる炎症のこと。直径1〜10mmくらいの小さな白い円形の腫れが頬の内側、舌、歯ぐきなどにでき、赤く腫れて潰瘍を引き起こすこともあります。

口内炎にはアフタ性、潰瘍性、カタル性、ウイルス性、カンジダ性、アレルギー性などの種類があります。アフタ性口内炎とは、誤って口の中を噛んでしまったときや、粘膜が傷ついたり、疲れやストレスによってできたりするもの。食べ物や飲み物などがしみて激しい痛みを感じますが、1~2週間で自然に治ります。

アフタ性口内炎は特にはっきりした原因がわからず、体調不良時に再発する人もいます。痛みや不快感が気になるときは、患部を刺激からカバーするパッチタイプの治療薬を貼るか、ステロイド剤の軟膏をぬりましょう」(梯先生)

 

ストレスも原因のひとつ!免疫力の低下に要注意

古浜絢子さん

「口内炎の原因はさまざまあり、ストレスもそのひとつになるといわれています。口の中の粘膜は、代謝を繰り返して常に新しく生まれ変わっているのですが、疲れが溜まっていたり、ストレスや睡眠不足が続くと免疫力が低下することがあります

また、偏った食事などによってビタミンB群が不足すると、新陳代謝が滞って口内炎ができる要因になります。すると、荒れやただれといった潰瘍が口内の表面にできてしまうのです。

さらに、食事のバランスが悪くてビタミンB群不足になってしまったり、ドライマウスなどで唾液が減少すると細菌が増え、口内炎ができやすい環境になります。

あと、口の中を噛んでしまうことでも口内炎になることがあります」(古浜絢子さん・以下「」内同)

  • ストレスや睡眠不足による免疫力の低下
  • ビタミンB群の不足
  • ドライマウスなどによる唾液の減少
  • 口の中を噛んでしまうこと

 

ヘルペスとは違う?

「口内炎というのは口の中、頬の内側に発症するトラブル全般の総称。軽度から重度まで症状により分類され、それぞれ病名がつけられています。そして、ヘルペスは口内炎の一種です」

【アフタ性口内炎】
口の中の粘膜にできる境界線がはっきりとした小さい腫瘍で、表面が白か黄色の膜で覆我れ、周りが赤くなった状態をアフタと称します。もっとも多く見られる口内炎。

【カタル性口内炎】
口の中の粘膜に赤い炎症や斑点、水泡、ひび割れなどの症状がみられる口内炎の一種。はっきりと浮腫が目立つというよりも、全体的に赤く腫れて熱を持ち、口の中が荒れた状態になるので、口内炎と気づかない場合も多いようです。

【ヘルペス性口内炎】
強い痛みがあり、赤く腫れるヘルペス性口内炎。ヘルペスウイルスの感染により発症するウィルス性の口内炎です。舌や唇、歯ぐきだけでなく、唇の外側やのどに近い粘膜など、いたるところに現れることがあります。ウイルス性口内炎の一種。

【カンジダ性口内炎】
口腔カンジダ症とも呼ばれる感染症で、口の中でカンジダというカビ(真菌)が過剰に増えて発症する口内炎。

【ニコチン性口内炎】
タバコが原因となって起こる口内炎。ヘビースモーカーをはじめ、日常的に喫煙している人は注意が必要です。

上記のように口内炎にはたくさんの種類があり、口周りにできるヘルペスはウイルス性口内炎のひとつで、単純ヘルペスウイルスによる感染症。

白い潰瘍ができるアフタ性口内炎と違い、皮膚に水ぶくれができることが特徴。単純ヘルペスウイルスは体のどこにでも感染し、とくに多いのが唇に起こる口唇ヘルペスと性器に起こる性器ヘルペスと言われています。

Point

口周りにできるヘルペスはウイルス性口内炎の一種で、「単純ヘルペスウイルス」による感染症。白い潰瘍ができるアフタ性口内炎と違い、皮膚に水ぶくれができるのが特徴。

「ウイルスを完全に取り除く方法はなく、一度感染すると再発を繰り返してしまいます。抗ウイルス薬によって再発を抑制することができるので、口唇ヘルペスが疑われる場合は、医師への相談をお勧めします」

口内炎におすすめの市販薬

チョコラBB®︎口内炎リペアショット【第3類医薬品】

価格容量
¥1,078 30mL 
  • 口内炎、のどの痛みに。
  • 粘膜の修復に効果的なアズレン、殺菌作用のあるCPCを配合。
  • Wの作用で患部に直接効果を発揮します。
  • のどの腫れなどにも使えて便利です。

※本品はアフタ性口内炎等のウイルス起因ではない口内炎に効果のある医薬品です

■「殺菌と修復に働くスプレータイプの医薬品が役立ちますよ。シュッとするだけで口内炎にダイレクトに届くから、手の雑菌などもつかずに衛生的。仕事中や食事の後、外出先でも気になったとき、いつでもケアできるのもメリットです」(古浜絢子さん)
 

チョコラBB®︎プラス【第3類医薬品】

価格容量
¥1,408 60錠 
  • 1日最大量のビタミンB2※をはじめ、ビタミンB6などの5つのビタミンB群が、1日2錠で摂取できます。

(※一般用医薬品製造販売承認基準)

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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