奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「初回クーポン利用でやってはいけないこと」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第14回】
奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。今月の予言は?
今月の予言|初回クーポン利用でやってはいけないこと
髪のカラーリングや矯正は同じサロンがマストです
“キレイになると人生が100倍楽しくなる”を公約に掲げ、「あれもこれも」やってほしいことばかりを皆さんに発信している私です。だから今号の特集テーマが「キレイのためにやるべきこと、やらなくていいこと」と聞いたとき、「やらなくていいことなんてないよ」と即座に思ったのですが、ひとつだけ思いつきました。
それはシャンプーの二度洗い。以前は予洗いにシャンプー剤の使用を推奨していましたが、シャワーで充分濡らせば予洗いは不要であることがわかったので、シャンプー二度洗いはやらなくてもいいです。
こんな風に、やらなくてもいいことはほかにもあると思うので、それらは今号の特集を読者目線で読ませていただこうと思っています。
ただ、いい機会なので「やらなくていい」という優しい提言ではなく、「やっちゃいけない」という厳しい提言をひとつだけさせてください。
引き続き、髪のお話。最近、ヘアサロンの予約アプリの初回限定クーポンを利用して、複数のサロンを渡り歩く、いわゆる“初回ホッピング”が主流らしいです。お試し感覚でサロンの発掘にもつながるし、確かに利用しない手はないと思います。ただ、ヘアサロンの初回ホッピングをする際は、メニューに気をつけてください。いいですか、ここから声を大にして言います。
カラーリング、パーマ、矯正などのケミカル施術は、いくつものサロンで絶対にやってはいけません。
サロンによって、カラーリングや矯正などに使用している薬剤は異なります。薬剤を使用するだけでも髪はダメージを起こしますが、さらに傷む原因は、異なる薬剤が重なることなのです。髪に薬剤を使うとその薬剤の履歴ができ、そこに違うサロンの異なる薬剤が重なるとまた新たな履歴になり、髪に猛烈なストレスがかかります。髪は取り返しのつかないダメージ状態になるので、カラーリングや矯正、パーマは同じサロンで信頼のおけるスタイリストさんに、髪を診断してもらいながら行うことが好ましいです。
でも、各施術をそれぞれ違うサロンで行いたい人もいます。その場合は、各施術の間隔を充分にあけてください。サロンから離れている間はホームケアに注力して、髪を労りながらスタイリングしやすい状態をキープしましょう。例えばカラーの色があせたらカラートリートメント、髪のうねりが出てきたり、パーマが取れて髪がぺちゃんこになったら、髪質を改善するシャンコンを使用するなど、ホームケアに注力してください。最近はホームケア製品の質が格段に向上していますが、特にここで紹介した製品は、髪にツヤを与えながら、扱いやすい髪質にするものばかりです。
予約アプリの初回クーポンはとても便利なシステムだけれど、ヘアサロンに限っては、トリートメントあるいはカットに留めるようにすべしです。
クーポンはなかったけれどサロンホッピングを繰り返し、大失敗をした私の経験を基に「絶対にやってはいけない」ことを提言させていただきました。
【過去へタイムリープ!】40代前半 あらゆるサロンでケミカル施術を受けまくっていた頃
自分の髪がキレイにならないのは、いいサロンと出合っていないからと思い込み、いくつものサロンでカラーリングを繰り返した頃。髪が傷みでゴワゴワになっても、明るい色に染めれば柔らかく見えると信じ、ついに金髪ヘアに。さすがにやりすぎを反省、また違うサロンで黒髪に戻しと、負のスパイラルで髪が最悪の状態。ここからの復活に10年を要しました。
予言者・天野からのオススメ製品
くせによる広がりを抑え、まとまりのある髪に。
アリミノ コアミー エラプシーク シャンプー MS 250ml ¥4,180
同 ヘアマスク 235g ¥4,620(サロン専売品)
使い続けることで少しずつ髪に自然になじんで、ナチュラル&キレイにカラーリングができる。
ルプルプ オリジナル カラートリートメント 200g ¥3,300
アミノ酸系洗浄成分で、頭皮の汚れを優しく落としながらカラーリングが同時にできるカラーシャンプー。
KIWABI ROOT VANISH 300g ¥5,478
(c)青柳理都子
天野佳代子
美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て『美的GRAND』編集長に。現在はフリーランスで活動中。初の美容本『何歳からでも美肌になれる!』は大ヒット中。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容』では「年をとるのが怖くなくなる」ための美容法を紹介して大好評。毎週水曜日と土曜日の20時配信中。
『美的』2024年9月号掲載
文/天野佳代子 構成/齊藤みなみ(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。