頭皮マッサージは髪にも肌も若返り!おすすめ頭皮ケアアイテム&やり方まとめ

頭皮マッサージは育毛、白髪だけでなく肌のたるみやくすみにも効果的。髪と肌におすすめ若返り頭皮マッサージ法からお家でヘッドスパのような体験ができちゃうマッサージ器やおすすめブラシ・オイルなどをご紹介。凝り固まった頭皮をマッサージでほぐし、髪も肌も美しくなりましょう!
4つの効果
【1】抜け毛予防


アヴェニュー表参道クリニック 院長
佐藤卓士先生
岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科にて研鑽を積む
日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会認定レーザー専門医
「健康な毛髪でも、1日に約50~100本抜けるのは自然といわれています。女性の場合は、髪の長さもあるので、10本程度でも、すごくたくさん抜けてしまった!と感じるかもしれません。でも、正常な範囲であれば心配しなくても大丈夫。実際に症状が出ていなくても、予防ケアとして育毛剤や育毛成分を配合した育毛シャンプーを使用するのもよいですね。頭皮を刺激し、血行を良くする頭皮マッサージやブラッシングを毎日行うのが望ましいです」(佐藤先生)
【2】出産後の抜け毛対策
Q.出産後の抜け毛が心配。出産前からやっておくべきケアは?
A.頭皮のマッサージ。そして栄養バランスのとれた食事が重要
「オーガニックオイルを使った頭皮マッサージや、バランスのいい食生活をし、新生毛が生えやすい頭皮状態を維持して」(美香さん)
【3】目の疲れを解消
PC作業で目がしょぼしょぼ…目力復活させたい!
目周りのツボ押しや頭皮マッサージがおすすめ
「頭や目周りの血行を促進することで、目元のぱっちり感が戻ってきます。強く押しすぎないように注意」(深澤さん)
【4】美肌・リフトアップ


美容研究家
樋口賢介さん
関連記事をcheck ▶︎
「頭皮と顔は1枚の皮膚でつながっているから。本来は弾力に富んだ頭皮が顔の皮膚をしっかり支えるコルセットのような役割を担っています。
ところが、加齢やストレスなどで頭皮が固くなるとそのバランスがくずれ、乾燥やシワ、たるみや法令線を目立たせてしまうのです。
私が考案した『頭筋ストレッチ』は頭皮を4つのゾーンに分け、『ほぐす』『のばす』『鍛える』『引き上げる』というステップでケアする簡単なメソッド。これを行うだけで頭皮がほぐされて血流が良くなり、肌の潤い度や血色感がグッとアップします。
同時にリフトアップもかなうので、一気に若々しい印象に。さらに毎日行うことでシワやたるみをスッキリ解消し、ハリとツヤに満ちた若々しい素肌に生まれ変われるので、『メスのいらない整形』だと私は自負しています。大切なのは、心地いいと感じる強さで、うっとりしながら行うこと」(樋口さん)
5つのマッサージのやり方
【1】HIGUCHI式“頭筋ストレッチ”
もんでさすって、引き上げるだけの頭皮ケア
人気美容家・樋口賢介さん曰く“頭皮を引き上げると、肌も心も人生も引き上がるのよ!”とのこと。
「たったの5分で確実にキレイになれるこのメソッド、今日からさっそく実践してみてくださいね!」(樋口さん・以下「」内同)
ケアすべきはこの4ゾーン
【1】ザビエルゾーン
バラ色の肌になれるからモテ度も上がります!
「頭頂部のこと。フランシスコ・ザビエルにちなんで命名しました。ここをストレッチすると線維芽細胞が活性化して血流がアップ。顔の潤い度や血色感も上がるんです!」
【2】カチューシャゾーン
目尻のシワをケアしたりデカ目になれる重要ゾーン!
「前頭部から側頭部にかけての、まさにカチューシャをつける髪の生え際ゾーンのこと。頬から上のリフトアップに有効なので、まぶたのたるみや目尻のシワが気になる人、目元をパッチリさせたい人は、ここをしっかりほぐして!」
【3】こめかみゾーン
老廃物をきちんと流すとシワや乾燥が軽減!
「こめかみにはリンパ節があり、老廃物をここから流すことでシワや乾燥が緩和。さらに、頭筋ストレッチの最後にここを引き上げると、形状記憶効果でリフトアップできます!」
【4】サイドバックゾーン
フェースラインや額のシワをケアするならココ!
「耳の後ろから後頭部にかけてのゾーンのこと。ここをほぐして首の後ろへと流せば、フェースラインが引き上がって美しい横顔に。額のシワ も目立たなくなるわよ!」
<基本の4ステップ>
【Step.1】 5指を使ってほぐす
\カチューシャゾーンからスタート/
\サイドバックゾーンまで行ったら終了/
両手の5本の指の腹を使い、カチューシャゾーン→こめかみゾーン→ザビエルゾーン→サイドバックゾーンの順に、頭皮を押すようにマッサージし てほぐします。
各ゾーン15秒ずつ、気持ちいいと感じる程度の強さで押して。
こめかみゾーンは目尻を軽く引っ張るように、ザビエルゾーンはジリジリジリと音がするぐらい押すのがポイント。
【Step.2】手根を使ってのばす
\こめかみゾーンに手根を当てて…/
\目尻がつり上がるぐらいグイッと上にのばす/
両手の5指は真っすぐのばしたまま、こめかみゾーンに手根(手のひらの下部)を当て、上に向かってゆっくりと頭皮を動かしながら、頭筋の可動域を広げてのばします。5~10秒行って。これにより、固くなった頭皮が徐々にほぐれて動かしやすくなります。
【Step.3】ナックリングで鍛える
\指の第一関節と第二関節の間の面を使用/
\痛気持ちいいぐらいの強さで刺激して/
5指を使ったマッサージより、もっと強い力で刺激を与えられるのがナックリング。両手をグーにして、人差し指・中指・薬指の第一関節と第二関節の間の面をマッサージしたい部位に当て、ギューッと押しながら回して鍛えます。マッサージする順番は、カチューシャゾーン→こめかみゾーン→ザビエルゾーン→サイドバックゾーン。
各15秒ずつナックリングすることで、頭皮のこりがスッとほぐれて皮膚がのびるようになります。
【Step.4】手のひら全体で引き上げる
\親指と人差し指で耳をV字に挟む/
\グーッと引き上げれば形状記憶効果が/
両手の親指と人差し指の間でV字を作り、耳を挟むようにハンドプレスしながら5~10秒間、グーッと引き上げます。これは「形成」と呼ばれ、引き上げた顔の皮膚を定着させる効果が。頭筋ストレッチの最後にこの「形成」をじっくり行うことが成功のカギ。下がった筋肉に向かって、「あなたはそこにつく筋肉じゃないのよ!」と語りかけながら行いましょう!
【2】指もみヘッドマッサージ


