ヘアのお悩み
2019.10.18

パーマ後にカラーをするとパーマが取れちゃうってホント? 髪のプロに真相を直撃【美容の常識ウソ?ホント?】

A:ウソです。

「パーマが取れるということはありません。カラーが落ちてしまうのでパーマを先にかけるのです。ただ、同時に施術するとパーマとカラー、それぞれのパフォーマンスを生かせないことがあるので、パーマ後1週間ほど間隔を空けてからカラーリングするのがベター。ただ、みなさん忙しいので同じ日に両方行いたいですよね。その場合は、根元のカラーだけならカラーを先にしてパーマをかけます。全体に染めるなら、まず根元のカラーをしてからパーマをかけ、その後に全体にカラーをします。

また、カラーリングが落ちないノンアルカリのパーマ剤を使うという手もあります。なりたい髪色や髪の状態によってケースバイケースなので美容師に相談してみるのがいいでしょう」(清左洋一 氏・以下「」内同)

Q:コールドパーマのあとにデジタルパーマをかけると、キレイにかかるってホント?

「これもウソです。コールドパーマのあとにデジタルパーマをかけることは可能。ですが、ダメージが重なり、きれいにかかることはありません。逆に、デジタルパーマのあとにコールドパーマをかけるともっと傷みます。

それぞれ“パーマ”と位置図けられていますが、種類が違います。同じ日や短い間隔でパーマを続けてかけるのは髪に負担がかかります。1度のパーマでなりたいヘアスタイルに近づけることが理想的です」

【代表的なパーマの種類と特徴】

〈コールドパーマ〉

特徴:オールマイティなヘアスタイルに対応

ロッドを巻き、髪の状態に合ったパーマ剤をつける。多様なスタイリングに対応し、濡れた状態でウエーブがはっきり出る。

〈デジタルパーマ〉

特徴:アイロンやカーラーでセットしたような巻き髪風カールを実現

パーマ剤で髪の中の結合を切った状態で、ロッド自体に電気の熱を加えてかけるパーマ。濡れた状態より乾いたちきに強くウエーブが出る。

〈エアウエーブ〉

特徴:温風の力でふんわりクセ毛風のウエーブを叶える

専用の機械を使い、50℃くらいの温風を30分ほど当ててパーマをかける。手触りややわらかく、ボリューム感のあるスタイルを作るのに最適。

「パーマの名称は決められた定義がなく美容室やメーカーによって違います。みなさんがパーマをかけるときは、事前のカウンセリングでパーマの種類ではなく、なりたいイメージを美容師にしっかり伝えることをおすすめします」

 

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Nicomaria from ZACC スタイリスト
清左洋一(せいざ よういち)
髪質、ライフスタイルなどに合ったオンリーワンなヘアスタイル診断を心がけ、お客様が自宅でもスタイリングしやすい再現性のあるスタイルを常に提案。やわらかナチュラルなスタイルが得意。
Nicomaria from ZACC
Instagram

文/野邑みえ(all the way)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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