バナナの糖質と栄養まとめ|ダイエット・美容への取り入れ方を管理栄養士が解説!
手軽に食べることができる人気のフルーツ、バナナ。その手軽さと美味しさから朝ごはんやおやつに食べる方も多いのではないでしょうか。一方、バナナは甘いから太りやすいのでは?という印象もありますよね。今回はダイエットや糖質制限などを行っている方へ、バナナの糖質や栄養素を見ながら、おすすめの食べ方を管理栄養士がご紹介します。
バナナの「エネルギー」と「糖質」
バナナ(可食部)100gのエネルギーおよび糖質
- エネルギー…93kcal
- 糖質……21.4g
ほかの果物(可食部)100gとの比較
リンゴ
エネルギー…53kcal
糖質…14.1g
ブドウ
エネルギー…58kcal
糖質…15.2g
オレンジ
エネルギー…48kcal
糖質…10.8g
果物の種類 | エネルギー(kcal) | 糖質(g) |
---|---|---|
バナナ | 93 | 21.4 |
リンゴ | 53 | 14.1 |
ブドウ | 58 | 15.2 |
オレンジ | 48 | 10.8 |
以上のように、バナナは他の果物と比べると100gあたりのエネルギー・糖質が豊富に含まれているということがわかります。
ダイエットに効果的な「摂取方法」
摂取量
バナナは栄養豊富な食材ですが、エネルギー・糖質ともに多く含まれるので、ダイエット中は1日1本、多くとも2本程度にとどめましょう。
摂取に適した時間帯
筆者がおすすめする時間帯は朝です。朝のバナナは1日のエネルギー源になりますし、腹持ちもよいので、日中の空腹感も感じにくくなるというメリットがあります。
バナナを食べる際の組み合わせ
ダイエット中は食事制限の過程で、タンパク質が不足しがちです。タンパク質が不足すると筋肉量が減少し、代謝が落ちてしまいます。バナナにはビタミンや食物繊維が豊富に含まれている一方、タンパク質は少なめです。代謝を落とさないためにも、タンパク質を豊富に含むヨーグルトと組み合わせることで栄養バランスが良くなります。
バナナに多く含まれる「栄養素」
カリウム
バナナにはカリウムが多く含まれています。カリウムとは人の身体に欠かすことのできない必須ミネラルのひとつです。カリウムには余分なナトリウムを排出する効果があるので、高血圧予防やむくみの解消が期待できます。
食物繊維
バナナには食物繊維が含まれています。食物繊維には整腸作用や、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる作用があります。便秘やお腹の調子が悪い際は、手軽に取り入れてみましょう。
「美容」への効果・メリット
バナナに含まれるビタミンB6はアミノ酸を体内へ供給し、皮膚、毛髪、歯などを健康に保つ働きがあります。新陳代謝を促しハリ、ツヤのある肌を保つためにも摂取したいですね。
教えてくれたのは…
管理栄養士、フードスタイリスト、プロップスタイリスト 深野帆乃佳さん
管理栄養士委託会社から病院勤務後、フードスタイリスト・プロップスタイリストとして、広告・書籍・CMなど様々な媒体のスタイリングに携わる。主に料理やテーブルコーディネート、暮らし周りのスタイリングを得意とする。
引用文献
医師薬出版. (2020). 日本食品成分表.
飯田薫子 寺本あい. (2019). 一生役立つ きちんとわかる栄養学.
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。