深脳筋ヘッドセラピスト
山本幸恵さん
指もみ頭皮マッサージ基本はこうすべし
Point
・シャンプー後の清潔な頭皮状態で行うと効果的・頭皮だけでなく筋肉をつかむことを意識!
・マッサージ前に頭皮用美容液で潤いをプラス!
指もみマッサージのやり方
【Step.1】前頭部をつまみ上げる
まじめな人がこりやすい部分。親指と人さし指を使い、頭皮の基底部を捕らえて約2秒間つまむ。生え際からつむじ手前まで行う。
ここを使う!
【Step.2】側頭部を引き上げる
手を開き、頭をつかむことを意識。耳の後ろに 親指、こめかみに小指を置いて、頭皮を捕らえながら頭頂部へ5秒かけて引き上げる。10回。
こう使う!
【Step.3】頭頂部をもむ
両手を“4”の形にして、そのまま組む。頭頂部に親指の第2関節を置き、頭皮をしっかりと2秒かけて中央に寄せる。場所を変えながら10回。
ここを使う!
【Step.4】耳の後ろをプッシュ
手を握って、人さし指と中指の第2関節を使う。ひじをついて、耳後ろに拳を当て、頭の重みをかけながら周囲をまんへべんなくぐりぐり。
ここを使う!
【3】頭皮引き上げマッサージで頭皮の老化をSTOP!
【Step.1】頭皮全体を引き上げる
洗髪後、頭皮用美容液を全体に塗布し、ドライヤーで髪を乾かす。その後、5指の腹を生え際に置き、頭頂部に向かって円を描くように頭皮を引き上げる。前頭部・側頭部・後頭部の順で360°行って。痛気持ちいいぐらいの力で行うのが目安。
【Step.2】頭頂部をもみほぐす
両手を組んで頭頂部に置き、両手のひらのつけ根で頭頂部を挟むようにして、強めにほぐし上げる。ポンプで水を吸い上げるように、リズミカルに行うのがコツ。
【Step.3】後頭部をほぐし上げる
襟足のくぼみに両手の親指を置き、円を描くように後頭部全体を引き上げる。このときも痛気持ちいいぐらいの強さで行って。後頭部をほぐすと上半身の血流アップにもつながるので、首・肩こりもケアできる。
【4】超簡単「深頭筋マッサージ」
深脳筋ヘッドセラピスト 山本幸恵さん
普通のヘッドマッサージとの違いは、頭の奥深くに潜り込んだ疲れや、筋肉の緊張をもみほぐすことにより、エイジングケアはもちろん、脳疲労までに働きかけ、リラックス効果も期待できます。
【Step.1】おでこの生え際を中央にギューッと寄せる(5回)
おでこの生え際に、「ピアノの手」で両指の腹をしっかり密着させる。中央に頭皮を寄せて、2秒キープ。横ジワに縦のアプローチを!
【Step.2】おでこのこりや緩みを少しずつほぐしていく(10回)
眉の上に親指以外の指の腹を密着させて、ぐるぐると5回外回し。指1本分ずつ上にずらしながら、生え際まで同じ動作を繰り返す。
【Step.3】髪をかきあげるようにシワを引きのばす(10回)
「ピアノの手」で、おでこの生え際→側頭部までゆっくりかきあげるようにスライドする。5秒かけて、指の腹でじっくりと引き上げる。
【5】「カッサ」でヘッドマッサージ
頭皮にコリや老廃物がたまると、顔のむくみやくすみに悩まされやすくなります。
「マッサージによって頭皮が再び引き締まれば、リフトアップは簡単!」(小田切さん)
左右へ小刻みに動かしすみずみまでほぐす
カッサの角を頭皮に当て、生え際から頭頂部に向かってジグザグに動かしてほぐしていく。
側頭部もお忘れなく。頭全体が軽くなるまで繰り返して。手で行う場合は3本指を使って。
ブラシマッサージ
基本のやり方


