健康・ヘルスケア
2022.2.18

ボディソープでデリケートゾーンを洗うと、雑菌が繁殖しやすくなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“デリケートゾーン”について。ボディソープでデリケートゾーンを洗うとなぜダメなのか。かえって痒みやニオイの原因になるって…ホント? ウソ? 植物療法士の南上夕佳さんに聞きました。 

Q:ボディソープでデリケートゾーンを洗うと、雑菌が繁殖しやすくなるってホント?

最近ではデリケートゾーンケアの大切さが、あちこちで叫ばれ、専用ソープもたくさん展開されています。…が、これまでの習慣を変えるのはなかなか難しいこと。まだまだボディソープでデリケートゾーンを洗っている人も多いのではないでしょうか。しかし、それによって雑菌が繁殖しやすくなり、痒みやニオイの原因に…? さっそく南上さんに真相を聞いてみました。

A:本当です!

雑菌が繁殖しやすくなるのはなぜ?

「デリケートゾーンは、顔やボディの皮膚よりもph値が低く、3.84.5の弱酸性を保っています。膣内には、腸内細菌と同じようにその環境を守ってくれるデーデルライン桿菌(かんきん)という常在菌が存在しますが、これがもっとも活性化しやすいのが、ph3.84.5の弱酸性の状態。雑菌や異物の侵入を防いだり、戦って外に排出したりする役割を担うデーデルライン桿菌が、常に活性化しやすい環境に保つために、専用の弱酸性ソープで洗うことが大切なのです。

「しかし、多くのボディソープは洗浄力が強く、アルカリ性に近いph値です。これを使うことでデリケートゾーンのph値バランスが崩れ、デーデルライン桿菌がうまく作用せずに雑菌が繁殖しやすくなります。これがニオイの原因になることがあります」(南上夕佳氏・以下「」内同)

デリケートゾーンのニオイの主な原因は恥垢とムレ

「デリケートゾーンをボディソープで洗ってしまうことがニオイの原因なるというお話をしましたが、デリケートゾーンのニオイの主な原因として、“恥垢がたまっていること”と“ムレ”によるものが考えられます。

いわゆるヒダの部分(大陰唇と小陰唇)は、シワが多く、恥垢と呼ばれる白いカスが溜まりやすくなっています。これがニオイの原因になります。また、デリケートゾーン内がムレて雑菌が繁殖してしまいニオイのもとになるケースも。デリケートゾーンは専用ソープでしっかりと洗い、また通気性の良い素材を使ったショーツを使用するなどして、清潔に保つことが重要です」

デリケートゾーンを洗うときに注意することは?

「デリケートゾーンを洗うときに注意したいのは“ソープをしっかり泡立てること”と“やさしくあらうこと”の2つ。顔を洗うときと同様に、なるべく“摩擦を避ける”が鉄則です。それは、デリケートゾーンの皮膚は非常に繊細で、皮膚の一番外側にある角質層がほぼないに等しいほど薄いからです。摩擦に弱く、肌が傷つきやすいので前述した2点を注意しましょう」

デリケートゾーンの正しい洗い方は?

「洗う場所はVゾーン、Iゾーン、Oゾーンの3部位。Iゾーンのヒダの内側や、ヒダ自体には細かいシワがあり、恥垢や汗や尿などが付着しやすい場所。お湯だけで洗うとしっかり汚れを落とせないことがあるので、専用ソープを使ってしっかり洗うことをおすすめします。また膣の中は前述したデーデルライン桿菌が存在し、自浄作用があるので洗わないで大丈夫です」

ボディソープで洗うと乾燥しやすい理由

「ボディソープは洗浄力が強いことで、皮脂汚れが落としやすいぶん、皮膚を守ってくれている皮脂(天然の保護膜)まで洗い流してしまい、乾燥しやすいことも挙げられます。乾燥が進むと、痒みや黒ずみを引き起こします。乾燥は膣内の老化現象を早めることにもつながるので、専用ソープでしっかりケアすることが必要です」

デリケートゾーン専用ソープは、どういうものを選べばいい?

「大切なのは成分をしっかりチェックすること。そのなかでも注意したいのは着色料や人工香料。できるだけ天然の成分を多く使用しているものが安心です。また毎日使うものなので、ご自身が“使いやすさ”を感じるかどうかも重要です。泡立ちの良さや、自分の好きな香りである…など、お気に入りのポイントがあるものを探してみましょう。

さらにデリケートゾーンケアの商品は、女性が自身の経験をもとに開発された商品がとても多く展開されています。商品のブランドストーリーに共感できるものを使ってみるのいいかもしれませんね」

植物療法士

南上夕佳(なんじょうゆか)さん


■植物療法士・森田敦子が開発したデリケートゾーン・ボディケアブランド「INTIME ORGANIQUE(アンティーム オーガニック)」 ▶︎

文/坂本アヤノ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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