ボディケア
2023.2.1

【サウナQ&A】ダイエット効果はある? 美肌にいい? 生理中は入ってもいい?|サウナのプロが回答

サウナに興味があるけれど、美容や健康にどんな効果がある? 入っちゃいけないタイミングは? サウナーの聖地“しきじ”の娘 笹野美紀恵さんとサウナ教授の加藤容崇さんに気になる疑問に回答してもらいました。

サウナのプロに聞きました!もっとキレイに健康に“ととのう”サウナ Q&A

Q1.サウナが美肌にいいって本当?

A.本当です!サウナで汗をかくことで肌の調子がととのいます

□ 毛穴
サウナ中はたくさん汗をかくので毛穴が目立ちにくくなります。サウナから出た後は乾燥しやすいので保湿をしっかりするのがベストです!(加藤先生)

□ むくみ
塩分や自律神経の乱れが原因でむくんでいる場合はサウナで汗を流したり、温まって血流が良くなるとむくみが改善される効果も期待できます。(加藤先生)

□ 血色感
習慣的にサウナに入っていると皮膚表面の毛細血管の密度が上昇、血液中の酸素が増えることで肌がピンク色になり血色感UP!(加藤先生)

 

Q2. ダイエット効果はあるの?

A. …なんともいえない!
サウナで代謝が上がるとエネルギー消費量が増えます。しかし食欲が増して摂取カロリーが増えるという研究結果もあるため、いつも以上に食べすぎてしまわないよう注意。(加藤先生)

 

Q3.サウナ後の食事、どのようなものをとればいい?

A.例えばおでん!

サウナに入った後は感覚が敏感になるので、カロリーが低く風味豊かなものがおすすめ。個人的には「おでん」! 一口目にだしを飲むと、いつもと違った風味を味わうことができます。(加藤先生)

 

Q4.水分補給はどのタイミング?

A.サウナの前と後
一気にたくさん飲むのはNG! 胃がびっくりしてしまうので、少量をゆっくりのどへ流してあげると良いでしょう。水にビタミンCやアミノ酸粉末を溶かして飲むのも美肌効果が期待できるのでおすすめです。(笹野さん)

 

Q5.サウナハットはどうしてかぶるの?

A.髪を守るため

お気に入りのデザインを見つけてサウナ中もかわいく♪
髪の毛は血液が通っていないため温度が上がりやすく、すぐに傷んでしまいます。例えるなら熱風のドライヤーにずっと当たっている状態。髪を守るためにもサウナハットをかぶることはとても大事です。(加藤先生)

 

Q6.サウナにもっていくと便利なものは?

A.絶対歯ブラシ!

爽快感を感じられておすすめ! 私は1回目のサウナ後に歯磨きをしています。サウナ中はタオルで顔を覆うこともあるので息が気になってしまいがち。口の中の乾燥防止にも、事前に歯磨きをするのは大切です。(笹野さん)

 

Q7.水風呂が入りづらいときはどのような入り方をすればいい?

A.両手を上げて入ってみて!
まずはぬるま湯でかけ湯を! 両手を上げながら水風呂につかり、わきの下まで入ります。数回深呼吸をして大丈夫そうなら肩までつかり手を下ろします。それでもつらいときは無理をせず出てしまって大丈夫!(笹野さん)

 

Q8.ヴィヒタ、ロウリュ、アウフグース、聞き慣れないサウナ用語について教えて!

A.ヴィヒタとロウリュはフィンランド語、アウフグースはドイツ語です

□ ヴィヒタ

フィンランド式サウナで使用される白樺の枝葉をまとめたもので、香りにリラクゼーション効果があります。ヴィヒタで全身をたたいてマッサージすることで、血流が良くなり汗をかきやすくなります。(笹野さん)

□ ロウリュ
フィンランド語で「蒸気」という意味。サウナストーンに水をかけ蒸気を発生させることでサウナ室の湿度を上げ、体感温度を上げるために行います。最近は水にアロマで香りをつけてリラックス効果をもたらすものも!(笹野さん)

□ アウフグース
ドイツの風習で、ロウリュで立ち上がった蒸気をタオルなどで人に向かって流したりコントロールすることを指します。最近はエンタメ要素として楽しむ人も! 風を送る人は「熱波師」と呼ばれています。(笹野さん)

 

Q9.週に何回入るのが理想?

A.1日1回、無理をしなければ毎日でも大丈夫
女性がサウナに入る上でいちばん大事なのは、「つらい思いをせず、体に負荷をかけず、体をじっくりと温める」ことです。サウナ初心者は上級者に合わせたりはせず、自分のペースで無理をしないようにしましょう。(加藤先生)

 

Q10.キレイのためにサウナ室ではどう過ごす?

A.姿勢はまっすぐ、手首や首を回してみて!

前屈みだと肺がつぶれてしまい、酸素が体内に取り込まれず代謝が悪くなってしまいます。サウナ中は首や手首を回すだけでも体のコリや詰まりが解消されます。かっさでマッサージをするのもおすすめ!(笹野さん)

 

Q11.生理中、サウナに入っても大丈夫?

A.生理中は控えましょう
サウナでは過酷な環境に適応するために自律神経を上げたり下げたりするため、体にとても負荷がかかります。女性の体は繊細なので、生理中に負荷をかけてしまうとよりホルモンバランスが不安定になってしまうので、控えましょう。(加藤先生)

 

Q12.サウナ前後のスキンケア、おすすめは?

A.サウナ前はプレサウナ、最後は頭皮マッサージ

プレサウナとは最初に軽く体を温めること。体と顔を軽く洗いサウナに3分、毛穴が開いてからクレンジングをすることで汚れ落ちUP! サウナ後は炭酸スプレーや炭酸水を頭にかけマッサージすると頭皮の汚れがキレイに!(笹野さん)

 

Q13.サウナに入るタイミングは?

A.夜! 寝る2時間前には出るようにしましょう
サウナ後2時間で深部体温が下がっていくといわれています。この作用で質の良い睡眠をとることができるのです。ただ、タイミングは個人差があるため、自分が眠くなるタイミングを確認し、微調整するのがおすすめですよ!(加藤先生)

 

サウナーの聖地“しきじ”の娘

笹野美紀恵さん

サウナ教授

加藤容崇さん

 

『美的』2023年3月号掲載
撮影/kimJu イラスト/二階堂ちはる 協力/笹野美紀恵 構成/松村早葵、鬼束真帆、斎藤穂乃香(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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