ティーンのお悩み、ヨガで解消!親子でファーストヨガ Vol.6|biiku
娘がティーンになれば、母はそろそろ更年期。イライラが募り、ぶつかりあうこともありそうです。ホルモンのせいだもの、仕方ない…でも、お互い、楽になりたいですよね。biikuの「ファースト・ヨガ」最終回は、心にも体にもツラい症状が出やすい母と娘、2つの世代への提案です。「フェムケアヨガ」、ぜひ母娘でご一緒に。
母も娘も、ホルモンの揺らぎによる不調に「フェムケアヨガ」を
子供は思春期、母は更年期、どちらもホルモンの“揺らぎ”によって、心と体のバランスが崩れ、不調に悩むことも。「ホルモンの揺らぎによるイライラ、落ち込み(メンタル)、体が重だるい、冷える、むくむ(フィジカル)…そんな心身の不調を軽くするのもヨガの得意分野です」(LAVAトップインストラクター小森悠さん)。今回の「フェムケアヨガ」では、自律神経を整え、気持ちを開放的にする効果が高い2ポーズを紹介。いずれも、体を活動的、開放的なモードにするため、ゆったりとしたい寝起き・就寝前ではなく、日中に取り入れましょう。
イライラに重だるさ…ヨガでリリース。マットを並べて「母娘の時間」に
①サギのツイストポーズふくらはぎやひざ裏を伸ばすことで、生理前や更年期に滞りがちな下半身の血流を促し、冷えやむくみを解消します。背骨をしっかりとねじり、体幹を使う動きをすることにより、自律神経を整え、集中力をアップ。胸を開くことで呼吸が深まり、気持ちが上向きになります。
②流れ星のポーズ
イライラしたり、気持ちが沈みがちな、ホルモンの揺らぎの時期。胸を開いて背骨を大きくねじることで、自律神経を整え、気持ちを開放的にします。「一呼吸、一動作」で全身を動かすことにより血流を促し、憂うつな気分も解消。メンタル、フィジカルに効くポーズです。
フェムケアヨガ① サギのツイストポーズ
\いざ実践!サギのツイストポーズ/
①脚を前に伸ばした長座の姿勢になるA。つま先を上に向ける。
②左ひざを曲げ、両手で左足裏をつかむB。 ③息を吸って背筋を伸ばしC、吐いて、左ひざを伸ばすD。
④左手の上に右手を置き、右手で左足の小指側から足をつかむE。
⑤息を吸って、吐きながら左腕を真横に開きF、上半身を左にねじる。目線は肩越し後ろに向けるG。この状態で3~5 呼吸キープ。
⑥息を吸いながら上半身を正面に戻しH、吐いて左ひざを緩めて足裏を床に下ろすI。
⑦左右反対側も同様に行う。
\サギのツイストポーズ ポイント/
◎ ふくらはぎやひざ裏を伸ばして下半身の血流を促すポーズ。最後のキープする動きのときに下腹部を引き上げておへそを背中に近づけるようにして背筋を伸ばす。
◎ 呼吸を繰り返すときに肩が力みやすいので、両肩を下げ、首を長く保ったまま呼吸を繰り返すと体の軸が定まり、呼吸が深まる。
\サギのツイストポーズ 軽減法/
◎ ③のときに、ひざが伸びにくい、もしくは背中や腰が丸まる場合は、骨盤を立てて背筋を伸ばす方を優先し、ひざは軽く緩めて行う。
フェムケアヨガ② 流れ星のポーズ
\いざ実践! 流れ星のポーズ/
①脚を肩幅の倍程度に大きく開きA、両腕を肩の高さで真横に伸ばす。息を吸って背筋を伸ばすB。
②息を吐いて上半身を前に倒しながら左にねじるC。右腕は下へ、左腕は上に大きく伸ばす。目線を上方向に向けるD。
③ 息を吸って上半身を起こしE、元のポジションに戻るF。
④ 息を吐いて上半身を前に倒しながら右にねじるG。左腕は下へ、右腕は上に伸ばす。目線を上方向に向けるH。
⑤ 息を吸ってBに戻り、この動作を5回程度繰り返す。
\流れ星のポーズ ポイント/
◎ 胸を開いて背骨を大きくねじることで、自律神経を整えるポーズ。呼吸に合わせてゆっくりと大きく動く。
◎ 上半身を前に倒すときには、できるだけ背筋を伸ばすようにする。
\流れ星のポーズ 軽減法/
◎ 上半身を前に倒すときに、太もも裏やひざ裏がつっぱる感覚がある場合は、脚幅を広くしたり、狭くするなど、心地よい状態に調整する。
母娘のためのフェムケアヨガ、いかがでしたか? 下半身の重だるい感じがすっきりした、うつうつとした気分が軽くなった、母娘で穏やかな時間を共有できた…そんな感覚があれば、自宅で気軽に取り組めるオンラインヨガサービス「UCHIYOGA+」で、『私に寄り添うフェムケアヨガ』にトライ。このプログラムは、生理痛・PMS・更年期障害など、女性特有のお悩みを緩和・予防するポーズや呼吸法を行うLAVAのオリジナルレッスンです。『私に寄り添うフェムケアヨガ』の詳細は、こちらをチェック。
さて、ここまで全6回の「親子でファースト・ヨガ」では、寝起きから就寝前まで、一日の流れに組み込めるヨガと、女性特有のお悩みに応えるフェムケアヨガを紹介してきました。どれもビギナー向けで、成長期の子供はもちろん、多忙なママやパパにもおすすめのプログラムです。一つでも二つでもマスターできれば…きっと心地よい時間が待っています!
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ヨガってなあに? 忙しいティーンにこそおすすめの理由とは?
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朝がツラい…そんな体を無理なく活動モードへ! 寝起きのヨガ
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ウェア/SUKULA(ホットヨガスタジオLAVA)
撮影/坂本ようこ イラスト/田中麻里子 文/柳本 操 構成/佐野有子
●この特集で使用した商品の価格はすべて税込み価格です。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
自然体の自分でいられるヨガに魅力を感じ、販売業からヨガインストラクターに。バレエ、ダンス、陸上などの経験を活かし、その丁寧な指導は“体を変えるレッスン”と評され、柔軟性の向上や疲労回復ができると多くのファンを生む。妊娠、出産を経て2021年復職。各地でレッスンを開催する他、オンラインヨガサービス「UCHIYOGA+」を担当。4歳の女の子のママ。Instagram はこちら。LAVA公式HPはこちら。