美容賢者の体に優しい家呑みごはん｜vol.15

　仕事では華やかな料理を求められることが多いので、家で作るのは和食系がほとんど。パクチーや春菊など香りのある食材に、豆腐など意外性のあるものを合わせるのが好きです。今回は、ルッコラにおからを合わせました。おからは味の染み込みがいいのでサラダも食べやすくなるし、満腹感も出ます。しかも安いし、栄養価も高い万能食材。ポテトサラダの半分をおからにすることもあります。
　出したい味は調味料に頼りすぎず、なるべく食材の組み合わせで出しています。甘みが欲しければフルーツトマトを使ったり、香りが欲しければスパイスよりハーブを使ったり。
　料理で参考にしているものがあるとすれば…鳥の写真集！　鳥って、想像もつかない色の組み合わせだったりするので、彩りの参考になるんです。やっぱり、料理は見た瞬間に驚いてもらえるとうれしいですし、食材にない「青」は、お皿で使っています。
　好きなものを、好きなときに、好きなだけ食べる。それが僕のモットー。おいしいものを食べるために仕事をしているようなものです。ちなみに、大好きな食材のひとつが納豆。今、「納豆マイスター」の資格を本気でとろうと考えている所です（笑）。

［効果］

地中海沿岸原産のアブラナ科のハーブ。通年で栽培されるが、日本での旬は春と秋。古くから食され、その高い美容効果から、クレオパトラが美しさを保つために食べていたともいわれる。また、媚薬効果があるとして珍重されていたことも。抗酸化作用の強いβカロテン、血液を作るのに必要な葉酸、ビタミンCやEも豊富。イタリア料理ではポピュラーな野菜で、サラダやピザの具にもよく使われる。

［おいしい選び方］

風味が強いのは葉の色が濃いもの。葉酸は水溶性なので生食がおすすめ。オイルやナッツ、チーズやベーコンなどと合わせると、独特の香りや苦みが和らぎ、栄養バランスも良くなる。

［効果］

東アジア原産のショウガ科の香味野菜。旬は初夏から秋。食用にしているのは花が出る前のつぼみ。栄養素はカリウムなどがやや含まれる程度だが、独特の爽やかな香り成分であるαピネンには、食欲や血行促進効果がある。塩分の多いものを合わせるとむくみ防止になり、夏場の食欲増進にも。「食べると物忘れがひどくなる」という話は迷信で、近年では集中力を増す効果が明らかに。

［おいしい選び方］

色が鮮やかで、全体に丸みと締まりがあるものを。生食が好ましいが、天ぷらにしてもおいしい。アク抜きする場合は10〜20秒水にさらす。酢水でアク抜きすると色が鮮やかに。

モエ・エ・シャンドン
ロゼ アンペリアル

270年以上の歴史と伝統を誇る老舗メゾンのシャンパーニュ。野イチゴのようなフルーティなコクと香り、フレッシュな果実味で飲みやすく、個性の強い料理とも好相性。鮮やかなロゼ色に輝くシャンパーニュは、気の利いた贈り物にも。￥7,250（問：MHD　モエ　ヘネシー ディアジオ）

木内酒造
菊盛 山田錦 純米吟醸しぼりたて

国産山田錦を50％まで精米し、添加物をいっさい加えない純米吟醸仕込み。華やかな香りとしぼりたてのみずみずしい味わい、純米のもつ米のうまみ、吟醸酒らしいすっきりとした飲み口…と、バランスのいい味わいで、やや辛口。日常の食中酒にもぴったり。
￥1,800（問：木内酒造）

酒も料理も、味がワンランクアップする逸品！

上／〝BIRDY.〟の「ブレンディングタンブラー」は、特殊研磨された容器内部で、カクテルなども混ぜるだけで材料がなじみ、焼酎もよりまろやかに。

下／「バルサミコ・クリーム」（左）は、バルサミコを煮詰める手間を省いた便利な1本。サラダや肉・魚料理にかけたりと万能。オーガニックのレモン果汁（右）は、酸味や渋みが強すぎず、使いやすい。