【ダメージが蓄積したヘアのお悩み】正しい洗い方で 大人髪をしなやかに|美的GRAND
スキンケアでいうところの「洗顔」に当たるのが「シャンプー」というステップ。髪へのダメージを抑えながらトリートメントの浸透力を上げる、髪質向上を目指す大人に薦めたい洗い方とシャンプー選び。
大人の上質髪を作る髪の洗い方
プロの洗い方を意識的に観察しホームケアに落とし込んで!
シャンプー時に意識したいのは頭皮を洗うことですが、それを優先するあまり、“髪”の洗いを後回しにしていませんか?
「汚れをきちんと落とすことで、その後に与える成分が浸透しやすくなるため、第一のプロセスとして正しいシャンプーを行うのは大事なこと。髪はゴシゴシと洗ってしてしまうと、摩擦ダメージが大きくなります。髪の絡みを取ってから、空気を含ませたたっぷりの泡で摩擦を抑えながらもしっかりと洗うことが基本です」
参考になるのは、美容師さんの洗い方。
「シャンプーする前と後に、しっかりとお湯ですすぎます。頭皮にお湯を当てながら、片方の手を動かしてすみずみまで流しますよね。シャンプーは頭皮で泡立てているんです。一度じっくりと確認し、それをホームケアにも取り入れてみてください」
泡で摩擦レスに!正しい洗い方で大人髪をしなやかに

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1.洗う前にブラッシング
毛先

根元から

髪を濡らす前にブラシを使って毛先→中間→根元の順でとかしておく。「髪の絡まりをほぐして汚れを浮かせ、シャンプーの泡で汚れを落としやすくします。毛流れが整うためシャンプー時の摩擦も軽減。絡まりがほぐれにくいロングの人は、毛先だけアウトバストリートメントをつけてからとかすのも有効」
2.お湯で充分に予洗いを

1分以上かけて頭皮までしっかり濡らしておけば、シャンプーの泡立ちがアップ。お湯は40℃程度が理想的。「皮脂があるため水をはじきやすく、濡らしたつもりでも不完全な人がほとんど。両手を使って頭皮を洗うように、すみずみまで濡らします。シャワーヘッドを直接頭皮に当てて濡らすのもアリです」
シャワーはじか当てでも!

3.シャンプーを手のひらで乳化

シャンプーは手のひらに適量を出し、少量のお湯を足して緩めながら乳化させる。「泡立ててから頭皮に、と言われることもありますが、シャンプーは洗顔料と違って手では泡が作りにくい。お湯で緩めたシャンプーを頭皮につけ、頭皮をこするようにするとしっかり泡立ちます。シャンプー自体を直接頭皮につけるのは、泡立てにくく、すすぎ残しが出やすいので避けて」
4.泡で髪を洗う
生え際で泡立てる

襟足

全体を泡で!

緩めたシャンプーはまずおでこ周りの生え際につけ、泡立てながら襟足へ。頭頂部や後頭部にものばし、髪全体にたっぷりの泡を広げてもみ込みながら洗う。「おでこの生え際は皮脂腺が多くメイク残りもあるため、最初になじませます。凹凸のある襟足は汚れが残りやすく、頭頂部も皮脂が出やすい箇所。豊かな泡で髪を摩擦させないように洗います」
5.ザッとコーミング

全体を洗ったら、すすぐ前に目の粗いコームで軽くとかす。「特にロングやネコっ毛の人はこうしておくと髪と髪の間に水が通りやすくなり、すすぎ時間を短縮できます。後に使うトリートメントののりも良くなります」
6.しっかりすすぐ

シャンプーのすすぎ残しは頭皮トラブルにつながるため、頭皮から良くすすぐのが肝心。「このときも、両手で髪をかき分けて頭皮を洗うようにしながらすすぎます。上を向いてすすぐ場合は襟足、下を向いてすすぐ場合は生え際が残りやすいので特に意識して」
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
個性や魅力を最大限に引き出すヘア&メイクを得意とし、多様な分野で活躍中。美容師の知識と経験を生かし、ヘアケアのプロダクツも開発。