ボディケア
2017.10.12

肌荒れや不眠を招く「足先の冷え」に!冷え性改善ヨガで足ぽかぽか

多くの女性を悩ませる体の末端、特に“足先”の冷え。筆者が担当するヨガのレッスンでは開始前に足先に触れる時間を設けているのですが、ほとんどの方がヒエヒエの状態。それが、個人差はあるにしても終了後はほぼ全員が「温かくなった」という効果を実感してくれています。なかには、「寝つきの悪さが改善された」なんて嬉しい声も。

では、足先が冷えていると体にはどのようなことが起こるのでしょうか。また、自力で改善するにはどうしたらよいのでしょうか。

自宅で簡単にできる冷え解消のヨガポーズを紹介します。

 

肌荒れや寝つきの悪さにも関係する“足先”の冷え

手先もそうなのですが、足先の冷えに悩む女性は多いですよね。末端冷え症は、筋肉量の低下や血液循環の悪さ、代謝の低さなどにより体内で熱をうまく作りだすことができず、さらにはその血液を体の末端部分まで運ぶことができていないために起こる症状。

触れると冷たいだけではなく、肌荒れや足のむくみ、貧血、頭痛なども末端冷えが原因となって起こると言われています。ほかにも、「足が冷たくて眠れない」「何度も目が覚める」という症状で悩む方も少なくないでしょう。

これから気温がグッと下がり、末端冷えが深刻化する季節がやってきます。体調を崩さないためにも、下記のヨガポーズを取って足先を温めてあげましょう。

 

三肢の背面を伸ばすポーズ

ここでいう三肢とは、両腕と前に伸ばした片脚のこと。この伸ばしている方足裏に手を添えて足先を天井に向けてグッと起こすことで普段あまり伸ばさないふくらはぎ、ひざ裏のリンパが集まる部分、太ももの裏をしっかり刺激できます。その結果、下肢の血液循環が促されて足先が温まりやすくなりますよ。

【プロセス】

(1)両足を前に伸ばして座る

(2)左脚を曲げてかかとをお尻の脇につける

※ 足の甲は床につけておく

(3)背筋を伸ばしたまま前傾して両手で右足をつかむ

(4)息を吐きながら前屈を深め、鼻呼吸を5回繰り返す

 

サギのポーズ

続いては、“サギのポーズ”。“三肢の背面を伸ばすポーズ”から連続して行います。足を高く上げることで古い血液や水分、老廃物、リンパが下半身に滞りにくいめぐりのよい状態を目指しましょう。

【プロセス】

上記(4)から息を吸いながら上体を起こし、吐きながら右足を目線の高さくらいまで持ち上げ鼻呼吸を5回。

足を下したら、反対側も同様におこないましょう。どちらのポーズも伸びがキツく感じる方は無理をせず、伸ばしている脚のひざを軽く曲げたりして緩めておこなってもよいです。

 

これらのヨガポーズに加えて、湯船で体を温めたり、温かい食べ物やドリンクを摂るように心がけること、いつも靴下・レッグウォーマーを履くなども末端冷えの改善に効果的です。

冷えからくる体調不良に泣かないためにも、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:高木沙織

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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