食・レシピ
2020.1.25

玉ねぎにシナモンリンゴ…たんぱく質とスパイスで体の内側からぽかぽかに♪ お手軽おかず&デザートレシピ

体を温めるために積極的に食べたい食材&お手軽料理を料理家の須磨映理子さんに教えてもらいました。ぜひ参考にしてみて♪

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熱を作るのに欠かせない食事は食材選びが重要!
「食事をすると、吸収した栄養素の消化が始まり、その一部が熱として消費され、代謝が上がります。食べたものの7割以上が熱になるので、冷え解消には食事が欠かせないのです」と、須磨映理子さん。

「食事で熱を作るときに筋肉を使うので、筋肉のもととなるたんぱく質は積極的にとるべき栄養素。特に朝は熱を作り始める時間なので、朝食で取り入れるようにしてください。そのほかにとりたいのは、体を温める食材。“冬が旬のもの”、“根菜“、”色が濃いもの”と覚えておくと、食材選びが楽になるでしょう。また、体を温める薬味やスパイスは、味に深みを出すのにも役立つ便利アイテム。食事の基本は栄養バランスなので、食材が偏らないようにするのも冷え改善には欠かせません」(須磨さん)

 

熱を作る筋肉の材料(クルミ、サバ、肉類、チーズ)

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「体内の熱を作るときに使う筋肉の栄養となるのがたんぱく質。豚や鶏肉、サバ、チーズなどの動物性のほか、クルミといった植物性もあります」

 

体を温める薬味・スパイス(しそ、しょうが、唐辛子、シナモン)

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「薬味やスパイスは、体を温める作用のほか、食欲増進効果も期待できます。朝食が進まない人は、朝から取り入れてみてください」

玉ねぎのしそジェノべーゼ風ソース和え

「女性に人気のジェノべーゼソースを、あっため食材のしそと、冬が旬のチンゲン菜で。ミキサーがない場合は刻んですりつぶしても」(須磨さん)

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材料(1~2人分)
玉ねぎ…1個
しそ…10枚
チンゲン菜…1束
にんにく…1/2片
オリーブオイル…100cc
塩…少量

作り方
(1)玉ねぎの皮を1枚残すようにむき、耐熱皿に入れてふんわりとラップをし、電子レンジで10分加熱する。
(2)(1)を1/4のくし切りにする。
(3)粗めに切ったしそ、チンゲン菜、にんにく、オリーブオイル、塩をミキサーにかけてペースト状にする。
(4)(2)を器に盛り、(3)のソースをかける。

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体を温めるしそをソースにしてたっぷりと!

リンゴのシナモンクリームチーズ焼き

「“1日1個食べれば医者いらず”といわれるリンゴを、クリームチーズと和えてあったかデザートに。シナモンで温めをさらにプラス」(須磨さん)

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材料(1~2人分)
リンゴ…1個
クリームチーズ…20g
ブラウンシュガー…小さじ1
シナモンパウダー…適量
ローズマリーの葉…少量

作り方
(1)リンゴを横半分に切ったら、下半分の輪郭を1cm残して中身をスプーンでくりぬく。
(2)(1)のくりぬいた部分と上の部分の種を取り、飾り用にスライスを5枚とり、残りは小さめのサイコロ状に切る。
(3)サイコロに切ったリンゴとクリームチーズ、ブラウンシュガーを混ぜ合わせ、飾りのスライスしたリンゴと共に1の中に詰める。
(4)オーブントースターで15分焼く。
(5)器に盛り、仕上げにシナモンパウダーとローズマリーを散らす。

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シナモンをかけてポカポカに♪

 

教えてくれたのは…
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料理家 須磨映理子さん
都内にあるイタリアンレストランでシェフを務めた後、独立。食から美と健康をサポートしながら、国内のさまざまな地域で地産食材を広める活動を行っている。

 

『美的』2020年1月号掲載
撮影/島村 緑 ヘア&メイク/サカノマリエ スタイリスト/水原雪葉 モデル/土屋巴瑞季 イラスト/香川尚子 構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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