パーマ後にカラーをするとパーマが取れちゃうってホント? 髪のプロに真相を直撃【美容の常識ウソ?ホント?】
A:ウソです。
「パーマが取れるということはありません。カラーが落ちてしまうのでパーマを先にかけるのです。ただ、同時に施術するとパーマとカラー、それぞれのパフォーマンスを生かせないことがあるので、パーマ後1週間ほど間隔を空けてからカラーリングするのがベター。ただ、みなさん忙しいので同じ日に両方行いたいですよね。その場合は、根元のカラーだけならカラーを先にしてパーマをかけます。全体に染めるなら、まず根元のカラーをしてからパーマをかけ、その後に全体にカラーをします。
また、カラーリングが落ちないノンアルカリのパーマ剤を使うという手もあります。なりたい髪色や髪の状態によってケースバイケースなので美容師に相談してみるのがいいでしょう」(清左洋一 氏・以下「」内同)
Q:コールドパーマのあとにデジタルパーマをかけると、キレイにかかるってホント?
「これもウソです。コールドパーマのあとにデジタルパーマをかけることは可能。ですが、ダメージが重なり、きれいにかかることはありません。逆に、デジタルパーマのあとにコールドパーマをかけるともっと傷みます。
それぞれ“パーマ”と位置図けられていますが、種類が違います。同じ日や短い間隔でパーマを続けてかけるのは髪に負担がかかります。1度のパーマでなりたいヘアスタイルに近づけることが理想的です」
【代表的なパーマの種類と特徴】
〈コールドパーマ〉
特徴:オールマイティなヘアスタイルに対応
ロッドを巻き、髪の状態に合ったパーマ剤をつける。多様なスタイリングに対応し、濡れた状態でウエーブがはっきり出る。
〈デジタルパーマ〉
特徴:アイロンやカーラーでセットしたような巻き髪風カールを実現
パーマ剤で髪の中の結合を切った状態で、ロッド自体に電気の熱を加えてかけるパーマ。濡れた状態より乾いたちきに強くウエーブが出る。
〈エアウエーブ〉
特徴:温風の力でふんわりクセ毛風のウエーブを叶える
専用の機械を使い、50℃くらいの温風を30分ほど当ててパーマをかける。手触りややわらかく、ボリューム感のあるスタイルを作るのに最適。
「パーマの名称は決められた定義がなく美容室やメーカーによって違います。みなさんがパーマをかけるときは、事前のカウンセリングでパーマの種類ではなく、なりたいイメージを美容師にしっかり伝えることをおすすめします」

■Nicomaria from ZACC
文/野邑みえ(all the way)
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