AVEDA シニアヘッドスパ スペシャリスト
佐藤麻子さん
1分でも毎日続けることで頭皮に弾力を!
「特に、頭皮がこっている人、目の疲れや首肩のこりを感じる人はぜひ!アウトバスでスカルプエッセンスをなじませ、髪も頭皮も乾かした後に行うのがベストです。
7割くらいの力で、基本的には下から上へ頭にあるたくさんのツボも、面の大きなブラシを使えば効果的に刺激されます。血行が良くなることでエッセンスの栄養分もしっかりキャッチでき、さらにリフトアップ効果も。スタイリング前に行うと髪がボリュームアップし、シャンプー前に行うと汚れが落ちやすくなります。
コツは、少ない時間でも毎日続けること。少しずつ頭皮がほぐれていきます」(佐藤さん)
ブラシマッサージ基本はこうすべし
Point
・必ず乾いた状態で!・頭皮を傷めないクッション性のあるブラシを使用
<ブラシマッサージのやり方>
【Step.1】上から下へ整える
髪が長い人はまず毛先をほぐす。ブラシを縦に使い、トップから毛先に向けてブラッシング。髪の絡まりをほぐしながら頭皮をケア。
【Step.2】下から上へ毛穴を動かす
ブラシを横に使って、下から頭頂部へとかす。下向きになっている毛穴を動かすように、全体をブラッシング。忙しいときはこれだけでも!
【Step.3】こめかみ周りをぐりぐり
ブラシの面全体を使用。ブラシの背面を持ち、こめかみ辺りに押し当てて円を描くようにほぐし、耳の後ろも同様に。2、3回程行う。
【Step.4】頭頂部をプッシュ
ブラシの面を使う。頭頂部の、生え際から後ろに向かって、プシュッとブラシのクッションの空気が抜けるくらいの圧をかけて5回程。
【Steo.5】頭皮全体をポンポン
ブラシの柄を軽く持ち頭皮全体をポンポンとタッピング。手首のスナップを利かせてリズミカルに。脳が活性化されるような心地良さ。
おすすめグッズ【8選】
【1】MTG リファグレイス ヘッドスパ
「頭皮マッサージ機を活用するのも◎」(高橋さん)
“クワトロ3Dローラー”がつまみ上げるようにして頭皮のコリをほぐす。
価格 |
---|
¥29,800 |
【2】MTG リファカッサレイ
a.顔だけでなく、頭皮も心地よくマッサージ。
価格 |
---|
¥23,800 |
【4】アユーラ ビカッサヘッドプレート
b.頭のツボを簡単に押せる、頭部の造形を考慮した形。柔軟な頭皮に導く。
価格 |
---|
¥2,500 |
【5】パナソニック 頭皮エステ(サロンタッチタイプ)EH-HE99
c.プロが施すようなヘッドスパを自宅でできる。
価格 | 色 |
---|---|
¥12,600(編集部調べ) | ルージュピンク調 |
【6】パナソニック ドレナージュ美顔器 温感かっさ EH-SP20
A.じんわり温まって心地よく、振動してほぐす電動カッサ。
価格 |
---|
オープン価格 |
【7】コジット abundy me ローズクォーツカッサ
ローズクウォーツで作られたカッサは肌当たりがなめらかで、ひんやり心地いいのが特徴。
価格 |
---|
¥2,400 |
【8】ビーエイチ ufv エッグローラーII
美と健康に効果的なテラヘルツ波の中でも超微振動を発生させ、コリや緊張を効果的にほぐす。
価格 |
---|
¥15,800 |
*価格はすべて税抜きです。